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2021.10.08

編集部コラム「ウエイトコントロール」
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第115回ウエイトコントロール(山本慎一郎)

 今週末はいよいよ出雲駅伝。今年も駅伝シーズンが到来します。すでに各地の記録会では各カテゴリーで好記録が続出しており、どんな勝負が見られるのか楽しみが増してきます。

 さて、話は少しさかのぼりますが、今年の2月に日本陸連がある方針を発表しました。

アスリートの身長・体重を非公開に「情報独り歩き」日本陸連が発表

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 わかりやすく言うと各大会の主催者は選手の身長と体重を収集・公開しないでね、ということです。メディアなどがデータを掲載することまでは禁止していませんが、掲載にあたっては「アスリートの同意を得る」ことを推奨しています。身長・体重の数字が選手への誹謗中傷の一因となっていることを問題視した対応とのことです。これにより、例年であれば公表されていた身長・体重のデータが、今年は選手のプロフィールから削除されるケースも増えそうです。

 一方で、アスリートにとって身長と体重はパフォーマンスを左右する大きな要因になっていると思います。それだけに、「体重を減らせば速くなる」と考えて鉄材注射などを使って過度な減量をさせたりすることが問題となったり、そういった行き過ぎたウエイトコントロールに警鐘を鳴らす動きも出てきています。

 女子20km競歩の日本記録保持者・岡田久美子選手(ビックカメラ)もウエイトコントロールと長く向き合ってきたアスリートの一人です。埼玉・熊谷女高時代は3000m競歩でインターハイを2連覇し、高校記録も樹立。立大では関東インカレと日本インカレを4連覇し、卒業後は日本選手権20km競歩も6年連続で優勝しました。

 そんな華々しい成績の裏で、大学時代はウエイトコントロールに悩んでいたことを明かしています。「軽ければ勝てた」と振り返る高校時代と違い、大学では体質の変化から体重が増えやすくなり、落ちなくなったと言います。

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 実は私も学生時代は長距離をやっていたのですが、高校卒業後は環境の変化や故障などのストレスが重なり、「過食」に苦しんだ時期がありました。また、それは私だけでなく、周りにも同様にストレスからウエイトコントロールができなくなる選手が性別を問わず何人もいました。

 そういう個人的な体験もあって、男女の差はあれどウエイトコントロールができなくなる大きな要因はストレスだと認識していたのですが、岡田選手から聞いた話は衝撃でした。岡田選手には2019年にこのお話を詳しく伺ったのですが、大学時代は「全然食べなくても体重が落ちなかった」と言うのです。

2019年に取材させていただいた時の岡田久美子選手

 男性の感覚では、「食べ過ぎれば太るし、食べなければ痩せる」とシンプルに考えられますが、女性の場合はそんな単純なものではないのだと思い知らされました。岡田選手は大学4年間を“充電期間”とも考えていたようですが、そんな中でも体重を減らそうと試行錯誤はしたそうです。しかし、自分が思ったほどの成果は得られなかった。あれほど結果を出し続けた選手でも裏でそんな葛藤をしていたとは、想像以上でした。

 岡田選手によれば、そうやってウエイトコントロールに苦労するのは一時的なもので、ある時期を過ぎればホルモンバランスが落ち着いてコントロールもしやすくなるそうです。ただし、私がそうであったように、そういう女性の身体の仕組みを理解している人がどれだけいるのか。身長・体重のデータから誹謗中傷が起きるというのも、そういう身体の仕組みに対する理解度と無関係ではないでしょう。

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 ウエイトコントロールに苦しむ女性アスリートに対して岡田選手は「必要以上に深刻にならず、辛抱強くがんばってほしい」とメッセージを贈っています。この内容は『月刊陸上競技』2019年4月号にも載っているので、悩みを抱える選手たちの参考になればと思います。

 ちなみに、岡田選手に関してはもう一つ印象に残っているエピソードがあります。2009年の新潟国体で岡田選手は10000m競歩の高校最高(当時)を樹立したのですが、レース後のインタビューで「途中、きつい場面はなかったのですか?」と質問してみました。

 すると岡田選手は、

「歩型を意識していただけで、あまりきつくはなかったです

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と、涼しい顔で答えてくれました。

 まさか高校最高記録を更新したレースでそんな感想が聞けるとは思いもしませんでした。私は競歩を経験したことがないのでよくわかりませんが、競歩って苦しくないんでしょうか? そんなことありませんよね? ぜひ経験者の感想を聞いてみたいです(笑)。

 2024年パリ五輪を目指すことを明言した岡田選手。ライバルの藤井菜々子選手(エディオン)とともに競歩界にどんな歴史を作っていくのか、これからも注目したいと思います。

<追記>
 岡田選手はこのたびご結婚されたことを自身のSNSで発表しました。おめでとうございます!

