HOME ニュース、国内

2021.08.27

桐生祥秀「思い出の地」で再スタート!小学生と50m真剣勝負&世界陸上標準記録10秒05狙う/福井ナイター陸上前日会見
桐生祥秀「思い出の地」で再スタート!小学生と50m真剣勝負&世界陸上標準記録10秒05狙う/福井ナイター陸上前日会見


Athlete Night Games in FUKUI 2021(福井県営陸上競技場)を前日に控え、東京五輪代表の桐生祥秀(日本生命)、山下潤(ANA)、福井・ユティック所属の大久保有梨、壹岐いちこが会見に臨んだ。

東京五輪が終わってから初レース。「終わってから数週間。練習はできています。練習してきたことが(すぐ)実になっているわけではないですが、やりたいことの動きができれば」。アキレス腱痛の不安は払拭しているような充実した表情を浮かべる。

広告の下にコンテンツが続きます

「(個人は)日本選手権で終わりだと考えていました」という桐生が、五輪を終えて再スタートの地に選んだのは、会見中何度も口にした「思い出の地」である福井だった。2017年に日本人初の100m9秒台を出したこの競技場には「9.98スタジアム」と名付けられている。この大会は3回目だが、そのすべてに出場している。

今回は100mに出場するだけではなく、自らが立ち上げたプロジェクト・ブランド「K-Project」のイベントとして行う「Sprint 50 Challenge」のお披露目もあり、誰もが走ったことのある50mで小学生と勝負する。「自分が小学生の時にあればいいなと思ったイベント。スターティングブロックを使わず、今後はサッカーや野球をする人など枠組みを超えてやっていきたい。小学生にはスピード感を味わってほしい」と話す。

もちろん、“本職”でも魅せるつもりだ。東京五輪で感じた世界との差。「9秒9を出せば決勝に残れると思ってやってきたが、今は向かい風で9秒9、追い風なら9秒8台を出さないと決勝の舞台に立てない」と桐生。海外勢とは「ハムストリングス、お尻の大きさも違うし、中盤から後半の動きは自分のタイミングでは遅くて勝負できない。10秒0台をコンスタント、では予選止まりになってしまう」と違いを話し、「トレーニングをゼロにしてやっていかないといけない」と気持ちを新たにした。

今シーズンは「これが最後」と桐生。「来年の世界選手権の参加標準記録10秒05を目指したい。タイムを狙う」。数少ない有観客での試合。「盛り上がるレースをするのが僕らの仕事。歓声はダメですが、少しでも大きな拍手が生まれるようなレースをしたいです」。日本を引っ張ってきたスプリンターが、思い出の地で再スタートを切る。

◇山下「相性のいい大会、競技場で自己ベストを」

東京五輪200mに出場した山下は「五輪後は疲労がありましたが、時間も経って、自己ベストを出せる身体の状態だと思います」と言う。2年前にはこの大会で20秒40をマークし、ドーハ世界選手権代表、そして東京五輪へとつながった。「相性のいい大会、競技場なので自己ベストを出したい。グラウンドの近くで見られるのでトップ選手の生の走りを感じてもらえれば」と意気込みを語った。

地元出身の大久保(敦賀高卒)は、「地元でこのような素晴らしい試合ができるのをうれしく思います。来られる方、来られない方(はライブ配信で)も、一緒に盛り上がってもらえれば」と話す。壹岐は「昨年、この大会に初出場して、楽しくて盛り上がれる雰囲気」と話し、滋賀出身の壹岐は「自然がいっぱいあって海鮮がおいしいので、ぜひ機会があれば食べてみてください」と福井をアピールした。

