2022.06.24
毎週金曜日更新!?
★月陸編集部★
攻め(?)のアンダーハンド
リレーコラム🔥
毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ!
陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。
編集スタッフが週替りで綴って行きたいと思います。
暇つぶし程度にご覧ください!
第151回「いざ、陸上の聖地へ!」(向永拓史)
アメリカ大使館に行ってきました。溜池山王駅から地上に上がると、警察官の方々がたくさん。なんだからピリピリムード。列に並んで、空港のように手荷物チェックがある。ところどころ英語で話しかけられるのは大使館だからなのか、それとも私が日焼けしすぎているからなのか。
米国に行くためのビザを申請しました! 通常は「ESTA」で入国できるようなのですが、今回は世界陸上の「報道ビザ」の申請が必要とのことで、急いで手続きしました。「ヨカッタ、来週トドキマース」と言われたので、多分大丈夫かな。
アメリカに行くのは初めて。世界陸上の取材も初めて。選手から「世界大会になると、向永さんいなかったから」と言われてしまう。もちろん避けていたわけじゃないです。大人の事情なのです。ちなみにアメリカで世界陸上が行われるのも初めて。これは結構、意外な感じがしますね。
ここまで、マラソン、競歩、そして先日の日本選手権まで終えた段階で日本代表選手が一次内定しています。このあと、ワールドランキングなどでどれだけ二次内定者が増えるか。できるだけ多くの選手が見たいです!
舞台となるのはヘイワード・フィールド。オレゴン州ユージンにあるオレゴン大学の競技場です。全米選手権やダイヤモンドリーグなどが行われる米国陸上界の“聖地”らしいです。ということは、もはや「陸上の聖地」じゃん!
ホテルはいくつかあったのですが、こちらも大人の事情でかくかくしかじか。ホテルとして利用する学生寮に宿泊します。これがまぁ、なんというか。また月陸(もしくは個人)のSNSや、後日談として紹介したいと思います。不安しかない……。
いや、行ってみないとわかんないし! (10日くらい)『住めば都』かもしれないし!
この仕事をしている以上、やっぱりあこがれていた世界大会の取材。そこに行けるワクワクはすごいです。
でも、やっぱり忘れてはいけない原点もあります。先日はインターハイ南関東大会に行きました。選手の泣き笑いをたくさん見ました。私もいっぱい泣きました。やっぱりこれだよなって。
今回、世界陸上の代表になる選手たちもみんな通ってきた道。南関東大会で無冠だった泉谷駿介選手が泣いていた姿は今も目に焼き付いています。「インターハイで絶対に勝ちます」と言っていました。きっと、今大会で涙を流した選手も強くなれるんだろうなと思います。
あ、ちなみに泉谷選手が出場していたのは八種競技と三段跳!
世界大会に行くからこそ、私も原点を思い出して、胸に刻んで飛行機に乗ろう。そう決意しました。
渡米まであと3週間ほど。あー、ちゃんと着けるかな。ちゃんと取材できるかな。ちゃんと帰って来られるかな。
その前に8月号、本当に完成できるのかな……。
向永拓史(むかえ・ひろし) 月刊陸上競技編集部 新米編集部員 1983年8月30日生まれ。16★cm、58kg、O型。石川県金沢市生まれ、滋賀県育ち。両親の仕事の都合で多数の引っ越しを経験し、幼少期より「どうせ友達になっても離れる」とひねくれて育つ。運動音痴で絵を描くのが好きな少年だったが、小4の時に開幕したJリーグの影響で三浦知良に心酔してサッカー少年に転向。2011年全中以降、陸上競技の取材をすることになり、現在に至る。身体作りを頑張って選手から「前はまんまるだった」と言われるほど痩せたらしい。 |
編集部コラム第150回「8月号の発売日は7月12日です!」(小川)
編集部コラム第149回「表彰式」(船越)
編集部コラム第148回「陸上ってチームスポーツ!」(松尾)
編集部コラム第147回「激アツ!青春!インターハイ!!」(松永)
編集部コラム第146回「陸上世界選手権ヒストリー」(大久保)
編集部コラム第145回「100m→400m→1500m」(井上)
編集部コラム第144回「自分の限界はどこにある?」(山本)