この話を聞いたちょうど10年前にも取材をしていました。熊谷女高のグラウンドにて

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山本慎一郎(やまもとしんいちろう)
月刊陸上競技 編集部(兼企画営業部)企画課長
1983年1月生まれ。福島県いわき市出身。160cm、47kg(ピーク時)。植田中→磐城高→福島大→法大卒。中学では1学年下の村上康則(2010年日本選手権1500m覇者)と一緒に駅伝を走り、その才能を間近で見て挫折。懲りずに高校で都大路、大学で箱根駅伝を目指すも、いずれも未達に終わる。引退するタイミングを逸して現在も市民ランナーとして活動中。シューズマニアの一面も持ち、月陸Onlineでは「シューズレポ」を連載中。

編集部コラム第114回「お別れのあいさつ」(向永)
編集部コラム第113回「TOKYO 2020の喜劇」(小川)
編集部コラム第112回「点と点のつながり」(船越)
編集部コラム第111回「裏方あっての表舞台」(松永)
編集部コラム第110回「2020東京五輪優勝記録ランキング」(大久保)
編集部コラム第109回「月陸の歴史も切り開いた田中選手」(井上)
編集部コラム第108回「特別な存在」(山本)
編集部コラム第107回「オリンピックの価値」(向永)
編集部コラム第106回「どうしても気になるどうでもいいこと」(船越)
編集部コラム第105回「東京五輪ついに開幕!!!」(小川)
編集部コラム第104回「オリンピックの思い出とインターハイ」(松永)
編集部コラム第103回「五輪メダリストのトリビア」(大久保)
編集部コラム第102回「あたたかい目」(井上)
編集部コラム第101回「4年サイクル」(山本)
編集部コラム第100回「誰がために月陸はある」(向永)
編集部コラム第99回「『9』秒台」(小川)
編集部コラム第98回「いいわけ」(船越)
編集部コラム第97回「My Privacy」(松永)
編集部コラム第96回「追い風最高記録」(大久保)
編集部コラム第95回「競技会に必要なもの」(井上)
編集部コラム第94回「メンタルトレーニング」(山本)
編集部コラム第93回「努力は報われた」(向永)
編集部コラム第92回「2年ぶりの織田記念」(小川)
編集部コラム第91回「エゴイスト」(船越)
編集部コラム第90回「あらためて100m10秒台ってすごいタイムですよね??」(松永)
編集部コラム第89回「学生競技会の華 大学対校戦!」(大久保)
編集部コラム第88回「U20世界選手権の上位候補をリサーチ!」(井上)
編集部コラム第87回「編集部コラム「郷土の応援」(山本)
編集部コラム第86回「あこがれの松田耕作記者」(向永)
編集部コラム第85回「スポーツのチカラ」(小川)
編集部コラム第84回「初心」(船越)
編集部コラム第83回「高校生にとってのインターハイ」(松永)
編集部コラム第82回「2020年世界リストTop10入り日本人選手」(大久保)
編集部コラム第81回「〝きっかけ〟の提供を」(井上)
編集部コラム第80回「一番アツい夏」(山本)
編集部コラム第79回「前向きな言葉という魔法」(向永)
編集部コラム第78回「自分なりの『答え』を探す」(小川)
編集部コラム第77回「カメラマンの箱根駅伝」(船越)
編集部コラム第76回「専門誌記者の箱根駅伝」(松永)
編集部コラム第75回「データで見る箱根駅伝当日エントリー変更」(大久保)
編集部コラム第74回「2020年を振り返って」(井上)
編集部コラム第73回「プレッシャーとの向き合い方」(山本)
編集部コラム第72回「陸上競技のイメージを変えたい」(向永)
編集部コラム第71回「2020年ラストスパート!!」(小川)
編集部コラム第70回「理不尽なこと」(船越)
編集部コラム第69回「這い上がる」(松永)
編集部コラム第68回「都道府県対抗 男子十種競技選手権」(大久保)
編集部コラム第67回「都大路も高速レースの予感」(井上)
編集部コラム第66回「陸上競技を続けると……?」(山本)
編集部コラム第65回「強い選手の共通点?パート2」(向永)
