2025.08.17
ダイヤモンドリーグ(DL)第12戦のシレジア・カミラ・スコリモフスカ記念が8月16日、ポーランド・シレジアで開催され、男子400mハードルは世界記録(45秒94)保持者のK.ワルホルム(ノルウェー)が自己2番目となる46秒28の今季世界最高で勝ち、DL記録を樹立した。
ワルホルムは2021年東京五輪で世界記録を樹立して金メダルを獲得。世界選手権では17年、19年、23年と制している。
女子400mハードルはブダペスト世界選手権金メダルのF.ボル(オランダ)が51秒91の今季世界最高で大会新V。女子100mハードルはパリ五輪杵のM.ラッセル(米国)が12秒19(1.4)のDL記録で制した。
女子100mはパリ五輪銅メダルのM.ジェファーソン・ウッデン(米国)が10秒66(+0.1)で、男子100mはパリ五輪銀メダルのK.トンプソン(ジャマイカ)が9秒87(+0.3)で制し、いずれも大会タイ記録だった。男子100mの2位には、パリ五輪金メダリストのN.ライルズ(米国)がシーズンベストの9秒90で入っている。
男子棒高跳は、8月12日の世界陸連コンチネンタルツアーゴールドで6m29の世界記録を打ち立てたA.デュプランティス(スウェーデン)が6m10で1位だった。
また、ダイヤモンドレース対象外種目でも好記録が誕生。女子3000mで、1500mの世界記録保持者F.キピエゴン(ケニア)が世界歴代2位の8分07秒04で優勝した。
キピエゴンは現在31歳。1500mで五輪3連覇中で、世界選手権はブダペストで5000mとの2冠を達成しているほか、オレゴン、ロンドンでも金メダルを手にしている。
3000mは2022年以来の出場で、自己記録を15秒以上短縮し、世界記録まであと0.93秒に迫った。「タイムにはとても満足。レース中、世界記録の赤の(ペーサー)ラインは見えてはいたが、今日は暑すぎた。来年またここへ帰ってきたい」と話した。
同じくダイヤモンドレース対象外の女子800mでは、パリ五輪金メダルのK.ホジキンソン(英国)が約1年ぶりの復帰戦で、今季世界最高記録の1分54秒74をマークして制した。
日本からは3選手が出場。男子やり投のディーン元気(ミズノ)が67m91で8位。DL初出場となった長谷川直人(サトウ食品新潟アルビレックスRC)は2m22で9位。女子3000mに出場した田中希実(New Balance)が8分45秒80で13位だった。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.10.01
400m世界室内代表の吉川崚がJALに内定 「人としても高みを目指していきます」
-
2025.10.01
-
2025.10.01
-
2025.10.01
-
2025.09.11
-
2025.09.12
-
2025.09.03
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.10.01
田中希実がYouTubeチャンネルを開設!「自然体の姿を身近に感じて、一緒に世界中を走っている気分に」
10月1日、女子中長距離の田中希実(New Balance)が自身のSNSを更新し、公式YouTubeチャンネルを開設したことを発表した。 同日に公開された最初の動画は米国・フィラデルフィアで撮影されたもの。映画「ロッキ […]
2025.10.01
400m世界室内代表の吉川崚がJALに内定 「人としても高みを目指していきます」
10月1日、JALは来春に入社するトップアスリートを発表し、男子400mの吉川崚(筑波大院)の入社内定を明らかにした。 吉川は千葉県出身。中学時代は長距離もやっていたが、千葉東高ではスプリントに注力。U18日本選手権で優 […]
2025.10.01
【学生長距離Close-upインタビュー】ユニバハーフ4位の立教大・馬場賢人 「着実に成長している」
学生長距離Close-upインタビュー 馬場賢人 Baba Kento 立教大4年 「月陸Online」限定で大学長距離選手のインタビューをお届けする「学生長距離Close-upインタビュー」。52回目は、立教大の馬場賢 […]
2025.10.01
青学大駅伝公式アプリが公開 試合速報やインタビュー配信「選手やチームの魅力をより深く、スムーズに」
青学大陸上部は10月1日、長距離ブロックのホームページなどで「青学駅伝公式アプリ」を公開した発表した。 アプリのアイコンは青学大駅伝チームのエンブレムとなっており、チームの最新情報が表示されるタイムライン機能を搭載。テキ […]
2025.10.01
プリンセス駅伝のエントリー発表! 天満屋・前田穂南 ダイハツ・松田瑞生ら登録 世界陸上入賞の大塚製薬・小林香菜もメンバー入り
日本実業団連合は10月1日、全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)の出場権を懸けて、10月19日に行われる第11回全日本実業団対抗女子駅伝予選会(プリンセス駅伝in宗像・福津)のエントリーチームを発表した。 大会には […]
Latest Issue
最新号

2025年10月号 (9月9日発売)
【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/