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2023.06.30

編集部コラム「2年連続の東北大会」

毎週金曜日更新!?
★月陸編集部★
攻め(?)のアンダーハンド
リレーコラム🔥
毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ!
陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。
編集スタッフが週替りで綴って行きたいと思います。
暇つぶし程度にご覧ください!

第203「2年連続の東北大会(井上 敦)


6月も今日で最後。2023年も折り返しです。編集部は8月号(7月13日)に向けて仕事の日々。今月もさまざまな大会が行われましたが、余すところなく紹介する予定です(たぶん)。また、トレーニング企画も用意しています(たぶん)。あと……、忘れてはいけない。別冊付録で北海道インターハイのガイドもあります。

さて、私は先日、インターハイ東北大会の取材で、山形県総合運動公園陸上競技場(NDソフトスタジアム山形/天童市)に行ってきました。東北大会は青森開催だった昨年に続いて2年連続。天童の競技場に行くのは2018年の山形県大会以来、5年ぶりでした。

月陸からの東北大会派遣は昨年と同じく私1人。取材と撮影の両方を行います。1年前は青森出張の数日前に右太ももを痛めて、会期前半は脚を引きずっていましたが、今年は大丈夫。初日から思うままに動き回りました。

競技場内のあちこちで種目がほぼ同時に行われるので、撮影する時は、競技の邪魔をしないようにインフィールドを横断したり(最近は芝生管理などを理由に禁止されている競技場が増えていて……、残念です)、トラックの外側を走りながら、大会主催者が認める範囲で撮影スポットを移動します。

そこで撮り終えると走って元の撮影位置に戻ったり、別の種目を取り行くというのはよくあること。加えて、取材もあるので、ずっと撮影しているわけにはいきません。タイムテーブルはもちろん、フィールド種目は試技順やバーの高さ、何回目(何投目)かなど状況をなるべく把握しながら、メインスタンド下の取材エリアと撮影の往復です。

今年の東北大会は、表彰式をメインスタンド上層のロイヤルボックスで行ったため、決勝種目が終わるたびに表彰時間が決められていきました。取材ができるのは選手たちが上層に移動する前と、表彰後に降りてきた後。ですので比較的時間が読めました。そうやって、大会の進行を把握するのも意外と大切です。

取材を切り上げて撮影に行く時もあるので、「もっと選手の話を聞きたい」と後ろ髪を引かれる思いもたくさんしていますが、大切な「画」がなければ雑誌や月陸Onlineは作れないので、割り切るしかありません。

そうやって、可能な限り、撮影と取材に可能な限りフル回転した4日間でした。それぞれのクオリティは原稿の出来も含め、相変わらずのレベルですけどね。

20代や30代ではないので、肉体的にはきついのですが、選手に近い位置で風の向きや強さを体感でき、取材する時に参考になります。スタンドの記者席からでも、風速計や吹き流しを見ることができますが、現場では微妙に違うこともあるんです。

また、撮影エリアによっては、選手同士の会話が聞こえることもあるので、ネタを拾うケースもあります。取材のみ、撮影のみ、にはないおもしろさも十分。今回もそれを実感できたと感じます。今はそれを「誌面に生かせたらなあ」と思いながら、パソコンや資料、メモなどとにらめっこしている最中です。

井上 敦(いのうえ あつし)
1978年8月生まれ。新潟市江南区出身。横越中→新潟明訓高→某大学(陸上では有名だが、陸上部に入っていないので匿名)。月刊陸上競技編集部には2015年6月中旬から在籍。中学で陸上部に入部して最初は100mを始めたものの、夏には400mに転向する。結果的には中学3年間で県大会に進めなかった。しかし、3年秋の駅伝で区間賞獲得やチームの県大会出場をきっかけにまたまた転向を決意。高校は中距離をメインに、2年の県新人大会1500mで6位に入ったのが最高成績だった。
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第203「2年連続の東北大会(井上 敦)

6月も今日で最後。2023年も折り返しです。編集部は8月号(7月13日)に向けて仕事の日々。今月もさまざまな大会が行われましたが、余すところなく紹介する予定です(たぶん)。また、トレーニング企画も用意しています(たぶん)。あと……、忘れてはいけない。別冊付録で北海道インターハイのガイドもあります。 さて、私は先日、インターハイ東北大会の取材で、山形県総合運動公園陸上競技場(NDソフトスタジアム山形/天童市)に行ってきました。東北大会は青森開催だった昨年に続いて2年連続。天童の競技場に行くのは2018年の山形県大会以来、5年ぶりでした。 月陸からの東北大会派遣は昨年と同じく私1人。取材と撮影の両方を行います。1年前は青森出張の数日前に右太ももを痛めて、会期前半は脚を引きずっていましたが、今年は大丈夫。初日から思うままに動き回りました。 競技場内のあちこちで種目がほぼ同時に行われるので、撮影する時は、競技の邪魔をしないようにインフィールドを横断したり(最近は芝生管理などを理由に禁止されている競技場が増えていて……、残念です)、トラックの外側を走りながら、大会主催者が認める範囲で撮影スポットを移動します。 そこで撮り終えると走って元の撮影位置に戻ったり、別の種目を取り行くというのはよくあること。加えて、取材もあるので、ずっと撮影しているわけにはいきません。タイムテーブルはもちろん、フィールド種目は試技順やバーの高さ、何回目(何投目)かなど状況をなるべく把握しながら、メインスタンド下の取材エリアと撮影の往復です。 今年の東北大会は、表彰式をメインスタンド上層のロイヤルボックスで行ったため、決勝種目が終わるたびに表彰時間が決められていきました。取材ができるのは選手たちが上層に移動する前と、表彰後に降りてきた後。ですので比較的時間が読めました。そうやって、大会の進行を把握するのも意外と大切です。 取材を切り上げて撮影に行く時もあるので、「もっと選手の話を聞きたい」と後ろ髪を引かれる思いもたくさんしていますが、大切な「画」がなければ雑誌や月陸Onlineは作れないので、割り切るしかありません。 そうやって、可能な限り、撮影と取材に可能な限りフル回転した4日間でした。それぞれのクオリティは原稿の出来も含め、相変わらずのレベルですけどね。 20代や30代ではないので、肉体的にはきついのですが、選手に近い位置で風の向きや強さを体感でき、取材する時に参考になります。スタンドの記者席からでも、風速計や吹き流しを見ることができますが、現場では微妙に違うこともあるんです。 また、撮影エリアによっては、選手同士の会話が聞こえることもあるので、ネタを拾うケースもあります。取材のみ、撮影のみ、にはないおもしろさも十分。今回もそれを実感できたと感じます。今はそれを「誌面に生かせたらなあ」と思いながら、パソコンや資料、メモなどとにらめっこしている最中です。
井上 敦(いのうえ あつし) 1978年8月生まれ。新潟市江南区出身。横越中→新潟明訓高→某大学(陸上では有名だが、陸上部に入っていないので匿名)。月刊陸上競技編集部には2015年6月中旬から在籍。中学で陸上部に入部して最初は100mを始めたものの、夏には400mに転向する。結果的には中学3年間で県大会に進めなかった。しかし、3年秋の駅伝で区間賞獲得やチームの県大会出場をきっかけにまたまた転向を決意。高校は中距離をメインに、2年の県新人大会1500mで6位に入ったのが最高成績だった。

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