編集部コラム「続・ドーハの喜劇?」

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第15「続・ドーハの喜劇?(小川雅生)

 ドーハ世界選手権が終わって、はや3週間。2019年のトラック&フィールド・シーズンは残すところあとわずか。

 代わってロード・シーズンが本格化し、季節は〝熱い冬〟へと向かいます。

 今回は、ドーハ世界選手権の個人的な振り返りを……。

 本誌10月号の別冊付録『世界陸上ドーハ観戦ガイド』に、「各国スペシャリストの金メダリスト予想」が掲載されています。その中の私の予想の結果を発表します。

 49種目中の的中数は……

 23種目。

 詳細は以下の通りでした。

●優勝予想の結果 ※×の右は優勝者

【男子】
100m コールマン(USA) 
200m ライルズ(USA) 
400m ノーマン(USA) × ガーディナー(BAH)
800m アモス(BOT) × ブレイジャー(USA)
1500m チェルイヨット(KEN)
5000m バレガ(ETH) × エドリス(ETH)
10000m チェプテゲイ(UGA) 
マラソン キルイ(KEN) × デシサ(ETH)
110mH マクレオド(JAM) × ホロウェイ(USA)
400mH ワルホルム(NOR) 
3000mSC キゲン(KEN) ×
20kmW 山西利和(JPN) 
50kmW 鈴木雄介(JPN) 
4×100mR 日本 × アメリカ
4×400mR アメリカ 
走高跳 戸邉直人(JPN) × バルシム(QAT)
棒高跳 ケンドリックス(USA) 
走幅跳 エチェバリア(CUB) × ゲイル(JAM)
三段跳 テイラー(USA) 
砲丸投 ウォルシュ(NZL) × コヴァクス(USA)
円盤投 ストール(SWE) 
ハンマー投 ファイデク(POL) 
やり投 ホフマン(GER) × ピータース(GRN)
十種競技 マイヤー(FRA) × カウル(GER)

【女子】
100m トンプソン(JAM) × フレイザー・プライス(JAM)
200m ミラー・ウイボ(BAH) × アッシャー・スミス(GBR)
400m ミラー・ウイボ(BAH) × ナセル(BRN)
800m ウィルソン(USA) × ナカーイ(UGA)
1500m ミューアー(GBR) × ハッサン(NED)
5000m オビリ(KEN) 
10000m オビリ(KEN) × ハッサン(NED)
マラソン サルペーター(ISR) × チェプンゲティチ(KEN)
100mH ウィリアムス(JAM) × アリ(USA)
400mH ムハンマド(USA) 
3000mSC チェプコエチ(KEN) 
20kmW 楊家玉(CHN) × 劉 虹(CHN)
50kmW 劉 虹(CHN) × 梁 瑞(CHN)
4×100mR ジャマイカ 
4×400mR アメリカ 
走高跳 ラシツケネ(ANA) 
棒高跳 モリス(USA) × シドロワ(ANA)
走幅跳 ミハンボ(GER) 
三段跳 ロハス(VEN) 
砲丸投 鞏立姣(CHN) 
円盤投 ペルコヴィチ(CRO) × ペレス(CUB)
ハンマー投 プライス(USA) 
やり投 呂會會 (CHN) × バーバー(AUS)
七種競技 ティアム(BEL) × ジョンソン・トンプソン(GBR)

【男女】
4×400mR アメリカ 
自己ベストを37cmも更新する8m69(世界歴代10位)をマークして〝番狂わせ〟を演じた男子走幅跳のゲイル

 この企画自体は五輪を含めて長く掲載してきましたが、私が担当したのは今回が初めて。締め切りの関係で各国のエントリーが読めない状況だったとはいえ、5割にも満たない結果は不甲斐ない限りです。

 特に、女子の200mと400m、1500mと5000mが同日というスケジュールを見落としたのは痛恨でした。

 最多的中がMel Watman氏(英国/Athletics International)の26種目で、的中率でただ1人の5割超え。私は14人中3位だったので、それだけ今大会は予想が難しかったのだと言えるでしょう。

 14人全員が同じ選手を予想した種目は男子が200m、4×400mリレー、十種競技、女子は800m、3000m障害、走高跳、七種競技の計7種目ありましたが、そのうち3種目(男子十種競技、女子800m・七種競技)が外れました。

 このほか、全員が外した種目は男子が400m、5000m、110mハードル、走幅跳、砲丸投、やり投、女子は20km競歩、50km競歩、やり投の9種目。こちらも、スタートリストを見れば予想が明らかに変わったものもありますが、結果は結果。その情報を集め切れなかったということです。

 とはいえ、この優勝者の表の中に日本勢が2人入ってくれたのは、うれしい限りです。男子20km競歩の山西利和選手(愛知製鋼)は10人が名前を挙げるほど〝本命〟と見られた中での金メダルは、本当に素晴らしいと思います。

 来年の東京五輪は、今回のチャンピオンたちが優勝争いの中心になるでしょう。男子100mのクリスチャン・コールマン、200mのノア・ライルズの米国コンビが2種目に出て2冠を争うことになれば、大会のハイライトになることは間違いなし。

 今大会は各種目とも非常にハイレベルでしたが、世界新記録が誕生した女子400mハードルはもちろん、男子4×100mリレー、男子砲丸投、女子400mなどでも、「NEW WORLD RECORD」の文字が躍る可能性は十分あります。

 そして何より、ハリーファ・スタジアムで流れた君が代を、新国立競技場でもう1度聞きたい!

 ちなみに、来年の東京五輪でこの企画を継続するかどうかは……未定です(笑)。

小川雅生(おがわ・まさお)
月刊陸上競技編集部 部長
1977年7月12日生まれ、後厄の42歳。173cm、71kg、AB型。大阪府東大阪市で出生、兵庫県尼崎市育ち。塚口中→尼崎北高→甲南大。3つ年上の兄の影響で中学から陸上部に入り、大学まで取り組む(専門種目はハードル)。塚口中3年の時、OBで1992年バルセロナ五輪男子走幅跳代表の森長正樹さんの壮行会で生徒会長として花束を渡したが、当時の新聞には私の隣にいた書記のコメントが載っていたという実績を持つ。今季の目標は体重と尿酸値(8.9)の短縮。

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