編集部コラム第64回「2020年シーズンはまだこれから!!」(小川)
編集部コラム第63回「質と量」(船越)
編集部コラム第62回「たかが2cm、されど2cm」(松永)
編集部コラム第61回「都道府県対抗 女子七種競技選手権」(大久保)
編集部コラム第60回「キソの大切さ」(井上)
編集部コラム第59回「思い込みを捨てる」(山本)
編集部コラム第58回「それ、ドーピングだよ」(向永)
編集部コラム第57回「東京五輪へ“もう1度”あと1年」(小川)
編集部コラム第56回「魔法の言葉」(船越)
編集部コラム第55回「月陸ってどんな雑誌?」(松永)
編集部コラム第54回「インターハイ種目別学校対抗(女子編)」(大久保)
編集部コラム第53回「明確なビジョン」(井上)
編集部コラム第52回「人間性を磨く」(山本)
編集部コラム第51回「指が痛い。」(向永)
編集部コラム第50回「温故知新」(小川)
編集部コラム第49回「対面取材」(船越)
編集部コラム第48回「日本選手権優勝者を世代別にまとめてみた」(松永)
編集部コラム第47回「インターハイ種目別学校対抗(男子編)」(大久保)
編集部コラム第46回「月陸に自分が載った」(井上)
編集部コラム第45回「陸上競技と関わり続ける」(山本)
編集部コラム第44回「逃げるとどうなる?」(向永)
編集部コラム第43回「成長のヒント」(小川)
編集部コラム第42回「日本実業団記録」(大久保)
編集部コラム第41回「思い出の2016年長野全中」(松永)
編集部コラム第40回「葛藤」(船越)
編集部コラム第39回「何も咲かない寒い日は……」(井上)
編集部コラム第38回「社会の一員としての役割」(山本)
編集部コラム第37回「大学生、高校生、中学生に光を」(向永)
編集部コラム第36回「Tokyo 2020+1」(小川)
編集部コラム第35回「善意」(船越)
編集部コラム第34回「ピンチをチャンスに」(松永)
編集部コラム第33回「日本記録アラカルト」(大久保)
編集部コラム第32回「独断で選ぶ2019年度高校陸上界5選」(井上)
編集部コラム第31回「記録と順位」(山本)
編集部コラム第30回「答えを見つけ出す面白さ」(向永)
編集部コラム第29回「初めてのオリンピック」(小川)
編集部コラム第28回「人生意気に感ず」(船越)
編集部コラム第27回「学生駅伝〝区間賞〟に関するアレコレ」(松永)
編集部コラム第26回「2019年度 陸上界ナンバーワン都道府県は?」(大久保)
編集部コラム第25回「全国男子駅伝の〝私見〟大会展望」(井上)
編集部コラム第24回「箱根駅伝の高速化を検証」(山本)
編集部コラム番外編「勝負師の顔」(山本)
編集部コラム第23回「みんなキラキラ」(向永)
編集部コラム第22回「国立競技場」(小川)
編集部コラム第21回「〝がんばれ〟という言葉の力と呪縛」(船越)
編集部コラム第20回「日本記録樹立者を世代別にまとめてみた」(松永)
編集部コラム第19回「高校陸上界史上最強校は?(女子編)」(大久保)
編集部コラム第18回「独断で選ぶ全国高校駅伝5選」(井上)
編集部コラム第17回「リクジョウクエスト2~そして月陸へ~」(山本)
編集部コラム第16回「強い選手の共通点?」(向永)
編集部コラム第15回「続・ドーハの喜劇?」(小川)
編集部コラム第14回「初陣」(船越)
編集部コラム第13回「どうなる東京五輪マラソン&競歩!?」(松永)
編集部コラム第12回「高校陸上界史上最強校は?(男子編)」(大久保)
編集部コラム第11回「羽ばたけ日本の中距離!」(井上)
編集部コラム第10回「心を動かすもの」(山本)
編集部コラム第9回「混成競技のアレコレ」(向永)
編集部コラム第8回「アナウンス」(小川)
編集部コラム第7回「ジンクス」(船越)
編集部コラム第6回「学生駅伝を支える主務の存在」(松永)
編集部コラム第5回「他競技で活躍する陸上競技経験者」(大久保)
編集部コラム第4回「とらんすふぁ~」(井上)
編集部コラム第3回「リクジョウクエスト」(山本)
編集部コラム第2回「あんな選手を目指しなさい」(向永)
編集部コラム第1回「締め切りとIHと五輪」(小川)

