◇天皇賜盃第94回日本学生対校選手権(6月5日~8日/岡山・JFE晴れの国スタジアム)4日目
学生日本一を決める日本インカレの最終日4日目が行われ、男子4×400mリレーで東洋大が日本学生新記録の3分03秒64で3連覇を飾った。
1走の山﨑琉惟が中大とのトップ争いでバトンをつなぐと、5月の静岡国際に学生歴代5位の45秒28を出した2走・平川慧が、200mからトップへと突き抜ける。
3走・白畑健太郎、4走・廿浦亮仁がさらにリードを広げ、王座堅守のフィニッシュ。そして、示されたタイムに大歓声が上がった。2000年に日大が作った学生記録3分03秒71を25年ぶりに0.07秒更新。カルテットは充実感あふれる表情で、記録を示すタイマーと記念撮影した。
2位は中大で3分05秒62、3位は関学大で3分05秒71だった。
2年前は中島佑気ジョセフ(現・富士通)を擁し、当時学生歴代3位、同チームベストの3分04秒08。昨年は3分05秒71。手が届きそうで届かなかった日大の学生記録に対し、それぞれが強い思いを持っていた。
昨年もVメンバーに名を連ねた平川、白畑は「去年は悔しい思いをした。今年こそはという思いだった」と口をそろえる。
それは400mブロック全体で共有し、「1位というより学生新を目標にしていた」と山崎が言えば、アンカーの廿浦も「ずっと学生記録は目標にしていました」。
そして、45秒台、46秒台がずらりそろう熾烈なチーム内競争を勝ち抜いた4人にもう一つ共通する思いが「選ばれなかった人の分まで走ろう」。それが、悲願達成につながった。
山崎は「目標を達成できてうれしい」と胸を張る。自身の走りにも「積極的なレース展開ができたのでよかった」。
平川は個人の準決勝敗退の悔しさを晴らす力走。「それでも選んでいただいたので、やるべきことを精一杯やろう、最初から飛ばしていこうと思って走りました」。目指していた学生新樹立に「今年こそはという思いで練習してきたので、うれしく思います」と笑顔がのぞく。
昨年のU20世界選手権5位入賞メンバーに名を連ねる白畑も、「『3』(3分03秒)と出た時にはうれしさと、ホッとした気持ち」が湧いたという。「学生新で優勝、とてもうれしいです」。
廿浦は最初で最後の日本インカレ。「緊張はあったけど、走れなかった後輩の思いも背負って走れました」。これまでの3年間は応援する側だったが、「走る側の景色を見ることができ、4年間のつらかった思い出が吹き飛びました」と笑顔を見せた。
そして、「後輩たちが頼もしいので、たぶん来年もまた学生新を出すんじゃないかと思います」と廿浦。先輩たちからつながれてきたバトンを、後輩たちがさらに加速させていく。
【動画】東洋大が25年ぶり学生新!!男子4×400mR決勝のレースをチェック!
男子4×400mR学生歴代10傑をチェック!
※大学別歴代10傑 3.03.64 東洋大 2025. 6. 8 (山﨑,平川,白畑,廿浦) 3.03.71 日大 2000. 5.21 (小林,向井,中川,山村) 3.03.96 筑波大 2023.10. 8 (菅野,林,吉川,今泉) 3.04.34 早大 2020. 9.13 (小久保,小竹,山内,伊東) 3.04.49 法大 2000. 5.21 (板橋,山口,為末,邑木) 3.04.53 東海大 2005. 7. 3 (太田,山口光,赤松,山口有) 3.04.58 慶大 2014. 9. 7 (壁谷,山縣,茅田,小池) 3.04.77 順大 2001. 5.20 (佐野,千葉,橋本,田中) 3.05.02 中大 2011.10.30 (加瀬,飯塚,木村,鬼塚) 3.05.21 近大 2025. 6. 8 (佐々木,児島,中垣内,長葭)RECOMMENDED おすすめの記事
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