HOME 国内、大学

2022.04.15

110mH村竹ラシッド準決勝で世界陸上標準上回る13秒30も追い風参考に/学生個人
110mH村竹ラシッド準決勝で世界陸上標準上回る13秒30も追い風参考に/学生個人


◇日本学生個人選手権(4月15~17日/神奈川・平塚)1日目

ワールドユニバーシティゲームズの選考会を兼ねた日本学生個人選手権の初日。男子110mハードルに村竹ラシッド(順大)が出場し、決勝は13秒43(+2.6)で優勝した。

広告の下にコンテンツが続きます

昨年は東京五輪にあとわずかに迫った村竹。冬は「ウエイトトレーニングを中心にいい感じに取り組めました」と充実ぶりを漂わせる。雨、風、気温低下というコンディションのなか、予選から13秒54(+1.6)の大会タイ記録を叩き出した。

圧巻は準決勝。会場がどよめく走りで表示された記録は13秒30。オレゴン世界選手権の参加標準記録13秒32をクリアしたかに思われたが、追い風2.2mでわずかに参考記録となった。

「準決勝は13秒6くらいの感覚で走ったのですが、思ったよりも動いたので、力がついたと思いたい」と村竹。決勝はさらに強い追い風となったことで、「さばき切れなかった」という。それでも中盤以降の加速に「自身がついた」と大きな手応えをつかんだ1本。今後は織田記念、セイコーゴールデングランプリ、関東インカレを経て日本選手権へ向かう。

「課題は中盤以降のさばき。スタートももっと強く飛び出せるようにしたい。日本選手権までに狙えるところで参加標準記録を狙っていきたいです」

広告の下にコンテンツが続きます

昨年は参加標準記録を突破しながら日本選手権決勝で不正スタートとなり、五輪がついえた村竹。一度は練習から離れるほど落ち込んだというが、それでもトラックに戻り、ひと冬越えて進化を見せる。届かなかった世界へ。大学3年目は飛躍の1年にする。

◇日本学生個人選手権(4月15~17日/神奈川・平塚)1日目 ワールドユニバーシティゲームズの選考会を兼ねた日本学生個人選手権の初日。男子110mハードルに村竹ラシッド(順大)が出場し、決勝は13秒43(+2.6)で優勝した。 昨年は東京五輪にあとわずかに迫った村竹。冬は「ウエイトトレーニングを中心にいい感じに取り組めました」と充実ぶりを漂わせる。雨、風、気温低下というコンディションのなか、予選から13秒54(+1.6)の大会タイ記録を叩き出した。 圧巻は準決勝。会場がどよめく走りで表示された記録は13秒30。オレゴン世界選手権の参加標準記録13秒32をクリアしたかに思われたが、追い風2.2mでわずかに参考記録となった。 「準決勝は13秒6くらいの感覚で走ったのですが、思ったよりも動いたので、力がついたと思いたい」と村竹。決勝はさらに強い追い風となったことで、「さばき切れなかった」という。それでも中盤以降の加速に「自身がついた」と大きな手応えをつかんだ1本。今後は織田記念、セイコーゴールデングランプリ、関東インカレを経て日本選手権へ向かう。 「課題は中盤以降のさばき。スタートももっと強く飛び出せるようにしたい。日本選手権までに狙えるところで参加標準記録を狙っていきたいです」 昨年は参加標準記録を突破しながら日本選手権決勝で不正スタートとなり、五輪がついえた村竹。一度は練習から離れるほど落ち込んだというが、それでもトラックに戻り、ひと冬越えて進化を見せる。届かなかった世界へ。大学3年目は飛躍の1年にする。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.22

佐久長聖1年の橋本蒼平が5000m14分30秒50でトップ/SGH文スポ チャレンジ

12月23日、滋賀県守山市のSGホールディングスグループ陸上競技場で令和7年度SGH文スポ チャレンジ競技会が開催された。 同大会は主に前日の全国高校駅伝(男子)に出場した学校のうち、出走できなかった選手たちを中心に参加 […]

NEWS 箱根駅伝Stories/継続中最長シード・東洋大 激動のシーズンに高まる結束力 2年生世代が台頭

2025.12.22

箱根駅伝Stories/継続中最長シード・東洋大 激動のシーズンに高まる結束力 2年生世代が台頭

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 「チームのために走る」 20年連続で箱根駅伝のシード権を守り続けてい […]

NEWS 箱根駅伝Stories/悔しさを味わってきた東農大・原田洋輔 「がっつり爪痕を残したい」 地元・戸塚で貢献を

2025.12.22

箱根駅伝Stories/悔しさを味わってきた東農大・原田洋輔 「がっつり爪痕を残したい」 地元・戸塚で貢献を

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 身近にあった箱根駅伝 10月の箱根駅伝予選会で東農大は6位を占め、2 […]

NEWS 箱根駅伝Stories/ハーフで強さ示してきた帝京大・島田晃希 「エース区間を走りたい」期待の“大器”最後の舞台へ

2025.12.22

箱根駅伝Stories/ハーフで強さ示してきた帝京大・島田晃希 「エース区間を走りたい」期待の“大器”最後の舞台へ

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 身近にあった箱根駅伝 この1年で帝京大の長距離種目の歴代記録がガラリ […]

NEWS 大学対校男女混合駅伝のアンバサダーに堀未央奈が就任!来年2月15日開催、22チーム出場

2025.12.22

大学対校男女混合駅伝のアンバサダーに堀未央奈が就任!来年2月15日開催、22チーム出場

第6回全国大学対校男女混合駅伝の大会要項が公開され、大会アンバサダーに元乃木坂46の堀未央奈さんが選ばれた。 堀さんは乃木坂46の2期生として加入し、『バレッタ』でセンターを務めるなど人気メンバーとして活躍。21年3月に […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top