2025.08.16
◇Athlete Night Games in FUKUI(8月15、16日/福井・9.98スタジアム)
日本グランプリシリーズのAthlete Night Gameの2日目が行われ、男子100m予選2組に出場した栁田大輝(東洋大)が追い風参考記録ながら9秒92(+3.3)をマークした。
スタートで力強く飛び出した栁田は、中盤からグンと加速。そのままフィニッシュラインを駆け抜けた瞬間、思わず天を仰いだ。
速報タイマーで9秒92が示されたものの、追い風は公認(2.0m)を超えて参考記録に。昨年の日本学生個人選手権で9秒97(+3.5)、今年の関東インカレで9秒95(+4.5)を出しており、いずれも追い風参考ながら自身3度目の9秒台で、桐生祥秀(日本生命)が東洋大2年だった2015年に出した9秒87(+3.3)に次ぐ追い風参考を含む日本歴代2位、国内で樹立された記録として最速だ。
ただ、東京世界選手権出場には日本記録である9秒95以上のタイムが求められる立場だけに、しばらくその場でしゃがみ込んだ。5月はセイコーゴールデングランプリを10秒06で制し、アジア選手権も連覇を達成。だが、7月の日本選手権では予選で不正スタートのため失格となっている。
その後はワールドユニバーシティゲームズで銅メダルと立て直し、8月9日の実業団・学生対抗も10秒11で制覇。この大会の結果次第では、世界選手権代表入りの可能性を残しており、19陣20分開始予定の決勝でどんな走りを見せるか、注目が集まる。
1組は小池祐貴(住友電工)10秒11(+1.1)で1着、同タイムで鈴木涼太(スズキ)が2着。3組は日本記録保持者・山縣亮太(セイコー)が今季ベストの10秒08(+0.9)、多田修平(住友電工)が10秒11で2着と好記録が並んでいる。
栁田大輝 国内最速9秒92のスプリントをチェック!
https://twitter.com/Getsuriku/status/1956615899294707873RECOMMENDED おすすめの記事
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