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2021.08.28

編集部コラム「月陸の歴史も切り開いた田中選手」
編集部コラム「月陸の歴史も切り開いた田中選手」

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毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ!
陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。
編集スタッフが週替りで綴って行きたいと思います。
暇つぶし程度にご覧ください!

第109回「月陸の歴史も切り開いた田中選手(井上 敦)

先日、甲子園で行われた女子の高校硬式野球選手権決勝をチラっと見て、何だかわからないけど、目がうるみました。高校球児の聖地と言われていますが、時代は変わっています。来年以降もうまく調整して女子の試合も組み込めたらいいですね。

時代が変わったといえば、東京五輪。あれからもう3週間が経ちます。陸上競技では日本選手も2つのメダル(銀1、銅1)を含めた入賞は9と戦後の五輪では最多でした。他競技のメダルラッシュの影に隠れておりますが、49年ぶりとか、57年ぶりとか、史上初といったものもありました。

中でも、本誌9月号の表紙を飾った女子1500mの田中希実選手(豊田自動織機TC)の8位入賞は驚きました。まさか、中距離で日本人が五輪入賞するとは。翌日の新聞では他競技に押されて、扱いは小さかったのですが、日本陸上界にとっては大きな、大きな歴史を作ったと思います。

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なかなか中距離(特に1500m)では、世界に勝ち上がるどころか、出場することすら、日本選手には難しいと言われていました。それが、出場するだけでなく、ラウンドを勝ち上がって入賞――。個人的には男子100mで日本人選手が決勝に進むぐらいの歴史的偉業と思います。

記録面でも目を見張るものがあります。予選で4分02秒33の日本新を出すと、準決勝ではさらに更新して3分59秒19、決勝は3分59秒95と2レース連続で3分台をマークしました。東京五輪前の自己記録(日本記録)が7月17日のホクレン・ディスタンスチャレンジ千歳大会で出した4分04秒08でしたので、3週間足らずで5秒近くも縮めたことになります。

短期間の更新幅もびっくりでしたが、女子1500m3分台も日本のこれまでの競技水準を考えると驚異的です。ちなみに準決勝の3分59秒19は世界歴代84位になります。

その田中選手は、月刊陸上競技にも大きな歴史を残しました。

先ほど9月号の表紙について触れましたが、五輪報道を掲載した本誌で1500mの選手が表紙を飾ったのは初めてなんです。下記は月陸創刊(1967年7月号~)後、五輪報道号の表紙に登場した選手の一覧です。

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●月刊陸上競技・五輪報道号の表紙
68年(メキシコ) 11月号 男子100m準決勝1組(飯島秀雄選手、J.ハインズ選手ら)
72年(ミュンヘン) 10月号 男子400mHメダルセレモニー(金メダルのJ.アキ・ブア選手/47秒82の世界新)
76年(モントリオール) 8月号増刊 男子800mのA.ファントレナ選手(1分43秒50の世界新)
80年(モスクワ) 9月号 瀬古利彦選手(10000m日本新=7月7日DNガラン)、日本選手不参加のモスクワ大会は中面カラー
84年(ロサンゼルス) 9月号増刊 カール・ルイス選手
88年(ソウル) 10月号増刊 F.ジョイナー選手
88年(ソウル) 11月号 女子100m(F.ジョイナー選手ら)
92年(バルセロナ) 9月号 V.エゴロワ選手&有森裕子選手(女子マラソン)
92年(バルセロナ) 9月号増刊 黄永祚選手&森下広一選手(男子マラソン)
92年(バルセロナ) 10月号 日本男子4×100mR
96年(アトランタ) 9月号 有森裕子選手(女子マラソン)
00年(シドニー) 11月号 高橋尚子選手(女子マラソン)
04年(アテネ) 10月号 室伏広治選手(男子ハンマー投)&野口みずき選手(女子マラソン)
08年(北京) 10月号 日本男子4×100mR
12年(ロンドン) 9月号 室伏広治選手(男子ハンマー投)
12年(ロンドン) 10月号 日本男子4×100mR
16年(リオ) 10月号 日本男子4×100mR
21年(東京) 9月号 田中希実選手(女子1500m)

