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2020.10.16

編集部コラム「2020年シーズンはまだこれから!!」
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毎週金曜日更新!?

★月陸編集部★

攻め(?)のアンダーハンド

リレーコラム🔥

毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ!
陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。
編集スタッフが週替りで綴って行きたいと思います。
暇つぶし程度にご覧ください!

第64回「2020年シーズンはまだこれから!!(小川雅生)


全国中学生大会の舞台は日産スタジアム(写真は2018年のジュニア五輪)

日本選手権が終わって、明日で2週間。体調を崩すことなくここまで来ていますので、ようやく無事に取材が終了しました。

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今、陸上界はこうやって1つひとつ大会を積み重ねています。運営を担う方々の努力、不安、重圧を想像するだけで胃が痛くなりますが、これまで何事もなく〝次〟を迎えられているということは、それだけどの大会も成功裏に終わっているということ。今後も1人ひとりが感染予防対策を徹底し、全体の予防につなげていきたいものです。

本当に考えられないようなことが次々と起こった2020年ではありますが、トラック&フィールドのトップ選手たちは、日本選手権で一段落。シーズンオフに入った人たちもたくさんいます。

しかし!

2020年シーズンは、まだまだ続きます。

と言いますか、これからますます熱くなっていくはずです!

その主役は中学生、高校生たち。

夏に迎えられなかった「日本一」を決める舞台がついにやってきました。

まずは今日、神奈川県横浜市の日産スタジアムで「全国中学生大会2020」が開幕。夏の全中と同じ男子13種目、女子10種目が、18日までの3日間の日程で行われます。

さらに来週、10月23日~25日には、広島市のエディオンスタジアムで「全国高校大会2020」が開催され、インターハイと同じ男子19種目、女子18種目(リレー4種目は全国中学生大会と併催)が実施されます。

どちらも全中、インターハイよりも参加総数の規模は小さくなりました。出場資格があっても断念せざるを得なかった選手たちもたくさんいます。それでも、出場する選手たちには、たまりにたまったエネルギーのすべてをぶつけてほしいと願います。

日本一を懸けて全力を注ぐ姿を、連日、日本陸連が用意するライブ映像で全国の中学生、高校生たちが見てくれているはずです。その姿はきっと、同じ陸上競技に取り組む仲間たちの心を揺さぶるものになるでしょう。


全国高校大会は日本屈指の高速トラック「エディオンスタジアム広島」で開催(写真は昨年の織田記念)

確かに、それぞれの“夏”はもう帰ってきません。夏の全国大会は、その舞台に立てた人はもちろん、立てなかったけどそのために挑戦した人たちにとって、いつまでも記憶に残り続けるものです。それを経験できなかったことが、これからの人生にどんな影響があるのかは、私には想像もつきません。

だからこそ、全国中学生大会、全国高校大会を夏の代わりではなく、全中、インターハイと同じ舞台として戦い抜いてほしいと思います。そうすれば、全国の仲間たちも、すっきりと次へのステップを踏み出せるのではないか――。

1人ひとりのベストパフォーマンスを、心から願っています。

小川雅生(おがわ・まさお)
月刊陸上競技編集部 部長
1977年7月12日生まれ、43歳。173cm、68kg、AB型。大阪府東大阪市で出生、兵庫県尼崎市育ち。塚口中→尼崎北高→甲南大。3つ年上の兄の影響で中学から陸上部に入り、大学まで取り組む(専門種目はハードル)。塚口中3年の時、OBで1992年バルセロナ五輪男子走幅跳代表の森長正樹さんの壮行会で生徒会長として花束を渡したが、当時の新聞には私の隣にいた書記のコメントが載っていたという実績を持つ。今季の目標は体重の短縮は達成し、自己新を出した尿酸値もドーピングにより改善。来季は現状を安定させることが目標。

