HOME 国内、大学

2025.06.06

福岡大が44秒44で4×100mR3年ぶりV奪還!勝負決めた4走・山形愛羽「日本一取れてうれしい」/日本インカレ
福岡大が44秒44で4×100mR3年ぶりV奪還!勝負決めた4走・山形愛羽「日本一取れてうれしい」/日本インカレ

日本インカレ女子4×100mRを制した福岡大

◇天皇賜盃第94回日本学生対校選手権(6月5日~8日/岡山・JFE晴れの国スタジアム)2日目

学生日本一を決める日本インカレの2日目が行われた。女子4×100mリレーは福岡大が44秒44で3年ぶり4度目の優勝を飾った。

予選から福岡大が44秒31、青学大が44秒39、立命大が44秒47と従来の学生記録(44秒51)を上回るする記録ラッシュとなったこの種目。決勝も熱戦となるなか、制したのは“学生記録保持者”福岡大だった。

100m4位の柴藤凜が好スタートを切ると、2走の前田美結子、3走の大林璃音がトップ争いの位置をキープする。2時間前の100mを制したアンカー・山形愛羽は、青学大・佐藤葵唯、立命大・福井有香とほぼ同時にスタートを切った。予選の学生新3校による三つ巴の熱戦――。

それを制したのは福岡大・山形だった。中盤から青学大・佐藤の前に出ると、その位置を最後まで譲らない。トップでフィニッシュラインを駆け抜け、チームを3年ぶりの学生女王の座へと導いた。

甲南大に並ばれた学生記録を再び単独で保持し、2連覇中の甲南大から女王の座も奪還。フィニッシュ後、1人、また1人と山形の元に集まり、歓喜の輪が広がった。

広告の下にコンテンツが続きます

口火を切った柴藤は「陸上人生初の日本一が福大のリレーでうれしい」と笑顔で話し、「予選からバトンパスが改善できました」と振り返る。

前田、大林はバトンパスへの課題を口にしつつも「4人だけじゃなく、たくさんの支えてくださった方々のお陰」(前田)、「速く出るのが課題で決勝も少し早かったけど、ミスを取り返すくらいの走りができました」と喜ぶ。

エースとしての役割を果たした山形は「冷静に追いついて、並んだ時には勝てると思いました」と、学生最速女王としての実力を示す快走。「タイムは予選から下げてしまいましたが、日本一を取れてうれしいです」と誇らしげに語った。

2位は青学大で44秒50、3位は立命大で44秒96と、上位3チームが45秒を切り、予選のハイレベルを決勝でも再現した。3連覇を狙った甲南大は2、3走間でバトンがつながらず、途中棄権となった。

◇天皇賜盃第94回日本学生対校選手権(6月5日~8日/岡山・JFE晴れの国スタジアム)2日目 学生日本一を決める日本インカレの2日目が行われた。女子4×100mリレーは福岡大が44秒44で3年ぶり4度目の優勝を飾った。 予選から福岡大が44秒31、青学大が44秒39、立命大が44秒47と従来の学生記録(44秒51)を上回るする記録ラッシュとなったこの種目。決勝も熱戦となるなか、制したのは“学生記録保持者”福岡大だった。 100m4位の柴藤凜が好スタートを切ると、2走の前田美結子、3走の大林璃音がトップ争いの位置をキープする。2時間前の100mを制したアンカー・山形愛羽は、青学大・佐藤葵唯、立命大・福井有香とほぼ同時にスタートを切った。予選の学生新3校による三つ巴の熱戦――。 それを制したのは福岡大・山形だった。中盤から青学大・佐藤の前に出ると、その位置を最後まで譲らない。トップでフィニッシュラインを駆け抜け、チームを3年ぶりの学生女王の座へと導いた。 甲南大に並ばれた学生記録を再び単独で保持し、2連覇中の甲南大から女王の座も奪還。フィニッシュ後、1人、また1人と山形の元に集まり、歓喜の輪が広がった。 口火を切った柴藤は「陸上人生初の日本一が福大のリレーでうれしい」と笑顔で話し、「予選からバトンパスが改善できました」と振り返る。 前田、大林はバトンパスへの課題を口にしつつも「4人だけじゃなく、たくさんの支えてくださった方々のお陰」(前田)、「速く出るのが課題で決勝も少し早かったけど、ミスを取り返すくらいの走りができました」と喜ぶ。 エースとしての役割を果たした山形は「冷静に追いついて、並んだ時には勝てると思いました」と、学生最速女王としての実力を示す快走。「タイムは予選から下げてしまいましたが、日本一を取れてうれしいです」と誇らしげに語った。 2位は青学大で44秒50、3位は立命大で44秒96と、上位3チームが45秒を切り、予選のハイレベルを決勝でも再現した。3連覇を狙った甲南大は2、3走間でバトンがつながらず、途中棄権となった。