大会会期と発売日の関係で、増刊を出したり、2号にまたがっての報道をしていますが、1500mは勝負優先となることが多く、その分記録水準がやや下がって印象的なレースにはなりづらいです。そうなれば、表紙には難しくなります。中距離では45年前のモントリオール大会のファントレナ選手ですが、この時は世界新記録。さらに400mとの2冠でした(400mと800mの2冠はこの時だけ)。

メキシコ大会(飯島選手)後は海外選手が続き、再び日本人選手が表紙を飾るようになったのはバルセロナ大会。リオ大会までの7大会は男女のマラソン、男子4×100mリレー、男子ハンマー投の室伏選手に限られていました。

編集部では事前に表紙候補をいくつか挙げていたのですが、大会前は田中選手の表紙は想像していませんでした。それだけ衝撃度が本誌編集部の中でもかなり高かった、ということです。

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先日も1000mで日本記録を打ち立てましたが、今後の活躍も注目したいです。と、同時に男女問わず他の中距離選手には大きな刺激となったはず。既存の常識や殻を打ち破って、世界のトップを目指してほしいと思います。

井上 敦(いのうえ あつし)
1978年8月生まれ。新潟市江南区出身。横越中→新潟明訓高→某大学(陸上では有名だが、陸上部に入っていないので匿名)。月刊陸上競技編集部には2015年6月中旬から在籍。中学で陸上部に入部して最初は100mを始めたものの、その年の東京世界選手権でファイナリストとなった高野進選手に憧れて400mに転向。しかし、3年間で個人では県大会に進めなかったうえに、中3秋の駅伝で区間賞獲得やチームの県大会出場でまたまた転向を決意。高校では中距離をメインに、2年時の県新人大会1500mで6位入ったのが最高成績。