編集部コラム第143回「蹴上がりできますか?」(向永)
編集部コラム第142回「陸上の春がやってきた!!」(小川)
編集部コラム第141回「怠惰なる自分」(船越)
編集部コラム第140回「はじめまして!」(松尾)
編集部コラム第139回「陸上界ゆく人、くる人」(松永)
編集部コラム第138回「2021年仮想都道府県対抗リレー」(大久保)
編集部コラム第137回「記録更新の空白期間」(井上)
編集部コラム第136回「西監督」(山本)
編集部コラム第135回「ら抜いて檄を飛ばして帯同して輩出する」(向永)
編集部コラム第134回「月陸リニューアル!!」(小川)
編集部コラム第133回「自分だけのルール」(船越)
編集部コラム第132回「スパッと辞めるか、泥臭く続けるか」(松永)
編集部コラム第131回「冬季オリンピックに挑む陸上選手」(大久保)
編集部コラム第130回「個人成績で見る昨年の全国高校駅伝」(井上)
編集部コラム第129回「セカンドキャリアを考える」(山本)
編集部コラム第128回「功労賞とU20招待はどうでしょ?」(向永)
編集部コラム第127回「明けましておめでとうございます」(小川)
編集部コラム第126回「スパートすんのかいせんのかい」(船越)
編集部コラム第125回「記録ラッシュ!」(松永)
編集部コラム第124回「データで見る全国中学校駅伝」(大久保)
編集部コラム第123回「2021年の思い出」(井上)
編集部コラム第122回「長距離選手の身長」(山本)
編集部コラム第121回「足が速くなる魔法」(向永)
編集部コラム第120回「2021年の節目は…」(小川)
編集部コラム第119回「現実逃避」(船越)
編集部コラム第118回「高校で5000m15分台でも……」(松永)
編集部コラム第117回「データで見る箱根駅伝予選会」(大久保)
編集部コラム第116回「高校駅伝の試走にチャリ?」(井上)
編集部コラム第115回「ウエイトコントロール」(山本)
編集部コラム第114回「お別れのあいさつ」(向永)
編集部コラム第113回「TOKYO 2020の喜劇」(小川)
編集部コラム第112回「点と点のつながり」(船越)
編集部コラム第111回「裏方あっての表舞台」(松永)
編集部コラム第110回「2020東京五輪優勝記録ランキング」(大久保)
編集部コラム第109回「月陸の歴史も切り開いた田中選手」(井上)
編集部コラム第108回「特別な存在」(山本)
編集部コラム第107回「オリンピックの価値」(向永)
編集部コラム第106回「どうしても気になるどうでもいいこと」(船越)
編集部コラム第105回「東京五輪ついに開幕!!!」(小川)
編集部コラム第104回「オリンピックの思い出とインターハイ」(松永)
編集部コラム第103回「五輪メダリストのトリビア」(大久保)
編集部コラム第102回「あたたかい目」(井上)
編集部コラム第101回「4年サイクル」(山本)
編集部コラム第100回「誰がために月陸はある」(向永)
編集部コラム第99回「『9』秒台」(小川)
編集部コラム第98回「いいわけ」(船越)
編集部コラム第97回「My Privacy」(松永)
編集部コラム第96回「追い風最高記録」(大久保)
編集部コラム第95回「競技会に必要なもの」(井上)
編集部コラム第94回「メンタルトレーニング」(山本)
編集部コラム第93回「努力は報われた」(向永)
編集部コラム第92回「2年ぶりの織田記念」(小川)
編集部コラム第91回「エゴイスト」(船越)
編集部コラム第90回「あらためて100m10秒台ってすごいタイムですよね??」(松永)
編集部コラム第89回「学生競技会の華 大学対校戦!」(大久保)
編集部コラム第88回「U20世界選手権の上位候補をリサーチ!」(井上)
編集部コラム第87回「編集部コラム「郷土の応援」(山本)
編集部コラム第86回「あこがれの松田耕作記者」(向永)
編集部コラム第85回「スポーツのチカラ」(小川)
編集部コラム第84回「初心」(船越)
編集部コラム第83回「高校生にとってのインターハイ」(松永)
編集部コラム第82回「2020年世界リストTop10入り日本人選手」(大久保)
編集部コラム第81回「〝きっかけ〟の提供を」(井上)
編集部コラム第80回「一番アツい夏」(山本)
