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編集部コラム「高校生にとってのインターハイ」

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第83回「高校生にとってのインターハイ(松永貴允)

早いもので2月も終わりが近づき、駅伝・マラソンシーズンも終盤に差し掛かってきました。残る大きなレースは週末の日本選手権クロカンやびわ湖毎日マラソン、3月の日本学生ハーフマラソン選手権といったところでしょうか。昨年末から好調を維持している選手も、ケガから復活を懸ける選手も、全員自己ベストを目指してがんばってください!

そんななか、編集部内ではすでにトラックシーズンに向けた準備を進めています。今年は何と言っても東京五輪というビッグイベントが控えていますが、今回はあえて高校生たちの夢舞台「インターハイ」について触れたいと思います。

激戦が繰り広げられた2019年の沖縄インターハイ

少し私自身についてのお話を……。私は中学・高校と6年間陸上競技に打ち込み、主に長距離をやっていました。中学時代は1500mで5分をやっと切るくらいのレベルで、都大会にも進めないような選手でした。

高校時代は全国高校駅伝出場経験のあるT実業やS学園などと合同練習や合同合宿を重ね、高校2年の新人戦5000mで初めて15分台をマーク。支部予選で3位に入り、自身初の都大会へ進出しました。
※新人戦もインターハイ路線も支部大会で8位入賞すると都大会へ進出できる

なかでもインターハイ路線は特別な思い入れがありました。都大会は1964年の東京五輪(サッカー)でも使用された駒澤競技場で開催されるのですが、1,2年時は縁がなかったため、「いつか歓声が響く駒澤で走りたい!」とあこがれの念を抱いていました。

特に3年生の時は前年の新人戦で結果を残していたため、「絶対に都大会へ進出しなければいけない」というプレッシャーがのしかかりました。

その一方で3月から原因不明の絶不調に陥り、4月上旬の競技会(5000m)では16分38秒5と撃沈。同レースに出場していた当時中学3年生の口町亮選手(東洋大→SUBARU)にも10秒差で敗れました。

この時点でインターハイ予選(支部予選)まで3週間。

まずい……。

競技人生でもっともケアに力を注ぎ、食事も気をつけ、何とか5000m(7位)で都大会出場権を死守しました。

ちなみにそのレースで2位だったのが、神奈川大で箱根駅伝7区区間賞を獲得することになる当時1年生だった我那覇和真選手(東京実/現・コニカミノルタ)。8位だったのが第91回箱根駅伝で関東学生連合チームに選出される五十嵐友也選手(東京高→東経大)です。私自身は高校で競技を引退しましたが、大学まで続けていたら箱根駅伝に手が届いたかも??(それはない)

都大会では予選落ちに終わりましたが、あこがれだった駒澤競技場で公式戦を走る喜びを今でも鮮明に覚えています。

と、ここまで非常に低レベルな話を展開しましたが、何が言いたいかというと、インターハイ路線は高校生にとって特別な存在だということです。

それは全国大会常連のトップ級も、都道府県大会出場を目指すレベルの選手も同じはずです。みんなインターハイ路線のために冬季練習をがんばっているんです!

昨年は無情にも中止という判断が下されましたが、何とか今年は開催してほしいと願っています。

松永貴允(まつなが・たかよし)
月刊陸上競技編集部 最年少編集部員(唯一の平成生まれ)
1991年生まれ。171cm、70kg、東京都三鷹市出身。小学生時代はプロを夢見る野球少年だったが、6年生の時に世界陸上パリ大会をテレビで観て陸上競技に興味を持ち、中学・高校と陸上部(長距離)に所属する。5000mの自己ベストは15分43秒67(2009年9月の日体大長距離競技会)。大学ではラクロス部の主将を務め、その後、紆余曲折を経て2015年からライターとして活動。2018年9月より月陸編集部員に転身した。飯塚翔太選手や大迫傑選手らと同い年の〝プラチナ世代〟でもある。。

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