編集部コラム第108回「特別な存在」(山本)
編集部コラム第107回「オリンピックの価値」(向永)
編集部コラム第106回「どうしても気になるどうでもいいこと」(船越)
編集部コラム第105回「東京五輪ついに開幕!!!」(小川)
編集部コラム第104回「オリンピックの思い出とインターハイ」(松永)
編集部コラム第103回「五輪メダリストのトリビア」(大久保)
編集部コラム第102回「あたたかい目」(井上)
編集部コラム第101回「4年サイクル」(山本)
編集部コラム第100回「誰がために月陸はある」(向永)
編集部コラム第99回「『9』秒台」(小川)
編集部コラム第98回「いいわけ」(船越)
編集部コラム第97回「My Privacy」(松永)
編集部コラム第96回「追い風最高記録」(大久保)
編集部コラム第95回「競技会に必要なもの」(井上)
編集部コラム第94回「メンタルトレーニング」(山本)
編集部コラム第93回「努力は報われた」(向永)
編集部コラム第92回「2年ぶりの織田記念」(小川)
編集部コラム第91回「エゴイスト」(船越)
編集部コラム第90回「あらためて100m10秒台ってすごいタイムですよね??」(松永)
編集部コラム第89回「学生競技会の華 大学対校戦!」(大久保)
編集部コラム第88回「U20世界選手権の上位候補をリサーチ!」(井上)
編集部コラム第87回「編集部コラム「郷土の応援」(山本)
編集部コラム第86回「あこがれの松田耕作記者」(向永)
編集部コラム第85回「スポーツのチカラ」(小川)
編集部コラム第84回「初心」(船越)
編集部コラム第83回「高校生にとってのインターハイ」(松永)
編集部コラム第82回「2020年世界リストTop10入り日本人選手」(大久保)
編集部コラム第81回「〝きっかけ〟の提供を」(井上)
編集部コラム第80回「一番アツい夏」(山本)
編集部コラム第79回「前向きな言葉という魔法」(向永)
編集部コラム第78回「自分なりの『答え』を探す」(小川)
編集部コラム第77回「カメラマンの箱根駅伝」(船越)
編集部コラム第76回「専門誌記者の箱根駅伝」(松永)
編集部コラム第75回「データで見る箱根駅伝当日エントリー変更」(大久保)
編集部コラム第74回「2020年を振り返って」(井上)
編集部コラム第73回「プレッシャーとの向き合い方」(山本)
編集部コラム第72回「陸上競技のイメージを変えたい」(向永)
編集部コラム第71回「2020年ラストスパート!!」(小川)
編集部コラム第70回「理不尽なこと」(船越)
編集部コラム第69回「這い上がる」(松永)
編集部コラム第68回「都道府県対抗 男子十種競技選手権」(大久保)
編集部コラム第67回「都大路も高速レースの予感」(井上)
編集部コラム第66回「陸上競技を続けると……?」(山本)
編集部コラム第65回「強い選手の共通点?パート2」(向永)
編集部コラム第64回「2020年シーズンはまだこれから!!」(小川)
編集部コラム第63回「質と量」(船越)
編集部コラム第62回「たかが2cm、されど2cm」(松永)
編集部コラム第61回「都道府県対抗 女子七種競技選手権」(大久保)
編集部コラム第60回「キソの大切さ」(井上)
編集部コラム第59回「思い込みを捨てる」(山本)
編集部コラム第58回「それ、ドーピングだよ」(向永)
編集部コラム第57回「東京五輪へ“もう1度”あと1年」(小川)
編集部コラム第56回「魔法の言葉」(船越)
編集部コラム第55回「月陸ってどんな雑誌?」(松永)