編集部コラム第79回「前向きな言葉という魔法」(向永)
編集部コラム第78回「自分なりの『答え』を探す」(小川)
編集部コラム第77回「カメラマンの箱根駅伝」(船越)
編集部コラム第76回「専門誌記者の箱根駅伝」(松永)
編集部コラム第75回「データで見る箱根駅伝当日エントリー変更」(大久保)
編集部コラム第74回「2020年を振り返って」(井上)
編集部コラム第73回「プレッシャーとの向き合い方」(山本)
編集部コラム第72回「陸上競技のイメージを変えたい」(向永)
編集部コラム第71回「2020年ラストスパート!!」(小川)
編集部コラム第70回「理不尽なこと」(船越)
編集部コラム第69回「這い上がる」(松永)
編集部コラム第68回「都道府県対抗 男子十種競技選手権」(大久保)
編集部コラム第67回「都大路も高速レースの予感」(井上)
編集部コラム第66回「陸上競技を続けると……?」(山本)
編集部コラム第65回「強い選手の共通点?パート2」(向永)
編集部コラム第64回「2020年シーズンはまだこれから!!」(小川)
編集部コラム第63回「質と量」(船越)
編集部コラム第62回「たかが2cm、されど2cm」(松永)
編集部コラム第61回「都道府県対抗 女子七種競技選手権」(大久保)
編集部コラム第60回「キソの大切さ」(井上)
編集部コラム第59回「思い込みを捨てる」(山本)
編集部コラム第58回「それ、ドーピングだよ」(向永)
編集部コラム第57回「東京五輪へ“もう1度”あと1年」(小川)
編集部コラム第56回「魔法の言葉」(船越)
編集部コラム第55回「月陸ってどんな雑誌?」(松永)
編集部コラム第54回「インターハイ種目別学校対抗(女子編)」(大久保)
編集部コラム第53回「明確なビジョン」(井上)
編集部コラム第52回「人間性を磨く」(山本)
編集部コラム第51回「指が痛い。」(向永)
編集部コラム第50回「温故知新」(小川)
編集部コラム第49回「対面取材」(船越)
編集部コラム第48回「日本選手権優勝者を世代別にまとめてみた」(松永)
編集部コラム第47回「インターハイ種目別学校対抗(男子編)」(大久保)
編集部コラム第46回「月陸に自分が載った」(井上)
編集部コラム第45回「陸上競技と関わり続ける」(山本)
編集部コラム第44回「逃げるとどうなる?」(向永)
編集部コラム第43回「成長のヒント」(小川)
編集部コラム第42回「日本実業団記録」(大久保)
編集部コラム第41回「思い出の2016年長野全中」(松永)
編集部コラム第40回「葛藤」(船越)
編集部コラム第39回「何も咲かない寒い日は……」(井上)
編集部コラム第38回「社会の一員としての役割」(山本)
編集部コラム第37回「大学生、高校生、中学生に光を」(向永)
編集部コラム第36回「Tokyo 2020+1」(小川)
編集部コラム第35回「善意」(船越)
編集部コラム第34回「ピンチをチャンスに」(松永)
編集部コラム第33回「日本記録アラカルト」(大久保)
編集部コラム第32回「独断で選ぶ2019年度高校陸上界5選」(井上)
編集部コラム第31回「記録と順位」(山本)
編集部コラム第30回「答えを見つけ出す面白さ」(向永)
編集部コラム第29回「初めてのオリンピック」(小川)
編集部コラム第28回「人生意気に感ず」(船越)
編集部コラム第27回「学生駅伝〝区間賞〟に関するアレコレ」(松永)
編集部コラム第26回「2019年度 陸上界ナンバーワン都道府県は?」(大久保)
編集部コラム第25回「全国男子駅伝の〝私見〟大会展望」(井上)
編集部コラム第24回「箱根駅伝の高速化を検証」(山本)
編集部コラム番外編「勝負師の顔」(山本)
編集部コラム第23回「みんなキラキラ」(向永)
編集部コラム第22回「国立競技場」(小川)
編集部コラム第21回「〝がんばれ〟という言葉の力と呪縛」(船越)
編集部コラム第20回「日本記録樹立者を世代別にまとめてみた」(松永)
編集部コラム第19回「高校陸上界史上最強校は?(女子編)」(大久保)
編集部コラム第18回「独断で選ぶ全国高校駅伝5選」(井上)
編集部コラム第17回「リクジョウクエスト2~そして月陸へ~」(山本)
編集部コラム第16回「強い選手の共通点?」(向永)
編集部コラム第15回「続・ドーハの喜劇?」(小川)
