2023.02.03
毎週金曜日更新!?
★月陸編集部★
攻め(?)のアンダーハンド
リレーコラム🔥
毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ!
陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。
編集スタッフが週替りで綴って行きたいと思います。
暇つぶし程度にご覧ください!
第182回「自分の物語」(船越陽一郎)
自分のどれだけしょぼくれた人生であっても、自分自身の物語の主人公は自分であると思います。自分で判断して自分で行動して、その結果に喜んだり後悔したり・・・。今この行動がどう将来の自分にどう結びつくのか。自分のことばっかりを考えて生きてきました。
ところが、ある時それが変わってしまいました。
どう行動すれば、そいつの為になるのだろうか……。
誰かのために生きているという感じ。
大袈裟な言い方をすれば、自分の物語の主人公が替わってしまったような感じです。

ある時というのは本当に単純なもので、私に子供が出来た時です。
この子の為に今自分が成すべきことはこれでいいのか?
この子が大きく成長していくために私はこのままでいいのか?
私の中の基準が大きく変わってしまったような気がします。これが、良いことなのか悪いことなのかはわかりませんし、責任感が強くなったのかと問われると違うような気もしますし、ただ自分の中に新しい視点ができたことには間違いない様です。
私の場合は親になってこういう気持ちになりましたが、この感じは親になるだけではなく たとえば先生であったり、監督であったり、コーチであったり、指導者の方々にもあるものなのでしょうか。
この子の為に今自分が成すべきことはこれでいいのか?
この子が大きく成長していくために私はこのままでいいのか?
高校生の時に今の様な考え方ができたら良かったのに・・・。
そしたら、あの時ひたすら怖かった先生の見え方が多少は違ってみえたのかもしれないですね。
そういえば、駒澤大学の大八木監督は教え子の学生を「子供たち」とおっしゃられていましたが、そういうご心境なのでは? もちろん、私とは次元が違いすぎてそのご心境を推し測ることはできませんが……。
| 船越陽一郎(ふなこし・よういちろう) 月刊陸上競技写真部 1974年12月生まれ 172cm ○0kg 福岡県春日市出身 小学生の時に身体が弱く 喘息持ちだったため、鍛えるためにラグビーを始め「走れば治る」が口癖のドSのコーチに肉体改造される。大学までラグビーを続けるも卒業と同時に引退。何を思ったか社会人でボクシングを始める。戦績 3戦3敗(3KO負け) 秘密兵器の左フックを編み出すも、秘密のまま引退。なんじゃかんじゃあって現在に至る。 |
第182回「自分の物語」(船越陽一郎)
自分のどれだけしょぼくれた人生であっても、自分自身の物語の主人公は自分であると思います。自分で判断して自分で行動して、その結果に喜んだり後悔したり・・・。今この行動がどう将来の自分にどう結びつくのか。自分のことばっかりを考えて生きてきました。 ところが、ある時それが変わってしまいました。 どう行動すれば、そいつの為になるのだろうか……。 誰かのために生きているという感じ。 大袈裟な言い方をすれば、自分の物語の主人公が替わってしまったような感じです。
ある時というのは本当に単純なもので、私に子供が出来た時です。
この子の為に今自分が成すべきことはこれでいいのか?
この子が大きく成長していくために私はこのままでいいのか?
私の中の基準が大きく変わってしまったような気がします。これが、良いことなのか悪いことなのかはわかりませんし、責任感が強くなったのかと問われると違うような気もしますし、ただ自分の中に新しい視点ができたことには間違いない様です。
私の場合は親になってこういう気持ちになりましたが、この感じは親になるだけではなく たとえば先生であったり、監督であったり、コーチであったり、指導者の方々にもあるものなのでしょうか。
この子の為に今自分が成すべきことはこれでいいのか?
この子が大きく成長していくために私はこのままでいいのか?
高校生の時に今の様な考え方ができたら良かったのに・・・。
そしたら、あの時ひたすら怖かった先生の見え方が多少は違ってみえたのかもしれないですね。
そういえば、駒澤大学の大八木監督は教え子の学生を「子供たち」とおっしゃられていましたが、そういうご心境なのでは? もちろん、私とは次元が違いすぎてそのご心境を推し測ることはできませんが……。
| 船越陽一郎(ふなこし・よういちろう) 月刊陸上競技写真部 1974年12月生まれ 172cm ○0kg 福岡県春日市出身 小学生の時に身体が弱く 喘息持ちだったため、鍛えるためにラグビーを始め「走れば治る」が口癖のドSのコーチに肉体改造される。大学までラグビーを続けるも卒業と同時に引退。何を思ったか社会人でボクシングを始める。戦績 3戦3敗(3KO負け) 秘密兵器の左フックを編み出すも、秘密のまま引退。なんじゃかんじゃあって現在に至る。 |
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.11.06
10000m記録挑戦競技会は日体大競技会など3大会と併催 参加資格男子は34分ターゲット
2025.11.06
RIKUJOフェスティバルに勝木隼人、赤松諒一、佐藤早也伽らトップ選手が参加
-
2025.11.05
-
2025.11.05
-
2025.11.05
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.11.02
-
2025.11.02
-
2025.11.03
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.10.18
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.06
クイーンズ駅伝エントリー発表! 日本郵政グループ・廣中璃梨佳、積水化学・新谷仁美、しまむら・安藤友香らが登録 第一生命グループは鈴木優花が外れる
11月6日、日本実業団連合は第45回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)のエントリー選手を発表した。 前回4年ぶり4回目の優勝を飾ったJP日本郵政グループはVメンバーの鈴木亜由子、廣中璃梨佳、菅田雅香ら全員が登録。 […]
2025.11.06
10000m記録挑戦競技会は日体大競技会など3大会と併催 参加資格男子は34分ターゲット
関東学生陸上競技連盟は、主催の10000m記録挑戦競技会について、今年は11月15日の日体大長距離競技会(横浜市・日体大健志台)、11月22日のMARCH対抗戦(東京・町田市)、11月22日の東海大長距離競技会(秦野市) […]
2025.11.06
RIKUJOフェスティバルに勝木隼人、赤松諒一、佐藤早也伽らトップ選手が参加
11月6日、日本陸連は11月29日に開催される「RIKUJO フェスティバル in 国立競技場」に参加するゲストアスリートを発表した。 同イベントは連盟創立100周年を記念して開かれるもの。参加者とトップアスリートが一緒 […]
2025.11.05
全国高校駅伝都道府県代表出そろう 前年V佐久長聖&長野東など 最速は男女とも仙台育英 6日から地区大会順次開幕
全国高校駅伝の出場権を懸けた都道府県高校駅伝が11月4日の埼玉をもってすべて終了し、都道府県代表がすべて出そろった。 昨年の全国大会は男子が佐久長聖、女子は長野東といずれも長野勢が優勝を遂げた。全国2連覇中の佐久長聖は県 […]
Latest Issue
最新号
2025年11月号 (10月14日発売)
東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望