編集部コラム第54回「インターハイ種目別学校対抗(女子編)」(大久保)
編集部コラム第53回「明確なビジョン」(井上)
編集部コラム第52回「人間性を磨く」(山本)
編集部コラム第51回「指が痛い。」(向永)
編集部コラム第50回「温故知新」(小川)
編集部コラム第49回「対面取材」(船越)
編集部コラム第48回「日本選手権優勝者を世代別にまとめてみた」(松永)
編集部コラム第47回「インターハイ種目別学校対抗(男子編)」(大久保)
編集部コラム第46回「月陸に自分が載った」(井上)
編集部コラム第45回「陸上競技と関わり続ける」(山本)
編集部コラム第44回「逃げるとどうなる?」(向永)
編集部コラム第43回「成長のヒント」(小川)
編集部コラム第42回「日本実業団記録」(大久保)
編集部コラム第41回「思い出の2016年長野全中」(松永)
編集部コラム第40回「葛藤」(船越)
編集部コラム第39回「何も咲かない寒い日は……」(井上)
編集部コラム第38回「社会の一員としての役割」(山本)
編集部コラム第37回「大学生、高校生、中学生に光を」(向永)
編集部コラム第36回「Tokyo 2020+1」(小川)
編集部コラム第35回「善意」(船越)
編集部コラム第34回「ピンチをチャンスに」(松永)
編集部コラム第33回「日本記録アラカルト」(大久保)
編集部コラム第32回「独断で選ぶ2019年度高校陸上界5選」(井上)
編集部コラム第31回「記録と順位」(山本)
編集部コラム第30回「答えを見つけ出す面白さ」(向永)
編集部コラム第29回「初めてのオリンピック」(小川)
編集部コラム第28回「人生意気に感ず」(船越)
編集部コラム第27回「学生駅伝〝区間賞〟に関するアレコレ」(松永)
編集部コラム第26回「2019年度 陸上界ナンバーワン都道府県は?」(大久保)
編集部コラム第25回「全国男子駅伝の〝私見〟大会展望」(井上)
編集部コラム第24回「箱根駅伝の高速化を検証」(山本)
編集部コラム番外編「勝負師の顔」(山本)
編集部コラム第23回「みんなキラキラ」(向永)
編集部コラム第22回「国立競技場」(小川)
編集部コラム第21回「〝がんばれ〟という言葉の力と呪縛」(船越)
編集部コラム第20回「日本記録樹立者を世代別にまとめてみた」(松永)
編集部コラム第19回「高校陸上界史上最強校は?(女子編)」(大久保)
編集部コラム第18回「独断で選ぶ全国高校駅伝5選」(井上)
編集部コラム第17回「リクジョウクエスト2~そして月陸へ~」(山本)
編集部コラム第16回「強い選手の共通点?」(向永)
編集部コラム第15回「続・ドーハの喜劇?」(小川)
編集部コラム第14回「初陣」(船越)
編集部コラム第13回「どうなる東京五輪マラソン&競歩!?」(松永)
編集部コラム第12回「高校陸上界史上最強校は?(男子編)」(大久保)
編集部コラム第11回「羽ばたけ日本の中距離!」(井上)
編集部コラム第10回「心を動かすもの」(山本)
編集部コラム第9回「混成競技のアレコレ」(向永)
編集部コラム第8回「アナウンス」(小川)
編集部コラム第7回「ジンクス」(船越)
編集部コラム第6回「学生駅伝を支える主務の存在」(松永)
編集部コラム第5回「他競技で活躍する陸上競技経験者」(大久保)
編集部コラム第4回「とらんすふぁ~」(井上)
編集部コラム第3回「リクジョウクエスト」(山本)
編集部コラム第2回「あんな選手を目指しなさい」(向永)
編集部コラム第1回「締め切りとIHと五輪」(小川)

