HOME 高校

2025.06.15

菅野翔唯100m大会新連発で10秒34 渡邊紗莱が棒高跳4m00で2連覇 藤田結愛は円盤投3連覇で投てき2冠/IH北関東
菅野翔唯100m大会新連発で10秒34 渡邊紗莱が棒高跳4m00で2連覇 藤田結愛は円盤投3連覇で投てき2冠/IH北関東

菅野翔唯(25年IH北関東大会)

◇インターハイ北関東地区大会(6月13~16日/栃木県宇都宮市・県総合運動公園カンセキスタジアム)

広島インターハイを懸けた北関東地区大会の2日目が行われ、男子100mは昨年のU18大会覇者の菅野翔唯(東農大二2群馬)が立て続けに快走した。

準決勝で自己ベストを0.02秒短縮する10秒35(+0.6)をマーク。2005年に石塚祐輔(土浦三・茨城)が出した大会記録(10秒42)を20年ぶりに更新すると、決勝は向かい風のなか、高2歴代10位タイの10秒34(-0.3)で再び大会記録を塗り替えて優勝した。

この日、生まれた大会新はほかに2種目。混戦となった男子5000mは、2年生の馬場柚(埼玉栄)が14分12秒05で競り勝った。5位まで従来の大会記録(14分15秒76)を上回った。

また、女子1500mは終盤まで接戦となったが、杉森由萌(中央中等3群馬)が4分20秒94で制し、2位のシュブルチェック・アンナ(牛久2茨城)に0.02秒先着。2人は2011年に後閑美由紀(常磐・群馬)が出した大会記録(4分21秒31)を14年ぶりに更新した。

男子ではこのほか、400mハードルは佐賀秀馬(江戸川取手3茨城)が52秒32でV。4×100mリレーは茨城キリスト(茨城)が40秒81で制した。砲丸投は庄子高栄(西武台2埼玉)が15m70で優勝している。

広告の下にコンテンツが続きます

女子スプリント種目では伊奈総合勢(埼玉)が活躍。100mは男子同様、U18大会覇者の田中里歩(3年)が11秒82(-0.4)で優勝し、2位にはチームメイトの遠山あん(2年)が11秒99で入った。また、田中が2走、遠山が3走を務めた4×100mリレーは46秒01で2位に0.50秒差をつけて3連覇している。

2種目が行われた女子フィールドでは、いずれも全国大会で実績を持つ選手が、好パフォーマンス。棒高跳では、昨年のインターハイで7位タイだった渡邊紗莱(大宮東3埼玉)が高校歴代8位タイの4m00を成功して2連覇した。女子円盤投は、昨年のインターハイで5位の実績を持つ藤田結愛(東洋大牛久3茨城)が44m40の自己新で3連覇。前日に大会新記録で制したハンマー投(51m31)に続き、投てき2冠を達成した。

全国インターハイは7月25日から29日に広島・ホットスタッフフィールド広島(広島広域公園陸上競技場)で開催。各地区大会上位6位までが出場する(※男女競歩は5位、女子棒高跳、女子三段跳、女子ハンマー投は4位まで、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)。

◇インターハイ北関東地区大会(6月13~16日/栃木県宇都宮市・県総合運動公園カンセキスタジアム) 広島インターハイを懸けた北関東地区大会の2日目が行われ、男子100mは昨年のU18大会覇者の菅野翔唯(東農大二2群馬)が立て続けに快走した。 準決勝で自己ベストを0.02秒短縮する10秒35(+0.6)をマーク。2005年に石塚祐輔(土浦三・茨城)が出した大会記録(10秒42)を20年ぶりに更新すると、決勝は向かい風のなか、高2歴代10位タイの10秒34(-0.3)で再び大会記録を塗り替えて優勝した。 この日、生まれた大会新はほかに2種目。混戦となった男子5000mは、2年生の馬場柚(埼玉栄)が14分12秒05で競り勝った。5位まで従来の大会記録(14分15秒76)を上回った。 また、女子1500mは終盤まで接戦となったが、杉森由萌(中央中等3群馬)が4分20秒94で制し、2位のシュブルチェック・アンナ(牛久2茨城)に0.02秒先着。2人は2011年に後閑美由紀(常磐・群馬)が出した大会記録(4分21秒31)を14年ぶりに更新した。 男子ではこのほか、400mハードルは佐賀秀馬(江戸川取手3茨城)が52秒32でV。4×100mリレーは茨城キリスト(茨城)が40秒81で制した。砲丸投は庄子高栄(西武台2埼玉)が15m70で優勝している。 女子スプリント種目では伊奈総合勢(埼玉)が活躍。100mは男子同様、U18大会覇者の田中里歩(3年)が11秒82(-0.4)で優勝し、2位にはチームメイトの遠山あん(2年)が11秒99で入った。また、田中が2走、遠山が3走を務めた4×100mリレーは46秒01で2位に0.50秒差をつけて3連覇している。 2種目が行われた女子フィールドでは、いずれも全国大会で実績を持つ選手が、好パフォーマンス。棒高跳では、昨年のインターハイで7位タイだった渡邊紗莱(大宮東3埼玉)が高校歴代8位タイの4m00を成功して2連覇した。女子円盤投は、昨年のインターハイで5位の実績を持つ藤田結愛(東洋大牛久3茨城)が44m40の自己新で3連覇。前日に大会新記録で制したハンマー投(51m31)に続き、投てき2冠を達成した。 全国インターハイは7月25日から29日に広島・ホットスタッフフィールド広島(広島広域公園陸上競技場)で開催。各地区大会上位6位までが出場する(※男女競歩は5位、女子棒高跳、女子三段跳、女子ハンマー投は4位まで、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)。