編集部コラム第63回「質と量」(船越)
編集部コラム第62回「たかが2cm、されど2cm」(松永)
編集部コラム第61回「都道府県対抗 女子七種競技選手権」(大久保)
編集部コラム第60回「キソの大切さ」(井上)
編集部コラム第59回「思い込みを捨てる」(山本)
編集部コラム第58回「それ、ドーピングだよ」(向永)
編集部コラム第57回「東京五輪へ“もう1度”あと1年」(小川)
編集部コラム第56回「魔法の言葉」(船越)
編集部コラム第55回「月陸ってどんな雑誌?」(松永)
編集部コラム第54回「インターハイ種目別学校対抗(女子編)」(大久保)
編集部コラム第53回「明確なビジョン」(井上)
編集部コラム第52回「人間性を磨く」(山本)
編集部コラム第51回「指が痛い。」(向永)
編集部コラム第50回「温故知新」(小川)
編集部コラム第49回「対面取材」(船越)
編集部コラム第48回「日本選手権優勝者を世代別にまとめてみた」(松永)
編集部コラム第47回「インターハイ種目別学校対抗(男子編)」(大久保)
編集部コラム第46回「月陸に自分が載った」(井上)
編集部コラム第45回「陸上競技と関わり続ける」(山本)
編集部コラム第44回「逃げるとどうなる?」(向永)
編集部コラム第43回「成長のヒント」(小川)
編集部コラム第42回「日本実業団記録」(大久保)
編集部コラム第41回「思い出の2016年長野全中」(松永)
編集部コラム第40回「葛藤」(船越)
編集部コラム第39回「何も咲かない寒い日は……」(井上)
編集部コラム第38回「社会の一員としての役割」(山本)
編集部コラム第37回「大学生、高校生、中学生に光を」(向永)
編集部コラム第36回「Tokyo 2020+1」(小川)
編集部コラム第35回「善意」(船越)
編集部コラム第34回「ピンチをチャンスに」(松永)
編集部コラム第33回「日本記録アラカルト」(大久保)
編集部コラム第32回「独断で選ぶ2019年度高校陸上界5選」(井上)
編集部コラム第31回「記録と順位」(山本)
編集部コラム第30回「答えを見つけ出す面白さ」(向永)
編集部コラム第29回「初めてのオリンピック」(小川)
編集部コラム第28回「人生意気に感ず」(船越)
編集部コラム第27回「学生駅伝〝区間賞〟に関するアレコレ」(松永)
編集部コラム第26回「2019年度 陸上界ナンバーワン都道府県は?」(大久保)
編集部コラム第25回「全国男子駅伝の〝私見〟大会展望」(井上)
編集部コラム第24回「箱根駅伝の高速化を検証」(山本)
編集部コラム番外編「勝負師の顔」(山本)
編集部コラム第23回「みんなキラキラ」(向永)
編集部コラム第22回「国立競技場」(小川)
編集部コラム第21回「〝がんばれ〟という言葉の力と呪縛」(船越)
編集部コラム第20回「日本記録樹立者を世代別にまとめてみた」(松永)
編集部コラム第19回「高校陸上界史上最強校は?(女子編)」(大久保)
編集部コラム第18回「独断で選ぶ全国高校駅伝5選」(井上)
編集部コラム第17回「リクジョウクエスト2~そして月陸へ~」(山本)
編集部コラム第16回「強い選手の共通点?」(向永)
編集部コラム第15回「続・ドーハの喜劇?」(小川)
編集部コラム第14回「初陣」(船越)
編集部コラム第13回「どうなる東京五輪マラソン&競歩!?」(松永)
編集部コラム第12回「高校陸上界史上最強校は?(男子編)」(大久保)
編集部コラム第11回「羽ばたけ日本の中距離!」(井上)
編集部コラム第10回「心を動かすもの」(山本)
編集部コラム第9回「混成競技のアレコレ」(向永)
編集部コラム第8回「アナウンス」(小川)
編集部コラム第7回「ジンクス」(船越)
編集部コラム第6回「学生駅伝を支える主務の存在」(松永)
編集部コラム第5回「他競技で活躍する陸上競技経験者」(大久保)
編集部コラム第4回「とらんすふぁ~」(井上)
編集部コラム第3回「リクジョウクエスト」(山本)
編集部コラム第2回「あんな選手を目指しなさい」(向永)
編集部コラム第1回「締め切りとIHと五輪」(小川)

