2022.04.15
毎週金曜日更新!?
★月陸編集部★
攻め(?)のアンダーハンド
リレーコラム🔥
毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ!
陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。
編集スタッフが週替りで綴って行きたいと思います。
暇つぶし程度にご覧ください!
第141回「怠惰なる自分」(船越陽一郎)
特殊能力、スキル、突出した才能……、これらは、今までに私があこがれた漫画の登場人物が必ずといっていいほど持っている力です。
私に限らず、何かしらの力が他の人より長けているという状況に憧れを抱いた人は多いのではないかと思います。
現役の時によく考えたりしていましたのが、ファウストではありませんが もし、悪魔が自分の前に現れて自分の魂を差し出すかわりに他を圧倒できるほどの能力、才能を授けてもらえるのであればどうするだろうか……。答えは、いつも即決で悪魔に魂を売るでした。
その現役の若かりし時は、魂、もしくは自分の大事なものを差し出してもいいという決意といいますか、自分には覚悟があると思っていました。
しかし、年を重ねてようやく それは違うという風に考える事ができる様になりました。本当にようやく……。
悪魔に能力、もしくは才能を授かるという発想がそもそも他力本願であり、楽をして結果を得たいという現れであることに気がつきました。それに、あの頃の自分には自分の大事なものの本当の大事さもわかっていなかったとも思います。
昔の若かりし自分に言い聞かせたいのが、悪魔に魂を差し出す覚悟があるのならば、なぜ 自分のプライベートな時間をもっと犠牲にしてでも努力をするという覚悟がなかったのか?そもそも覚悟なんてなかった事に気が付いて欲しい。
世の中は、何かを犠牲にしてまでも努力を怠らない人がいて、成功を収めている人の大多数がそうであると思います。それは、陸上でもラグビーでも、勉強でも全てのことに当てはまると思います。
犠牲にするものは自分次第ということなのだと思います。
そこで、現在の自分の前に悪魔が現われて、自分の一番大事なものと引きかえに過去の若かりし時代に戻してやると言われたら、どうするだろうと考えました。
今の私ならば、きっと断るだろうと思います。
今は自分の一番大事なものは自分の命よりも大事になってしまった事と、自分の人生をもう一度やり直すのかと考えるとウンザリしてしまいます。しかも、もっと努力をするとなると私にそんな覚悟はありません。考えるだけでしんどいです。
年を重ねることで考え方が変わっていっていますが、正直いい方にいっているのか悪い方にいっているのかわかりません。ただ、年々怠惰になっているのは間違いないのかもしれません(笑)
船越陽一郎(ふなこし・よういちろう) 月刊陸上競技写真部 1974年12月生まれ 172cm ○0kg 福岡県春日市出身 小学生の時に身体が弱く 喘息持ちだったため、鍛えるためにラグビーを始め「走れば治る」が口癖のドSのコーチに肉体改造される。大学までラグビーを続けるも卒業と同時に引退。何を思ったか社会人でボクシングを始める。戦績 3戦3敗(3KO負け) 秘密兵器の左フックを編み出すも、秘密のまま引退。なんじゃかんじゃあって現在に至る。 |
編集部コラム第140回「はじめまして!」(松尾)
編集部コラム第139回「陸上界ゆく人、くる人」(松永)
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編集部コラム第104回「オリンピックの思い出とインターハイ」(松永)
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編集部コラム第100回「誰がために月陸はある」(向永)
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編集部コラム第93回「努力は報われた」(向永)
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編集部コラム第91回「エゴイスト」(船越)
編集部コラム第90回「あらためて100m10秒台ってすごいタイムですよね??」(松永)
編集部コラム第89回「学生競技会の華 大学対校戦!」(大久保)
編集部コラム第88回「U20世界選手権の上位候補をリサーチ!」(井上)
編集部コラム第87回「編集部コラム「郷土の応援」(山本)
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編集部コラム第84回「初心」(船越)
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編集部コラム第72回「陸上競技のイメージを変えたい」(向永)
編集部コラム第71回「2020年ラストスパート!!」(小川)
編集部コラム第70回「理不尽なこと」(船越)
編集部コラム第69回「這い上がる」(松永)
編集部コラム第68回「都道府県対抗 男子十種競技選手権」(大久保)
編集部コラム第67回「都大路も高速レースの予感」(井上)
編集部コラム第66回「陸上競技を続けると……?」(山本)
編集部コラム第65回「強い選手の共通点?パート2」(向永)
編集部コラム第64回「2020年シーズンはまだこれから!!」(小川)
編集部コラム第63回「質と量」(船越)
編集部コラム第62回「たかが2cm、されど2cm」(松永)
編集部コラム第61回「都道府県対抗 女子七種競技選手権」(大久保)
編集部コラム第60回「キソの大切さ」(井上)
編集部コラム第59回「思い込みを捨てる」(山本)
編集部コラム第58回「それ、ドーピングだよ」(向永)
編集部コラム第57回「東京五輪へ“もう1度”あと1年」(小川)
編集部コラム第56回「魔法の言葉」(船越)
編集部コラム第55回「月陸ってどんな雑誌?」(松永)
編集部コラム第54回「インターハイ種目別学校対抗(女子編)」(大久保)
編集部コラム第53回「明確なビジョン」(井上)
編集部コラム第52回「人間性を磨く」(山本)
編集部コラム第51回「指が痛い。」(向永)
編集部コラム第50回「温故知新」(小川)
編集部コラム第49回「対面取材」(船越)
編集部コラム第48回「日本選手権優勝者を世代別にまとめてみた」(松永)
編集部コラム第47回「インターハイ種目別学校対抗(男子編)」(大久保)
編集部コラム第46回「月陸に自分が載った」(井上)
編集部コラム第45回「陸上競技と関わり続ける」(山本)
編集部コラム第44回「逃げるとどうなる?」(向永)
編集部コラム第43回「成長のヒント」(小川)
編集部コラム第42回「日本実業団記録」(大久保)
編集部コラム第41回「思い出の2016年長野全中」(松永)
編集部コラム第40回「葛藤」(船越)
編集部コラム第39回「何も咲かない寒い日は……」(井上)
編集部コラム第38回「社会の一員としての役割」(山本)
編集部コラム第37回「大学生、高校生、中学生に光を」(向永)
編集部コラム第36回「Tokyo 2020+1」(小川)
編集部コラム第35回「善意」(船越)
編集部コラム第34回「ピンチをチャンスに」(松永)
編集部コラム第33回「日本記録アラカルト」(大久保)
編集部コラム第32回「独断で選ぶ2019年度高校陸上界5選」(井上)
編集部コラム第31回「記録と順位」(山本)
編集部コラム第30回「答えを見つけ出す面白さ」(向永)
編集部コラム第29回「初めてのオリンピック」(小川)
編集部コラム第28回「人生意気に感ず」(船越)
編集部コラム第27回「学生駅伝〝区間賞〟に関するアレコレ」(松永)
編集部コラム第26回「2019年度 陸上界ナンバーワン都道府県は?」(大久保)
編集部コラム第25回「全国男子駅伝の〝私見〟大会展望」(井上)
編集部コラム第24回「箱根駅伝の高速化を検証」(山本)
編集部コラム番外編「勝負師の顔」(山本)
編集部コラム第23回「みんなキラキラ」(向永)
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編集部コラム第3回「リクジョウクエスト」(山本)
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編集部コラム第1回「締め切りとIHと五輪」(小川)
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