編集部コラム第14回「初陣」(船越)
編集部コラム第13回「どうなる東京五輪マラソン&競歩!?」(松永)
編集部コラム第12回「高校陸上界史上最強校は?(男子編)」(大久保)
編集部コラム第11回「羽ばたけ日本の中距離!」(井上)
編集部コラム第10回「心を動かすもの」(山本)
編集部コラム第9回「混成競技のアレコレ」(向永)
編集部コラム第8回「アナウンス」(小川)
編集部コラム第7回「ジンクス」(船越)
編集部コラム第6回「学生駅伝を支える主務の存在」(松永)
編集部コラム第5回「他競技で活躍する陸上競技経験者」(大久保)
編集部コラム第4回「とらんすふぁ~」(井上)
編集部コラム第3回「リクジョウクエスト」(山本)
編集部コラム第2回「あんな選手を目指しなさい」(向永)
編集部コラム第1回「締め切りとIHと五輪」(小川)
第151回「いざ、陸上の聖地へ!」(向永拓史)
アメリカ大使館に行ってきました。溜池山王駅から地上に上がると、警察官の方々がたくさん。なんだからピリピリムード。列に並んで、空港のように手荷物チェックがある。ところどころ英語で話しかけられるのは大使館だからなのか、それとも私が日焼けしすぎているからなのか。 米国に行くためのビザを申請しました! 通常は「ESTA」で入国できるようなのですが、今回は世界陸上の「報道ビザ」の申請が必要とのことで、急いで手続きしました。「ヨカッタ、来週トドキマース」と言われたので、多分大丈夫かな。 アメリカに行くのは初めて。世界陸上の取材も初めて。選手から「世界大会になると、向永さんいなかったから」と言われてしまう。もちろん避けていたわけじゃないです。大人の事情なのです。ちなみにアメリカで世界陸上が行われるのも初めて。これは結構、意外な感じがしますね。 ここまで、マラソン、競歩、そして先日の日本選手権まで終えた段階で日本代表選手が一次内定しています。このあと、ワールドランキングなどでどれだけ二次内定者が増えるか。できるだけ多くの選手が見たいです! 舞台となるのはヘイワード・フィールド。オレゴン州ユージンにあるオレゴン大学の競技場です。全米選手権やダイヤモンドリーグなどが行われる米国陸上界の“聖地”らしいです。ということは、もはや「陸上の聖地」じゃん! ホテルはいくつかあったのですが、こちらも大人の事情でかくかくしかじか。ホテルとして利用する学生寮に宿泊します。これがまぁ、なんというか。また月陸(もしくは個人)のSNSや、後日談として紹介したいと思います。不安しかない……。 いや、行ってみないとわかんないし! (10日くらい)『住めば都』かもしれないし! この仕事をしている以上、やっぱりあこがれていた世界大会の取材。そこに行けるワクワクはすごいです。 でも、やっぱり忘れてはいけない原点もあります。先日はインターハイ南関東大会に行きました。選手の泣き笑いをたくさん見ました。私もいっぱい泣きました。やっぱりこれだよなって。 今回、世界陸上の代表になる選手たちもみんな通ってきた道。南関東大会で無冠だった泉谷駿介選手が泣いていた姿は今も目に焼き付いています。「インターハイで絶対に勝ちます」と言っていました。きっと、今大会で涙を流した選手も強くなれるんだろうなと思います。 あ、ちなみに泉谷選手が出場していたのは八種競技と三段跳! 世界大会に行くからこそ、私も原点を思い出して、胸に刻んで飛行機に乗ろう。そう決意しました。 渡米まであと3週間ほど。あー、ちゃんと着けるかな。ちゃんと取材できるかな。ちゃんと帰って来られるかな。 その前に8月号、本当に完成できるのかな……。向永拓史(むかえ・ひろし) 月刊陸上競技編集部 新米編集部員 1983年8月30日生まれ。16★cm、58kg、O型。石川県金沢市生まれ、滋賀県育ち。両親の仕事の都合で多数の引っ越しを経験し、幼少期より「どうせ友達になっても離れる」とひねくれて育つ。運動音痴で絵を描くのが好きな少年だったが、小4の時に開幕したJリーグの影響で三浦知良に心酔してサッカー少年に転向。2011年全中以降、陸上競技の取材をすることになり、現在に至る。身体作りを頑張って選手から「前はまんまるだった」と言われるほど痩せたらしい。 |
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