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2022.12.09

編集部コラム「2022年に誕生した新記録」
編集部コラム「2022年に誕生した新記録」

オレゴン世界選手権のマイルリレーでは日本新で4位

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第174回「2022年に誕生した新記録(大久保雅文)

月陸Online改修のため、先週はお休みしました編集部コラム。サイトリニューアルにあたり、ご迷惑をお掛けし、申し訳ございません。しばらくは不安定な状況が続く可能性もありますが、今後とも雑誌「月刊陸上競技」ともども、よろしくお願いいたします。

さて、流行語大賞や各スポーツの最優秀選手などが発表されるにつれ、年の瀬を感じる時期になりました(陸上競技のアワードは来週15日に開催予定)。

今年も振り返ると、さまざまな出来事がありました。競技面ではオレゴン世界選手権で日本勢が4つのメダルを獲得。また、男子100mのサニブラウン・A・ハキーム選手がファイナリストとなるなど、各種目で活躍したことが記憶に残ります。

一方、記録面でも好記録が相次いで誕生しました。今回は2022年に誕生した新記録を振り返って見たいと思います。(五輪、インターハイなどで実施の種目を中心に)

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・日本記録
男子4×400mR 日本          2分59秒51
女子100mH  青木益未(七十七銀行) 12秒86
       福部真子(日本建設工業)12秒82→12秒73
女子4×100mR 日本          43秒33

・日本学生記録 
男子1500m  飯澤千翔(東海大)   3分36秒55(※日本人最高)
男子ハーフマラソン
       山野 力(駒大)    1時間0分40秒(※日本人最高)
女子3000mSC 吉村玲美(大東大)   9分39秒86
女子三段跳  船田茜理(武庫川女大) 13m81
女子マラソン 鈴木優花(大東大)   2時間25分02秒
・日本高校記録
男子5000m  吉岡大翔(佐久長聖3長野)13分22秒99
男子4×100mR 洛南(京都)       39秒34
男子4×400mR 東福岡(福岡)      3分07秒81
男子三段跳  宮尾真仁(洛南3京都)  16m13
男子ハンマー投 山口翔輝夜(社3兵庫) 68m99
女子3000m  K.カロライン(神村学園2鹿児島)8分42秒31
女子棒高跳  村田蒼空(前橋女3群馬) 4m14→4m16
・日本中学記録
男子3000m  増子陽太(鏡石3福島)  8分15秒04→8分11秒12
男子100mH  村田 隼(立花3兵庫)  13秒68
       岩本咲真(八屋3福岡)  13秒68→13秒51
女子100mH  香取奈摘(三和2茨城)  13秒42

新記録を並べてみると、長距離、リレー、ハードルで好記録が相次いだのがわかります。男子4×400mリレーではオレゴン世界選手権で悲願の2分台に突入。女子100mハードルは青木益未選手が4月に日本新を出したと、福部真子選手がさらに上回るタイムを連発。12秒73は昨年までの日本記録を一気に0.14秒も縮めるものでした。

ジュニア世代でも11月に吉岡大翔選手が男子5000mで13分22秒99という破格の高校記録を樹立。また、中学でも増子陽太選手が男子3000mで2度も中学記録を塗り替えました。また、このほかにも300m、300mハードルなど、国体で初実施された種目で記録が更新されています。

一方、各カテゴリーの最高記録一覧を眺めていると、2000年以前に出された記録もチラホラ見受けられます。いずれの記録も偉大なものばかりですが、「記録は破られるためにある」という言葉もありますので、2023年はひとつでも多くの最高記録が誕生することを期待したいです。

大久保雅文(おおくぼ・まさふみ)
月刊陸上競技編集部
1984年9月生まれ。175cm、63kg。三重県伊勢市出身。小学1年から競泳、レスリング、野球などをするも、吉田沙保里さんにタックルを受けたこと以外は特にこれといった実績も残せず。中学で「雨が降ったら練習が休みになるはず」という理由から陸上部に入部。長距離を専門とし、5000mと3000m障害で県インターハイ決勝出場(ただし、三重県には支部予選もなく、県大会もタイムレース決勝である)

