2025.06.14

◇インターハイ南関東地区大会(6月13~16日/カンセキスタジアムとちぎ、栃木県総合運動公園多目的広場投てき場)
広島インターハイ出場を懸けた南関東地区大会の2日目が行われ、前日から実施された男子八種競技は、宮下輝一(市船橋3千葉)が6272点の高校新記録を打ち立てて3連覇を達成した。
これまでの高校記録は2023年11月に高橋諒(桐朋3東京/現・慶大)がマークした6264点で、8点更新。また、宮下にとっては県大会で出した自己記録を一気に285点も塗り替えた。
宮下は最初の100mを11秒07(+0.4/845点)で滑り出すと、走幅跳は自己ベストの7m11(-0.6/840点)、砲丸投も13m28(684点)と自己新を連発。400mは48秒95(864点)を出し、3233点で初日を折り返した。
2日目の110mハードルも15秒56(±0/783点)の自己ベストを出すと、得意のやり投は63m32(788点)を放つ。走高跳は雨の降る中だったが、1m88(696点)と自己ベスト。この時点で5500点と、最後の1500mで高橋の高校記録には4分27秒00で並ぶ状況だった。宮下はこの最終種目も苦にせず、自己ベストの4分22秒37こそ届かなかったが、4分25秒80(772点)でまとめた。
宮下は中学時代、全中四種競技で3位。高校から取り組んだ八種競技では1年時のインターハイで7位に入り、秋には高1最高の5793点をマークした。また、昨年のインターハイは3位。自己ベストは5946点(高校歴代8位、高2歴代2位)に引き上げていた。
今季は4月下旬に5911点を出すと、県大会では5987点と自身の持つ高校歴代8位の記録を更新していた。主に400mややり投が得意種目で、5月の県大会八種競技内で放った66m54は、昨年のインターハイやり投の優勝記録を上回っていた。また、県大会では単独種目のやり投も制したほか、4×400mリレーでも強豪・“イチフナ”のアンカーを務めて優勝に貢献し、3冠を遂げている
全国インターハイは7月25日から29日に広島・ほっとスタッフフィールド広島(広島広域公園陸上競技場)で開催。各地区大会上位6位までが出場する(※男女競歩は5位、女子棒高跳、女子三段跳、女子ハンマー投は4位まで、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)。
男子八種競技 高校歴代10傑をチェック!
6272 宮下輝一(市船橋3千葉) 2025. 6.14 6264 高橋諒(桐朋3東京) 2023.11.12 6214 丸山優真(信太3大阪) 2016.11.13 6131 高橋駿士(会津学鳳3福島) 2024.11.10 6093 田上駿(洛南3京都) 2015. 6.19 6037 潮﨑傑(滝川二2兵庫) 2013. 6.14 6024 甲羽ウィルソン貴士(柴田3宮城) 2016. 7.30 5996 石本澄空(鳥羽3京都) 2024. 6.14 5938 田中新也(洛南3京都) 2011. 6. 4 5934 駒井斗馬(西城陽3京都) 2018. 8. 3RECOMMENDED おすすめの記事
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