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第109回「月陸の歴史も切り開いた田中選手(井上 敦)

先日、甲子園で行われた女子の高校硬式野球選手権決勝をチラっと見て、何だかわからないけど、目がうるみました。高校球児の聖地と言われていますが、時代は変わっています。来年以降もうまく調整して女子の試合も組み込めたらいいですね。 時代が変わったといえば、東京五輪。あれからもう3週間が経ちます。陸上競技では日本選手も2つのメダル(銀1、銅1)を含めた入賞は9と戦後の五輪では最多でした。他競技のメダルラッシュの影に隠れておりますが、49年ぶりとか、57年ぶりとか、史上初といったものもありました。 中でも、本誌9月号の表紙を飾った女子1500mの田中希実選手(豊田自動織機TC)の8位入賞は驚きました。まさか、中距離で日本人が五輪入賞するとは。翌日の新聞では他競技に押されて、扱いは小さかったのですが、日本陸上界にとっては大きな、大きな歴史を作ったと思います。 なかなか中距離(特に1500m)では、世界に勝ち上がるどころか、出場することすら、日本選手には難しいと言われていました。それが、出場するだけでなく、ラウンドを勝ち上がって入賞――。個人的には男子100mで日本人選手が決勝に進むぐらいの歴史的偉業と思います。 記録面でも目を見張るものがあります。予選で4分02秒33の日本新を出すと、準決勝ではさらに更新して3分59秒19、決勝は3分59秒95と2レース連続で3分台をマークしました。東京五輪前の自己記録(日本記録)が7月17日のホクレン・ディスタンスチャレンジ千歳大会で出した4分04秒08でしたので、3週間足らずで5秒近くも縮めたことになります。 短期間の更新幅もびっくりでしたが、女子1500m3分台も日本のこれまでの競技水準を考えると驚異的です。ちなみに準決勝の3分59秒19は世界歴代84位になります。 その田中選手は、月刊陸上競技にも大きな歴史を残しました。 先ほど9月号の表紙について触れましたが、五輪報道を掲載した本誌で1500mの選手が表紙を飾ったのは初めてなんです。下記は月陸創刊(1967年7月号~)後、五輪報道号の表紙に登場した選手の一覧です。 ●月刊陸上競技・五輪報道号の表紙 68年(メキシコ) 11月号 男子100m準決勝1組(飯島秀雄選手、J.ハインズ選手ら) 72年(ミュンヘン) 10月号 男子400mHメダルセレモニー(金メダルのJ.アキ・ブア選手/47秒82の世界新) 76年(モントリオール) 8月号増刊 男子800mのA.ファントレナ選手(1分43秒50の世界新) 80年(モスクワ) 9月号 瀬古利彦選手(10000m日本新=7月7日DNガラン)、日本選手不参加のモスクワ大会は中面カラー 84年(ロサンゼルス) 9月号増刊 カール・ルイス選手 88年(ソウル) 10月号増刊 F.ジョイナー選手 88年(ソウル) 11月号 女子100m(F.ジョイナー選手ら) 92年(バルセロナ) 9月号 V.エゴロワ選手&有森裕子選手(女子マラソン) 92年(バルセロナ) 9月号増刊 黄永祚選手&森下広一選手(男子マラソン) 92年(バルセロナ) 10月号 日本男子4×100mR 96年(アトランタ) 9月号 有森裕子選手(女子マラソン) 00年(シドニー) 11月号 高橋尚子選手(女子マラソン) 04年(アテネ) 10月号 室伏広治選手(男子ハンマー投)&野口みずき選手(女子マラソン) 08年(北京) 10月号 日本男子4×100mR 12年(ロンドン) 9月号 室伏広治選手(男子ハンマー投) 12年(ロンドン) 10月号 日本男子4×100mR 16年(リオ) 10月号 日本男子4×100mR 21年(東京) 9月号 田中希実選手(女子1500m) 大会会期と発売日の関係で、増刊を出したり、2号にまたがっての報道をしていますが、1500mは勝負優先となることが多く、その分記録水準がやや下がって印象的なレースにはなりづらいです。そうなれば、表紙には難しくなります。中距離では45年前のモントリオール大会のファントレナ選手ですが、この時は世界新記録。さらに400mとの2冠でした(400mと800mの2冠はこの時だけ)。 メキシコ大会(飯島選手)後は海外選手が続き、再び日本人選手が表紙を飾るようになったのはバルセロナ大会。リオ大会までの7大会は男女のマラソン、男子4×100mリレー、男子ハンマー投の室伏選手に限られていました。 編集部では事前に表紙候補をいくつか挙げていたのですが、大会前は田中選手の表紙は想像していませんでした。それだけ衝撃度が本誌編集部の中でもかなり高かった、ということです。 先日も1000mで日本記録を打ち立てましたが、今後の活躍も注目したいです。と、同時に男女問わず他の中距離選手には大きな刺激となったはず。既存の常識や殻を打ち破って、世界のトップを目指してほしいと思います。
井上 敦(いのうえ あつし) 1978年8月生まれ。新潟市江南区出身。横越中→新潟明訓高→某大学(陸上では有名だが、陸上部に入っていないので匿名)。月刊陸上競技編集部には2015年6月中旬から在籍。中学で陸上部に入部して最初は100mを始めたものの、その年の東京世界選手権でファイナリストとなった高野進選手に憧れて400mに転向。しかし、3年間で個人では県大会に進めなかったうえに、中3秋の駅伝で区間賞獲得やチームの県大会出場でまたまた転向を決意。高校では中距離をメインに、2年時の県新人大会1500mで6位入ったのが最高成績。
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2024.04.18

Onから人気のサポートランニングシューズがアップデート!「Cloudrunner 2」が4月18日より発売開始

スイスのスポーツブランド「On(オン)」および、オン・ジャパンは、サポート性や快適性が進化した第2世代の「Cloudrunner 2(クラウドランナー 2)」を、4月18日からOn オフィシャルオンラインショップ、On […]

NEWS U20アジア選手権・女子100mの山形愛羽、女子400mHの瀧野未来が出場辞退

2024.04.18

U20アジア選手権・女子100mの山形愛羽、女子400mHの瀧野未来が出場辞退

日本陸連は4月18日、ドバイで行われるU20アジア選手権(4月24~27日)の日本代表で女子100mの山形愛羽(福岡大)、女子400mハードルの瀧野未来(立命大)が出場を辞退すると発表した。 昨年のインターハイの女子10 […]

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