2025.06.28
6月28日に行われた広島県選手権男子100mに日本記録保持者・山縣亮太(セイコー)し、今季ベストの10秒12(+1.7)をマークした。
大一番の日本選手権を6日後に控えるタイミングで、予選、準決勝、決勝を1日にこなす地元選手権に出場した山縣。予選から10秒33(+1.5)と、2005年に松田亮(広島経大クラブ)が2005年に作った大会記録(10秒41)を20年ぶりに塗り替えると、準決勝は追い風参考ながら今季最速の10秒17(+2.5)をマークする。
そして、この日3本目となる決勝でトップギアへ入れると、公認で2年ぶりの2年ぶりの10秒1台まで引き上げた。オープン参加のため決勝の順位はつかなかったものの、その存在を大いに示す3本となった。
昨年のパリ五輪イヤーは、坐骨神経痛の影響で織田記念を最後にレースから離れるという、苦しい1年を過ごした。その後、地道に身体を作り直し、2月の2025 Japan Athlete Games in Osakiで復帰。3月には豪州でレースをこなした。
4月のウエイトトレーニング中にバーベルを落とした際に左足親指を骨折した影響で国内のシーズンインは遅れたが、急ピッチで治療を重ねて5月の東日本実業団選手権で再復帰。6月1日の布勢スプリントで7位ながら10秒26(+1.3)をマークして、有効期限ギリギリで日本選手権の申し込み資格記録をクリア、ターゲットナンバー内を確保して2年ぶりの日本選手権の出場権を獲得している。
度重なるケガがありながら、そのたびに復活を遂げてきた山縣。布勢スプリントでは技術的に「手応えのある状態」と口にしており、「一つひとつ階段を上れている」とも話していた。その成果を国立競技場で示す準備が、いよいよ整ってきた。
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