日本陸連は、アスリートの身長・体重について今後は非公開とし、収集も控えることを基本方針として決定したと発表した。1月に方針を決め、2月9日に加盟団体・協力団体、主催・後援大会団体に向けて通知した。
背景として個人情報の管理が強化、見直されていることに加え、「インターネット媒体の普及に伴い、誹謗中傷や誤った情報の拡散などが度々問題視」されているとし、特に女性アスリートについて身長・体重、それにより算出されるBMIなど「数値だけに注目が集まり、情報が独り歩きしている」ということから、決定に至った。身長、体重は「陸上競技の大会運営上必要な要素ではない」とし、大会への申込システム内にあった身長・体重の項目も基本的に廃止する。
性別、種目、年代を問わず、情報収集および公開を控えるようにし、身長・体重を収集および掲載する場合には「使途を明確にし、アスリートの同意を得た上で対応する」ことを推奨。陸連として調査研究のために収集する場合は使途を説明するとしている。今後は、大会申込用紙、申込システム、大会プログラム、大会 Web サイトで情報公開を控えるように進めていく。
所属先の公式Webサイトに掲載する情報については各所属先に判断を委ねる。また、報道メディアに対しては独自取材については「アスリートへ事前確認をしていただくことを推奨する」とし、特に「マラソンや駅伝大会に関する出場選手情報(プロフィール)として公開されているケースが目立ちますが、全ての大会及び種目でご対応をお願いいたします」と明記されている。

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