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第174回「2022年に誕生した新記録(大久保雅文)

月陸Online改修のため、先週はお休みしました編集部コラム。サイトリニューアルにあたり、ご迷惑をお掛けし、申し訳ございません。しばらくは不安定な状況が続く可能性もありますが、今後とも雑誌「月刊陸上競技」ともども、よろしくお願いいたします。 さて、流行語大賞や各スポーツの最優秀選手などが発表されるにつれ、年の瀬を感じる時期になりました(陸上競技のアワードは来週15日に開催予定)。 今年も振り返ると、さまざまな出来事がありました。競技面ではオレゴン世界選手権で日本勢が4つのメダルを獲得。また、男子100mのサニブラウン・A・ハキーム選手がファイナリストとなるなど、各種目で活躍したことが記憶に残ります。 一方、記録面でも好記録が相次いで誕生しました。今回は2022年に誕生した新記録を振り返って見たいと思います。(五輪、インターハイなどで実施の種目を中心に) ・日本記録 男子4×400mR 日本          2分59秒51 女子100mH  青木益未(七十七銀行) 12秒86        福部真子(日本建設工業)12秒82→12秒73 女子4×100mR 日本          43秒33 ・日本学生記録  男子1500m  飯澤千翔(東海大)   3分36秒55(※日本人最高) 男子ハーフマラソン        山野 力(駒大)    1時間0分40秒(※日本人最高) 女子3000mSC 吉村玲美(大東大)   9分39秒86 女子三段跳  船田茜理(武庫川女大) 13m81 女子マラソン 鈴木優花(大東大)   2時間25分02秒 ・日本高校記録 男子5000m  吉岡大翔(佐久長聖3長野)13分22秒99 男子4×100mR 洛南(京都)       39秒34 男子4×400mR 東福岡(福岡)      3分07秒81 男子三段跳  宮尾真仁(洛南3京都)  16m13 男子ハンマー投 山口翔輝夜(社3兵庫) 68m99 女子3000m  K.カロライン(神村学園2鹿児島)8分42秒31 女子棒高跳  村田蒼空(前橋女3群馬) 4m14→4m16 ・日本中学記録 男子3000m  増子陽太(鏡石3福島)  8分15秒04→8分11秒12 男子100mH  村田 隼(立花3兵庫)  13秒68        岩本咲真(八屋3福岡)  13秒68→13秒51 女子100mH  香取奈摘(三和2茨城)  13秒42 新記録を並べてみると、長距離、リレー、ハードルで好記録が相次いだのがわかります。男子4×400mリレーではオレゴン世界選手権で悲願の2分台に突入。女子100mハードルは青木益未選手が4月に日本新を出したと、福部真子選手がさらに上回るタイムを連発。12秒73は昨年までの日本記録を一気に0.14秒も縮めるものでした。 ジュニア世代でも11月に吉岡大翔選手が男子5000mで13分22秒99という破格の高校記録を樹立。また、中学でも増子陽太選手が男子3000mで2度も中学記録を塗り替えました。また、このほかにも300m、300mハードルなど、国体で初実施された種目で記録が更新されています。 一方、各カテゴリーの最高記録一覧を眺めていると、2000年以前に出された記録もチラホラ見受けられます。いずれの記録も偉大なものばかりですが、「記録は破られるためにある」という言葉もありますので、2023年はひとつでも多くの最高記録が誕生することを期待したいです。
大久保雅文(おおくぼ・まさふみ) 月刊陸上競技編集部 1984年9月生まれ。175cm、63kg。三重県伊勢市出身。小学1年から競泳、レスリング、野球などをするも、吉田沙保里さんにタックルを受けたこと以外は特にこれといった実績も残せず。中学で「雨が降ったら練習が休みになるはず」という理由から陸上部に入部。長距離を専門とし、5000mと3000m障害で県インターハイ決勝出場(ただし、三重県には支部予選もなく、県大会もタイムレース決勝である)
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