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2021.10.15

編集部コラム「高校駅伝の試走にチャリ?」
編集部コラム「高校駅伝の試走にチャリ?」

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編集スタッフが週替りで綴って行きたいと思います。
暇つぶし程度にご覧ください!

第116回「高校駅伝の試走にチャリ?」(井上 敦)


秋も少しずつ深まってきました。先日まで半袖姿でも汗びっしょりなんてこともありましたが、ここ数日は長袖が欲しくなり、夜も布団が厚くなってきました。

ということは、ロードレースのシーズンが本格化します。先日、出雲全日本大学選抜駅伝が行われましたが、あさって(10月17日)からは、全国高校駅伝(12月26日/京都)の予選会となる都道府県高校駅伝が始まります。17日は青森と宮城。最後は11月14日の岐阜と三重まで1ヵ月にわたり都大路を目指して、各地で激戦が展開されるでしょう。

私も四半世紀以上前になりますが、高校駅伝県大会に出場しました。中距離が専門だったので担当区間は2区(3km)でした。

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最近は昔の記憶がだんだんあいまいになってきましたが、当時のことは少しだけ覚えています。

1年生の時のこと。

現在こそ、専門的な指導者がいらっしゃって力のある選手も集まり、インターハイ優勝や女子の都大路出場など、たくさんの実績がある母校(下のプロフィール参照)ですが、私の頃は基本的に生徒主導の部活運営。当時は同好会やサークルに近い雰囲気でした。もちろん、専用バスなんてありません。

駅伝コースの試走をするため、バス会社からバスをチャーターして、現場まで行くなんてことは高校生の頭の中にまったくなく、公共交通機関を使って移動していました。

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電車に乗ってコースの最寄り駅まで行くのは簡単ですが、問題はそこから。顧問の先生だったか、先輩の保護者が車を出してもらいましたが、確か1台だったと記憶しています。乗る人数は限られます。

発着点の競技場まで2km余り。競技場に行くのはともかく、コースは折り返し1回のフルマラソンコースだったので中継所は点在して、なおかつ遠い。コース上の県道には路線バスも走っていましたが、ローカルバス特有の1日数本程度。

それで、車の他に移動手段としてお世話になったのが、最寄り駅前にあったレンタサイクルです。

何台か借りて、発着点から比較的近い区間を走る選手は自転車に乗ってそこから試走に向かいました。中継所までのサイクリングがウォーミングアップみたいなものです。その中継所に向かって走ってくる前の区間走者は、走り終わるとその自転車に乗ってフィニッシュ地点に帰っていきました。

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ただ、私は2区だったのでスタート地点から10km先。車に乗せてもらったような記憶があります。移動は楽でしっかりウォーミングアップもできました。試走では比較的抑えて走ったつもりでもタイムが出て、駅伝本番はさらに短縮。チームで区間順位が一番良かったと思います(チームメイトからはもっと長い区間を走れ、とは言われましたが)。

高2の時は自転車を漕いだ記憶があります。ただ、その時は試走せずに、「下見」に終わりました。もう自分の担当区間は過去に走っているし、むしろ一度も走ったことがない後輩(1年生)の試走を優先させたような。自転車に乗りながら後輩に付き添い、折り返し地点まで行って戻ってくる〝全制覇〟をした記憶があります。

都道府県高校駅伝を前にしたこの時期になると、断片的ですが当時を思い出します。レース自体やコースの特徴はもちろんですが、自転車に乗ったことも。

現在の高校生はどうしているのでしょうか。昨年はトラックでの個人レースの合計で競ったところも目立ちましたが、今年は大半の都道府県大会で駅伝を実施するとのこと。この時期は下見や試走をしているチームも多いかもしれません。

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コースの特徴を把握して、本番に向けて悔いのない準備をして臨んでください。言うまでもありませんが、交通ルールの遵守と事故に遭わないように気をつけることは絶対です。