大会の様子はYouTubeでライブ配信される。

Athlete Night Games in FUKUI 2021(福井県営陸上競技場)を前日に控え、東京五輪代表の桐生祥秀(日本生命)、山下潤(ANA)、福井・ユティック所属の大久保有梨、壹岐いちこが会見に臨んだ。 東京五輪が終わってから初レース。「終わってから数週間。練習はできています。練習してきたことが(すぐ)実になっているわけではないですが、やりたいことの動きができれば」。アキレス腱痛の不安は払拭しているような充実した表情を浮かべる。 「(個人は)日本選手権で終わりだと考えていました」という桐生が、五輪を終えて再スタートの地に選んだのは、会見中何度も口にした「思い出の地」である福井だった。2017年に日本人初の100m9秒台を出したこの競技場には「9.98スタジアム」と名付けられている。この大会は3回目だが、そのすべてに出場している。 今回は100mに出場するだけではなく、自らが立ち上げたプロジェクト・ブランド「K-Project」のイベントとして行う「Sprint 50 Challenge」のお披露目もあり、誰もが走ったことのある50mで小学生と勝負する。「自分が小学生の時にあればいいなと思ったイベント。スターティングブロックを使わず、今後はサッカーや野球をする人など枠組みを超えてやっていきたい。小学生にはスピード感を味わってほしい」と話す。 もちろん、“本職”でも魅せるつもりだ。東京五輪で感じた世界との差。「9秒9を出せば決勝に残れると思ってやってきたが、今は向かい風で9秒9、追い風なら9秒8台を出さないと決勝の舞台に立てない」と桐生。海外勢とは「ハムストリングス、お尻の大きさも違うし、中盤から後半の動きは自分のタイミングでは遅くて勝負できない。10秒0台をコンスタント、では予選止まりになってしまう」と違いを話し、「トレーニングをゼロにしてやっていかないといけない」と気持ちを新たにした。 今シーズンは「これが最後」と桐生。「来年の世界選手権の参加標準記録10秒05を目指したい。タイムを狙う」。数少ない有観客での試合。「盛り上がるレースをするのが僕らの仕事。歓声はダメですが、少しでも大きな拍手が生まれるようなレースをしたいです」。日本を引っ張ってきたスプリンターが、思い出の地で再スタートを切る。 ◇山下「相性のいい大会、競技場で自己ベストを」 東京五輪200mに出場した山下は「五輪後は疲労がありましたが、時間も経って、自己ベストを出せる身体の状態だと思います」と言う。2年前にはこの大会で20秒40をマークし、ドーハ世界選手権代表、そして東京五輪へとつながった。「相性のいい大会、競技場なので自己ベストを出したい。グラウンドの近くで見られるのでトップ選手の生の走りを感じてもらえれば」と意気込みを語った。 地元出身の大久保(敦賀高卒)は、「地元でこのような素晴らしい試合ができるのをうれしく思います。来られる方、来られない方(はライブ配信で)も、一緒に盛り上がってもらえれば」と話す。壹岐は「昨年、この大会に初出場して、楽しくて盛り上がれる雰囲気」と話し、滋賀出身の壹岐は「自然がいっぱいあって海鮮がおいしいので、ぜひ機会があれば食べてみてください」と福井をアピールした。 大会の様子はYouTubeでライブ配信される。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

         

Latest articles 最新の記事

2026.03.04

【動画】名門・東京高陸上部に潜入!部活の雰囲気は!?あのスター選手のレアな様子も

新企画!? ジュニア陸上の練習の様子をお届け。みんながどんな雰囲気で練習しているかをお伝えします! まずは東京高校編! インターハイチャンピオンを輩出し続ける名門は、真剣ながらも和気あいあいとした雰囲気でした! 広告の下 […]

NEWS 【ジュニア陸上】インターハイ王者、日本代表を輩出し続ける超名門・東京高 土手のグラウンド、短い走路の限られた環境で切磋琢磨

2026.03.04

【ジュニア陸上】インターハイ王者、日本代表を輩出し続ける超名門・東京高 土手のグラウンド、短い走路の限られた環境で切磋琢磨

陸上界でその名をとどろかせる、全国屈指の名門校が東京高だ。現行名になったのは1954年だが、その歴史は古く1872(明治5)年に数学者の上野清が“上野塾”を開いたのが学校の起源だ。東京・大田区の多摩川沿いにあることから“ […]

NEWS スタッフ募集のお知らせ

2026.03.04

スタッフ募集のお知らせ

『月刊陸上競技』『月陸Online』では下記の通りスタッフを若干名、募集しています。 陸上が好き!駅伝が好き!陸上・駅伝に携わりたい!雑誌編集やWebコンテンツ制作に興味がある!という方を募集します。一緒に陸上を盛り上げ […]

NEWS 東洋大・栁田大輝が「マン・オブ・ザ・イヤー」に! 陸上界から初の受賞/UNIVAS AWARD

2026.03.04

東洋大・栁田大輝が「マン・オブ・ザ・イヤー」に! 陸上界から初の受賞/UNIVAS AWARD

一般社団法人大学スポーツ協会(UNIVAS)は、3月2日に大学スポーツ振興に貢献したアスリートやスポーツに関わる学生、団体を表彰する「UNIVAS AWARDS 2025-26」を開催し、男子の個人最優秀選手にあたる「マ […]

NEWS 100mH田中佑美がファッションショーでモデルに!名古屋ウィメンズマラソンのEXPOで

2026.03.04

100mH田中佑美がファッションショーでモデルに!名古屋ウィメンズマラソンのEXPOで

名古屋ウィメンズマラソン大会事務局は、7日(土)に開催されるマラソンEXPOのファッションショーに女子100mハードル東京世界選手権代表の田中佑美(富士通)がモデルとして出演すると発表した。 名古屋ウィメンズマラソン(8 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年3月号 (2月14日発売)

2026年3月号 (2月14日発売)

別府大分毎日マラソン
大阪国際女子マラソン
矢田みくにインタビュー
追跡箱根駅伝

page top