北海道ハイテクACの中村宏之監督(75歳)が10月15日をもって退任したことがわかった。チームのSNSを通じて発表された。
中村氏は北海道出身で、日体大を卒業して教員に。自身は三段跳の選手として活躍した。恵庭北高の教員時代に指導した伊藤佳奈恵が100mで11秒62の日本記録(当時)を樹立。2006年に「北海道から世界に」をコンセプトに北海道ハイテクACを設立し、室内スタジアムを拠点に指導をスタート。
自身が考案したフレキシブルハードルを用いるなど、独自のトレーニングで次々と名スプリンターを育成。女子100m、200m日本記録保持者の福島千里(現・セイコー)や女子100mハードルでインターハイ3連覇、後に日本記録保持者となる寺田明日香(現・パソナグループ)、インターハイ女王の北風沙織らを育てた。
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