井上 敦(いのうえ あつし)
1978年8月生まれ。新潟市江南区出身。横越中→新潟明訓高→某大学(陸上では有名だが、陸上部に入っていないので匿名)。月刊陸上競技編集部には2015年6月中旬から在籍。中学で陸上部に入部して最初は100mを始めたものの、その年の東京世界選手権でファイナリストとなった高野進選手に憧れて400mに転向。しかし、3年間で個人では県大会に進めなかったうえに、中3秋の駅伝で区間賞獲得やチームの県大会出場でまたまた転向を決意。高校では中距離をメインに、2年時の県新人大会1500mで6位入ったのが最高成績。

編集部コラム第115回「ウエイトコントロール」(山本)
編集部コラム第114回「お別れのあいさつ」(向永)
編集部コラム第113回「TOKYO 2020の喜劇」(小川)
編集部コラム第112回「点と点のつながり」(船越)
編集部コラム第111回「裏方あっての表舞台」(松永)
編集部コラム第110回「2020東京五輪優勝記録ランキング」(大久保)
編集部コラム第109回「月陸の歴史も切り開いた田中選手」(井上)
編集部コラム第108回「特別な存在」(山本)
編集部コラム第107回「オリンピックの価値」(向永)
編集部コラム第106回「どうしても気になるどうでもいいこと」(船越)
編集部コラム第105回「東京五輪ついに開幕!!!」(小川)
編集部コラム第104回「オリンピックの思い出とインターハイ」(松永)
編集部コラム第103回「五輪メダリストのトリビア」(大久保)
編集部コラム第102回「あたたかい目」(井上)
編集部コラム第101回「4年サイクル」(山本)
編集部コラム第100回「誰がために月陸はある」(向永)
編集部コラム第99回「『9』秒台」(小川)
編集部コラム第98回「いいわけ」(船越)
編集部コラム第97回「My Privacy」(松永)
編集部コラム第96回「追い風最高記録」(大久保)
編集部コラム第95回「競技会に必要なもの」(井上)
編集部コラム第94回「メンタルトレーニング」(山本)
編集部コラム第93回「努力は報われた」(向永)
編集部コラム第92回「2年ぶりの織田記念」(小川)
編集部コラム第91回「エゴイスト」(船越)
編集部コラム第90回「あらためて100m10秒台ってすごいタイムですよね??」(松永)
編集部コラム第89回「学生競技会の華 大学対校戦!」(大久保)
編集部コラム第88回「U20世界選手権の上位候補をリサーチ!」(井上)
編集部コラム第87回「編集部コラム「郷土の応援」(山本)
編集部コラム第86回「あこがれの松田耕作記者」(向永)
編集部コラム第85回「スポーツのチカラ」(小川)
編集部コラム第84回「初心」(船越)
編集部コラム第83回「高校生にとってのインターハイ」(松永)
編集部コラム第82回「2020年世界リストTop10入り日本人選手」(大久保)
編集部コラム第81回「〝きっかけ〟の提供を」(井上)
編集部コラム第80回「一番アツい夏」(山本)
編集部コラム第79回「前向きな言葉という魔法」(向永)
編集部コラム第78回「自分なりの『答え』を探す」(小川)
編集部コラム第77回「カメラマンの箱根駅伝」(船越)
編集部コラム第76回「専門誌記者の箱根駅伝」(松永)
編集部コラム第75回「データで見る箱根駅伝当日エントリー変更」(大久保)
編集部コラム第74回「2020年を振り返って」(井上)
編集部コラム第73回「プレッシャーとの向き合い方」(山本)
編集部コラム第72回「陸上競技のイメージを変えたい」(向永)
編集部コラム第71回「2020年ラストスパート!!」(小川)
編集部コラム第70回「理不尽なこと」(船越)
編集部コラム第69回「這い上がる」(松永)
編集部コラム第68回「都道府県対抗 男子十種競技選手権」(大久保)
編集部コラム第67回「都大路も高速レースの予感」(井上)
編集部コラム第66回「陸上競技を続けると……?」(山本)
編集部コラム第65回「強い選手の共通点?パート2」(向永)
編集部コラム第64回「2020年シーズンはまだこれから!!」(小川)
編集部コラム第63回「質と量」(船越)
編集部コラム第62回「たかが2cm、されど2cm」(松永)