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第115回ウエイトコントロール(山本慎一郎)

 今週末はいよいよ出雲駅伝。今年も駅伝シーズンが到来します。すでに各地の記録会では各カテゴリーで好記録が続出しており、どんな勝負が見られるのか楽しみが増してきます。  さて、話は少しさかのぼりますが、今年の2月に日本陸連がある方針を発表しました。 アスリートの身長・体重を非公開に「情報独り歩き」日本陸連が発表  わかりやすく言うと各大会の主催者は選手の身長と体重を収集・公開しないでね、ということです。メディアなどがデータを掲載することまでは禁止していませんが、掲載にあたっては「アスリートの同意を得る」ことを推奨しています。身長・体重の数字が選手への誹謗中傷の一因となっていることを問題視した対応とのことです。これにより、例年であれば公表されていた身長・体重のデータが、今年は選手のプロフィールから削除されるケースも増えそうです。  一方で、アスリートにとって身長と体重はパフォーマンスを左右する大きな要因になっていると思います。それだけに、「体重を減らせば速くなる」と考えて鉄材注射などを使って過度な減量をさせたりすることが問題となったり、そういった行き過ぎたウエイトコントロールに警鐘を鳴らす動きも出てきています。  女子20km競歩の日本記録保持者・岡田久美子選手(ビックカメラ)もウエイトコントロールと長く向き合ってきたアスリートの一人です。埼玉・熊谷女高時代は3000m競歩でインターハイを2連覇し、高校記録も樹立。立大では関東インカレと日本インカレを4連覇し、卒業後は日本選手権20km競歩も6年連続で優勝しました。  そんな華々しい成績の裏で、大学時代はウエイトコントロールに悩んでいたことを明かしています。「軽ければ勝てた」と振り返る高校時代と違い、大学では体質の変化から体重が増えやすくなり、落ちなくなったと言います。  実は私も学生時代は長距離をやっていたのですが、高校卒業後は環境の変化や故障などのストレスが重なり、「過食」に苦しんだ時期がありました。また、それは私だけでなく、周りにも同様にストレスからウエイトコントロールができなくなる選手が性別を問わず何人もいました。  そういう個人的な体験もあって、男女の差はあれどウエイトコントロールができなくなる大きな要因はストレスだと認識していたのですが、岡田選手から聞いた話は衝撃でした。岡田選手には2019年にこのお話を詳しく伺ったのですが、大学時代は「全然食べなくても体重が落ちなかった」と言うのです。 2019年に取材させていただいた時の岡田久美子選手  男性の感覚では、「食べ過ぎれば太るし、食べなければ痩せる」とシンプルに考えられますが、女性の場合はそんな単純なものではないのだと思い知らされました。岡田選手は大学4年間を“充電期間”とも考えていたようですが、そんな中でも体重を減らそうと試行錯誤はしたそうです。しかし、自分が思ったほどの成果は得られなかった。あれほど結果を出し続けた選手でも裏でそんな葛藤をしていたとは、想像以上でした。  岡田選手によれば、そうやってウエイトコントロールに苦労するのは一時的なもので、ある時期を過ぎればホルモンバランスが落ち着いてコントロールもしやすくなるそうです。ただし、私がそうであったように、そういう女性の身体の仕組みを理解している人がどれだけいるのか。身長・体重のデータから誹謗中傷が起きるというのも、そういう身体の仕組みに対する理解度と無関係ではないでしょう。  ウエイトコントロールに苦しむ女性アスリートに対して岡田選手は「必要以上に深刻にならず、辛抱強くがんばってほしい」とメッセージを贈っています。この内容は『月刊陸上競技』2019年4月号にも載っているので、悩みを抱える選手たちの参考になればと思います。  ちなみに、岡田選手に関してはもう一つ印象に残っているエピソードがあります。2009年の新潟国体で岡田選手は10000m競歩の高校最高(当時)を樹立したのですが、レース後のインタビューで「途中、きつい場面はなかったのですか?」と質問してみました。  すると岡田選手は、 「歩型を意識していただけで、あまりきつくはなかったです」 と、涼しい顔で答えてくれました。  まさか高校最高記録を更新したレースでそんな感想が聞けるとは思いもしませんでした。私は競歩を経験したことがないのでよくわかりませんが、競歩って苦しくないんでしょうか? そんなことありませんよね? ぜひ経験者の感想を聞いてみたいです(笑)。  2024年パリ五輪を目指すことを明言した岡田選手。ライバルの藤井菜々子選手(エディオン)とともに競歩界にどんな歴史を作っていくのか、これからも注目したいと思います。 <追記>  岡田選手はこのたびご結婚されたことを自身のSNSで発表しました。おめでとうございます! この話を聞いたちょうど10年前にも取材をしていました。熊谷女高のグラウンドにて
山本慎一郎(やまもとしんいちろう) 月刊陸上競技 編集部(兼企画営業部)企画課長 1983年1月生まれ。福島県いわき市出身。160cm、47kg(ピーク時)。植田中→磐城高→福島大→法大卒。中学では1学年下の村上康則(2010年日本選手権1500m覇者)と一緒に駅伝を走り、その才能を間近で見て挫折。懲りずに高校で都大路、大学で箱根駅伝を目指すも、いずれも未達に終わる。引退するタイミングを逸して現在も市民ランナーとして活動中。シューズマニアの一面も持ち、月陸Onlineでは「シューズレポ」を連載中。
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2024.04.24

新潟アルビレックスRC サトウ食品とクラブネーミングライツパートナー契約「日本の陸上界にとって新たな1ページ」

新潟アルビレックスランニングクラブは4月24日、地元(新潟市)に本社を置くサトウ食品とクラブ初のネーミングライツパートナー契約を締結したことを発表した。契約は3年としている。 同市内で行われた記者会見にはサトウ食品の佐藤 […]

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