【動画】福岡大が3年ぶり優勝!女子4×100mRの決勝をチェック!

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.08.14

東京世界陸上ワールドランキングが更新 走高跳・長谷川直人が急上昇 男子やり投3枠目は鈴木凜と長沼元が熾烈な争い

8月14日、世界陸連(WA)が東京世界選手権の参加資格を示すワールドランキング「Road to Tokyo25」を更新した。 日本勢では8日と12日のWAコンチネンタルツアーで連勝を飾った男子走高跳の長谷川直人(サトウ食 […]

NEWS 【世界陸上プレイバック】―17年ロンドン―10000mでファラー3連覇 荒井広宙が50km競歩で銀 18歳サニブラウンは200mファイナル進出

2025.08.14

【世界陸上プレイバック】―17年ロンドン―10000mでファラー3連覇 荒井広宙が50km競歩で銀 18歳サニブラウンは200mファイナル進出

今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]

NEWS 織田裕二さん単独インタビュー「海外に行く環境が当たり前に」東京世界陸上への思い語る「文化として根づいてほしい」

2025.08.14

織田裕二さん単独インタビュー「海外に行く環境が当たり前に」東京世界陸上への思い語る「文化として根づいてほしい」

34年ぶりに東京開催となる世界陸上(9月13日~21日/東京・国立競技場)の開幕まで1ヵ月を切った。長くTBSのメインキャスターを務め、今回はスペシャルアンバサダーとして大会を盛り上げる俳優の織田裕二さんが本誌の単独イン […]

NEWS 今年も福井の夏がアツい!!世界陸上に向け、ナイトゲームズに栁田大輝、鵜澤飛羽、村竹ラシッド、橋岡優輝、女子100mH勢ら

2025.08.14

今年も福井の夏がアツい!!世界陸上に向け、ナイトゲームズに栁田大輝、鵜澤飛羽、村竹ラシッド、橋岡優輝、女子100mH勢ら

◇Athlete Night Games in FUKUI(8月15、16日/福井・9.98スタジアム) 日本グランプリシリーズのAthlete Night Games in FUKUIが今年も福井の夏を盛り上げる。開幕 […]

NEWS 劇場アニメ『ひゃくえむ。』 キャラクターのフォーム作画に鵜澤⾶⽻、朝原宣治、江⾥⼝匡史らが協力 サニブラウンのメッセージも公開

2025.08.14

劇場アニメ『ひゃくえむ。』 キャラクターのフォーム作画に鵜澤⾶⽻、朝原宣治、江⾥⼝匡史らが協力 サニブラウンのメッセージも公開

9月19日に公開される劇場長編アニメ『ひゃくえむ。』。その作中では疾走感溢れるレースシーンが盛り込まれているが、徹底的にリアリティを追求するため、キャラクターのフォーム作画に陸上界のトップアスリートたちが協力したことが発 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年9月号 (8月12日発売)

2025年9月号 (8月12日発売)

衝撃の5日間
広島インターハイ特集!
桐生祥秀 9秒99

page top