2025.08.21
◇沖縄全中(8月17日~20日/沖縄・沖縄県総合運動公園陸上競技場)4日目
第52回全日本中学校選手権(全中)の女子100mハードルは、7月に13秒28の中学記録を樹立している今村好花(太宰府東3福岡)が自身の記録を0.05秒更新する13秒23(±0)で圧勝。同種目で史上3人目の連覇も達成した。
今村の走りは予選からライバルを圧倒していた。「無駄な動きが多かった」と反省しながらも13秒31(+1.0)をマーク。2着の選手には1秒以上の大差をつけ、大会記録(13秒42/香取奈摘・22年)をいとも容易く更新する。
決勝には、予選を13秒82で走った同じ福岡で中林あい(百道3)や、前回4位の酒井麻帆(アスリートジャパン3岡山)ら有力選手が名を連ねたが、スタンドの注目はただ一人、今村のタイムに集まっていた。
今村は力強くスタートを切ると、特に意識していた1台目のハードルを「今までで一番良かったと言えるぐらいに、すれすれで越せた」と語る完璧なハードリング。そこから一気に加速し、最後は独走態勢のままフィニッシュ。電光掲示板に中学新記録が刻まれると、会場からは大きなどよめきが起き、今村も笑顔で応えた。
卓越したスピードとハードリングを兼ね備える今村にとって、中学規格(ハードルの高さ:0.762m、ハードル間:8.0m)の100mハードルは、走りが窮屈になっており、指導する溝上雅彦コーチも「記録的には限界に近いところまできています」と語るほどだ。
それでも、7月6日の通信大会で13秒28を出した後も、7月末の県中学総体では予選、決勝ともに13秒28で走り、高いレベルを維持していた。今村自身は「県総体でも8月の九州大会でも新記録を狙って出せなかったので、全国ではどうしても出したかった」と、強い思いが結実した走りだった。
今後は、秋のU16大会が大きな目標となる。同大会ではハードル間が8.5mに広がり、中学記録よりも良い記録で走る可能生は高い。昨年は福田花奏(神河中/現・滝川二高)がU18日本記録の13秒09(+1.6)で走る背中をだれよりも近くで見ていた。「あのときはびっくりした思い出があります。今年は私が福田さんのような走りをして12秒台を出せるように頑張ります」と力強く宣言した。
【動画】沖縄全中女子100mHをチェック
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