編集部コラム第61回「都道府県対抗 女子七種競技選手権」(大久保)
編集部コラム第60回「キソの大切さ」(井上)
編集部コラム第59回「思い込みを捨てる」(山本)
編集部コラム第58回「それ、ドーピングだよ」(向永)
編集部コラム第57回「東京五輪へ“もう1度”あと1年」(小川)
編集部コラム第56回「魔法の言葉」(船越)
編集部コラム第55回「月陸ってどんな雑誌?」(松永)
編集部コラム第54回「インターハイ種目別学校対抗(女子編)」(大久保)
編集部コラム第53回「明確なビジョン」(井上)
編集部コラム第52回「人間性を磨く」(山本)
編集部コラム第51回「指が痛い。」(向永)
編集部コラム第50回「温故知新」(小川)
編集部コラム第49回「対面取材」(船越)
編集部コラム第48回「日本選手権優勝者を世代別にまとめてみた」(松永)
編集部コラム第47回「インターハイ種目別学校対抗(男子編)」(大久保)
編集部コラム第46回「月陸に自分が載った」(井上)
編集部コラム第45回「陸上競技と関わり続ける」(山本)
編集部コラム第44回「逃げるとどうなる?」(向永)
編集部コラム第43回「成長のヒント」(小川)
編集部コラム第42回「日本実業団記録」(大久保)
編集部コラム第41回「思い出の2016年長野全中」(松永)
編集部コラム第40回「葛藤」(船越)
編集部コラム第39回「何も咲かない寒い日は……」(井上)
編集部コラム第38回「社会の一員としての役割」(山本)
編集部コラム第37回「大学生、高校生、中学生に光を」(向永)
編集部コラム第36回「Tokyo 2020+1」(小川)
編集部コラム第35回「善意」(船越)
編集部コラム第34回「ピンチをチャンスに」(松永)
編集部コラム第33回「日本記録アラカルト」(大久保)
編集部コラム第32回「独断で選ぶ2019年度高校陸上界5選」(井上)
編集部コラム第31回「記録と順位」(山本)
編集部コラム第30回「答えを見つけ出す面白さ」(向永)
編集部コラム第29回「初めてのオリンピック」(小川)
編集部コラム第28回「人生意気に感ず」(船越)
編集部コラム第27回「学生駅伝〝区間賞〟に関するアレコレ」(松永)
編集部コラム第26回「2019年度 陸上界ナンバーワン都道府県は?」(大久保)
編集部コラム第25回「全国男子駅伝の〝私見〟大会展望」(井上)
編集部コラム第24回「箱根駅伝の高速化を検証」(山本)
編集部コラム番外編「勝負師の顔」(山本)
編集部コラム第23回「みんなキラキラ」(向永)
編集部コラム第22回「国立競技場」(小川)
編集部コラム第21回「〝がんばれ〟という言葉の力と呪縛」(船越)
編集部コラム第20回「日本記録樹立者を世代別にまとめてみた」(松永)
編集部コラム第19回「高校陸上界史上最強校は?(女子編)」(大久保)
編集部コラム第18回「独断で選ぶ全国高校駅伝5選」(井上)
編集部コラム第17回「リクジョウクエスト2~そして月陸へ~」(山本)
編集部コラム第16回「強い選手の共通点?」(向永)
編集部コラム第15回「続・ドーハの喜劇?」(小川)
編集部コラム第14回「初陣」(船越)
編集部コラム第13回「どうなる東京五輪マラソン&競歩!?」(松永)
編集部コラム第12回「高校陸上界史上最強校は?(男子編)」(大久保)
編集部コラム第11回「羽ばたけ日本の中距離!」(井上)
編集部コラム第10回「心を動かすもの」(山本)
編集部コラム第9回「混成競技のアレコレ」(向永)
編集部コラム第8回「アナウンス」(小川)
編集部コラム第7回「ジンクス」(船越)
編集部コラム第6回「学生駅伝を支える主務の存在」(松永)
編集部コラム第5回「他競技で活躍する陸上競技経験者」(大久保)
編集部コラム第4回「とらんすふぁ~」(井上)
編集部コラム第3回「リクジョウクエスト」(山本)
編集部コラム第2回「あんな選手を目指しなさい」(向永)
編集部コラム第1回「締め切りとIHと五輪」(小川)

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第116回「高校駅伝の試走にチャリ?」(井上 敦)

