2026.08.01
◇全国高校総体(インターハイ、7月30日~8月5日/滋賀・平和堂HATOスタジアム)2日目
高校アスリートの祭典、インターハイの2日目が行われ、最終盤までもつれた女子1500mは村井和果(薫英女学院3大阪)が4分23秒62で競り勝った。今回は留学生が不在でもあり、2016年の高橋ひな(西脇工・兵庫)以来、10年ぶりの日本人優勝を果たした。
「今回は留学生が出場せず、日本人だけのレースだったので、タイムというより勝負にこだわりました。昨日、『必ず1位を取る、どんな内容であっても必ず1位で終わる』という目標を立てたので、それを達成することができてうれしいです」
インターハイは1年時に800mで準決勝進出、2年目の昨年は1500mで13位。「位置取りが1年生の頃から苦手で、何度も失敗したことがありました」としつつ、「3年目の経験というか、ちょっとずつうまくなってきて、今回も大きな舞台で最後はしっかり良い位置取りができました」と、自身の成長に胸を張る。
ライバルたちも譲らず、終盤まで白熱の展開が繰り広げられるなか、村井は強みである「ラスト300mからの仕掛け」を一旦封印。「バックストレートが向かい風だったので、一度我慢してラスト200mで仕掛けました」と冷静なレース運びも光った。
「全国となると最後の最後まで粘ってくる選手もたくさんいて、後ろを気にしながら、フォームもめちゃくちゃだったと思いますが、とにかくがむしゃらに『1位、1位』ということだけ考えて進んだ感じです」
最後の直線の走りも笑顔でそう振り返った村井は、次なる戦いとなる3000mでも最高のパフォーマンを見せるつもりだ。
4分24秒10の黒田六花(仙台育英3宮城)が2位、4分24秒21の東はる(須磨学園3兵庫)が3位に入った。
他に女子では、400mのバログン・ハル(市川3千葉)が53秒74で2連覇を達成。タイムレース決勝で争われた5000m競歩は土志田実桜(春日部女3埼玉)が自己記録を1分以上短縮する22分33秒27で初優勝を飾った。
砲丸投は前回5位の小川莉緒(稲生3三重)が自己ベストタイの13m99をプットして頂点に立った。
100m予選では1組の吉永優衣(長崎日大3)が高校歴代3位の11秒47(+1.7)をマークし、従来の記録を0.03秒更新する大会新記録を打ち立てた。
男子は、1500mの吉田星(東海大札幌3北海道)が3分44秒31で快勝。400mは前回7位の奥村晃大(西京3京都)がただ1人、46秒台となる46秒82をマークし、3年前の全中でわずかに届かなかった日本一をつかんだ。
走幅跳は福田陸翔(鹿沼東3栃木)が5回目に7m55(+1.0)を跳んで逆転V。最終種目の1500mまで大接戦だった八種競技は、北村澪音(洛南3京都)が5932点で制し、前回3位の向原悠斗(皇學館3三重)が5896点で2位、中村有輝(諫早農3長崎)が5887点で3位を占めている。
文/小野哲史
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