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第64回「2020年シーズンはまだこれから!!(小川雅生)

全国中学生大会の舞台は日産スタジアム(写真は2018年のジュニア五輪) 日本選手権が終わって、明日で2週間。体調を崩すことなくここまで来ていますので、ようやく無事に取材が終了しました。 今、陸上界はこうやって1つひとつ大会を積み重ねています。運営を担う方々の努力、不安、重圧を想像するだけで胃が痛くなりますが、これまで何事もなく〝次〟を迎えられているということは、それだけどの大会も成功裏に終わっているということ。今後も1人ひとりが感染予防対策を徹底し、全体の予防につなげていきたいものです。 本当に考えられないようなことが次々と起こった2020年ではありますが、トラック&フィールドのトップ選手たちは、日本選手権で一段落。シーズンオフに入った人たちもたくさんいます。 しかし! 2020年シーズンは、まだまだ続きます。 と言いますか、これからますます熱くなっていくはずです! その主役は中学生、高校生たち。 夏に迎えられなかった「日本一」を決める舞台がついにやってきました。 まずは今日、神奈川県横浜市の日産スタジアムで「全国中学生大会2020」が開幕。夏の全中と同じ男子13種目、女子10種目が、18日までの3日間の日程で行われます。 さらに来週、10月23日~25日には、広島市のエディオンスタジアムで「全国高校大会2020」が開催され、インターハイと同じ男子19種目、女子18種目(リレー4種目は全国中学生大会と併催)が実施されます。 どちらも全中、インターハイよりも参加総数の規模は小さくなりました。出場資格があっても断念せざるを得なかった選手たちもたくさんいます。それでも、出場する選手たちには、たまりにたまったエネルギーのすべてをぶつけてほしいと願います。 日本一を懸けて全力を注ぐ姿を、連日、日本陸連が用意するライブ映像で全国の中学生、高校生たちが見てくれているはずです。その姿はきっと、同じ陸上競技に取り組む仲間たちの心を揺さぶるものになるでしょう。 全国高校大会は日本屈指の高速トラック「エディオンスタジアム広島」で開催(写真は昨年の織田記念) 確かに、それぞれの“夏”はもう帰ってきません。夏の全国大会は、その舞台に立てた人はもちろん、立てなかったけどそのために挑戦した人たちにとって、いつまでも記憶に残り続けるものです。それを経験できなかったことが、これからの人生にどんな影響があるのかは、私には想像もつきません。 だからこそ、全国中学生大会、全国高校大会を夏の代わりではなく、全中、インターハイと同じ舞台として戦い抜いてほしいと思います。そうすれば、全国の仲間たちも、すっきりと次へのステップを踏み出せるのではないか――。 1人ひとりのベストパフォーマンスを、心から願っています。
小川雅生(おがわ・まさお) 月刊陸上競技編集部 部長 1977年7月12日生まれ、43歳。173cm、68kg、AB型。大阪府東大阪市で出生、兵庫県尼崎市育ち。塚口中→尼崎北高→甲南大。3つ年上の兄の影響で中学から陸上部に入り、大学まで取り組む(専門種目はハードル)。塚口中3年の時、OBで1992年バルセロナ五輪男子走幅跳代表の森長正樹さんの壮行会で生徒会長として花束を渡したが、当時の新聞には私の隣にいた書記のコメントが載っていたという実績を持つ。今季の目標は体重の短縮は達成し、自己新を出した尿酸値もドーピングにより改善。来季は現状を安定させることが目標。
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