秋も少しずつ深まってきました。先日まで半袖姿でも汗びっしょりなんてこともありましたが、ここ数日は長袖が欲しくなり、夜も布団が厚くなってきました。 ということは、ロードレースのシーズンが本格化します。先日、出雲全日本大学選抜駅伝が行われましたが、あさって(10月17日)からは、全国高校駅伝(12月26日/京都)の予選会となる都道府県高校駅伝が始まります。17日は青森と宮城。最後は11月14日の岐阜と三重まで1ヵ月にわたり都大路を目指して、各地で激戦が展開されるでしょう。 私も四半世紀以上前になりますが、高校駅伝県大会に出場しました。中距離が専門だったので担当区間は2区(3km)でした。 最近は昔の記憶がだんだんあいまいになってきましたが、当時のことは少しだけ覚えています。 1年生の時のこと。 現在こそ、専門的な指導者がいらっしゃって力のある選手も集まり、インターハイ優勝や女子の都大路出場など、たくさんの実績がある母校(下のプロフィール参照)ですが、私の頃は基本的に生徒主導の部活運営。当時は同好会やサークルに近い雰囲気でした。もちろん、専用バスなんてありません。 駅伝コースの試走をするため、バス会社からバスをチャーターして、現場まで行くなんてことは高校生の頭の中にまったくなく、公共交通機関を使って移動していました。 電車に乗ってコースの最寄り駅まで行くのは簡単ですが、問題はそこから。顧問の先生だったか、先輩の保護者が車を出してもらいましたが、確か1台だったと記憶しています。乗る人数は限られます。 発着点の競技場まで2km余り。競技場に行くのはともかく、コースは折り返し1回のフルマラソンコースだったので中継所は点在して、なおかつ遠い。コース上の県道には路線バスも走っていましたが、ローカルバス特有の1日数本程度。 それで、車の他に移動手段としてお世話になったのが、最寄り駅前にあったレンタサイクルです。 何台か借りて、発着点から比較的近い区間を走る選手は自転車に乗ってそこから試走に向かいました。中継所までのサイクリングがウォーミングアップみたいなものです。その中継所に向かって走ってくる前の区間走者は、走り終わるとその自転車に乗ってフィニッシュ地点に帰っていきました。 ただ、私は2区だったのでスタート地点から10km先。車に乗せてもらったような記憶があります。移動は楽でしっかりウォーミングアップもできました。試走では比較的抑えて走ったつもりでもタイムが出て、駅伝本番はさらに短縮。チームで区間順位が一番良かったと思います(チームメイトからはもっと長い区間を走れ、とは言われましたが)。 高2の時は自転車を漕いだ記憶があります。ただ、その時は試走せずに、「下見」に終わりました。もう自分の担当区間は過去に走っているし、むしろ一度も走ったことがない後輩(1年生)の試走を優先させたような。自転車に乗りながら後輩に付き添い、折り返し地点まで行って戻ってくる〝全制覇〟をした記憶があります。 都道府県高校駅伝を前にしたこの時期になると、断片的ですが当時を思い出します。レース自体やコースの特徴はもちろんですが、自転車に乗ったことも。 現在の高校生はどうしているのでしょうか。昨年はトラックでの個人レースの合計で競ったところも目立ちましたが、今年は大半の都道府県大会で駅伝を実施するとのこと。この時期は下見や試走をしているチームも多いかもしれません。 コースの特徴を把握して、本番に向けて悔いのない準備をして臨んでください。言うまでもありませんが、交通ルールの遵守と事故に遭わないように気をつけることは絶対です。
井上 敦(いのうえ あつし) 1978年8月生まれ。新潟市江南区出身。横越中→新潟明訓高→某大学(陸上では有名だが、陸上部に入っていないので匿名)。月刊陸上競技編集部には2015年6月中旬から在籍。中学で陸上部に入部して最初は100mを始めたものの、その年の東京世界選手権でファイナリストとなった高野進選手に憧れて400mに転向。しかし、3年間で個人では県大会に進めなかったうえに、中3秋の駅伝で区間賞獲得やチームの県大会出場でまたまた転向を決意。高校では中距離をメインに、2年時の県新人大会1500mで6位入ったのが最高成績。
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