インターハイ北関東大会優勝者一覧をチェック!

●男子 100m 菅野翔唯(東農大二2群馬) 10秒34(-0.3)=大会新 400m 笠間尚輝(東農大二2群馬) 48秒09 1500m 古賀想太(市前橋3群馬) 3分53秒65 5000m 馬場柚(埼玉栄2埼玉) 14分12秒05=大会新 400mH 佐賀秀馬(江戸川取手3茨城) 52秒32 4×100mR 茨城キリスト(茨城) 40秒81 棒高跳 小川塁士(前橋育英1群馬) 4m60 走幅跳 猪狩悠人(立教新座3埼玉) 7m34(+2.0) 砲丸投 庄子高栄(西武台2埼玉) 15m70 八種競技 竹島龍児(早大本庄3埼玉) 5169点 [adinserter block="4"] ●女子 100m 田中里歩(伊奈総合3埼玉) 11秒82(-0.4) 400m 柴田弥聖(茨城キリスト3茨城) 55秒33 1500m 杉森由萌(中央中等3群馬) 4分20秒94=大会新 400mH 鈴木香凛(白鴎大足利2栃木) 60秒58 5000m競歩 内山由菜(本庄東3埼玉) 23分16秒38=大会新 4×100mR 伊奈総合(埼玉) 46秒01 走高跳 渡邊栞里(作新学院2栃木) 1m70 棒高跳 渡邊紗莱(大宮東3埼玉) 4m00 円盤投 藤田結愛(東洋大牛久3茨城) 44m40 ハンマー投 藤田結愛(東洋大牛久3茨城) 51m31=大会新 やり投 須永莉子(桶川3埼玉) 49m98

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.07.30

【世界陸上プレイバック】―15年北京―十種競技・イートンが世界新でV2 50km競歩で谷井孝行が銅メダル 荒井も4位入賞、16歳サニブラウン初出場

今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]

NEWS 「東京レガシースタジアム」を10月17日~19日に開催! 100m走タイムチャレンジや中長距離スペシャルアカデミーを実施

2025.07.30

「東京レガシースタジアム」を10月17日~19日に開催! 100m走タイムチャレンジや中長距離スペシャルアカデミーを実施

一般財団法人東京マラソン財団と東京都は7月30日、東京レガシーハーフマラソン2025(10月19日)の開催に合わせて、「東京レガシースタジアム」を10月17日から19日の3日間、国立競技場や明治公園で実施することを発表し […]

NEWS ベルリンマラソンに日本トップランナー集結!パリ6位赤﨑暁、日本記録保持者・鈴木健吾らが登録 ロス五輪への一歩となるか

2025.07.30

ベルリンマラソンに日本トップランナー集結!パリ6位赤﨑暁、日本記録保持者・鈴木健吾らが登録 ロス五輪への一歩となるか

9月21日にドイツで開催されるベルリンマラソンのエリート選手が主催者から発表され、日本男子のトップランナーたちが名を連ねた。 パリ五輪6位入賞の赤﨑暁(九電工)は、出場となれば3月の東京以来となるマラソン。東京世界選手権 […]

NEWS ベルリンマラソンにロンドン王者サウェらがエントリー!青森山田出身ワンジルも3年ぶり登録

2025.07.30

ベルリンマラソンにロンドン王者サウェらがエントリー!青森山田出身ワンジルも3年ぶり登録

9月21日にドイツで開催されるベルリンマラソンのエリート選手が発表された。男子には今年のロンドンマラソン優勝のS.サウェ(ケニア)が出場予定。ブダペスト世界選手権6位のM.メンゲシャ(エチオピア)やオレゴン世界選手権7位 […]

NEWS 学生世界最速はワラザ 200mも制して2冠 女子10000mはルカンが大会新/ユニバ

2025.07.30

学生世界最速はワラザ 200mも制して2冠 女子10000mはルカンが大会新/ユニバ

2年に一度開催される学生の総合スポーツ世界大会、FISUワールドユニバーシティゲームズの陸上競技が7月21日から27日、ドイツ、ライン・ルールで開催された。 男子100mはB.ワラザ(南アフリカ)が10秒16(-0.7) […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年8月号 (7月14日発売)

2025年8月号 (7月14日発売)

詳報!日本選手権
IH地区大会

page top