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2020.07.24

編集部コラム「人間性を磨く」
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編集スタッフが週替りで綴って行きたいと思います。
暇つぶし程度にご覧ください!

第52回「人間性を磨く(山本慎一郎)

7月から全国各地で競技会が開催されるようになり、例年よりも数ヵ月遅れで陸上界の2020シーズンが始まりました。ホクレン・ディスタンスチャレンジを中心に早くも好記録が続出しており、アスリートの持つエネルギーに驚くともに、競技会が開催される日常が楽しく、幸せなものだと感じています。

大会を開催するにあたっては、運営に関わる方々がこれまで以上に心を砕き、細心の注意を払いながら大会を成功させてきたと思います。陸上競技に関わる者として、このような状況の中で大会を開催してくださることには感謝しかありません。

競技会が開催されることが「当たり前」ではないことを実感した人は多いと思います

ところで、中学や高校で陸上競技に取り組んだ人は「感謝の気持ちを忘れないように」と指導されたことがあると思います。
また、それに近いものとして「競技者である前に、人間性を磨きなさい」という話もよく聞きます。

では、人間性を磨くとはどういうことでしょうか?

これにはいろいろな意味が含まれていると思いますが、私にとって人間性を磨くというのは「他人から応援されるような人間になる」ということのような気がします。
もちろん、競技力が高ければそれだけ多くの人に存在を知られ、応援される機会は増えるでしょうが、ここで言いたいのはそういうことではありません。
競技成績だけでなく、その選手の人となりを知った時に思わず応援したくなるような魅力的な人間になるということです。

アスリートの人気とは、必ずしも競技力とイコールではない時があります。その種目のナンバーワンではないけど人気はすごい、という選手もたくさんいると思います。
つまるところ、ファンが見ているのは競技力だけではなく、その人の人間的な魅力も含めて応援しているのではないでしょうか。

どんなアスリートもいつかは第一線を退く時が来ます。そうなってから残るのは、競技力を抜きにしても周りの人に好かれるような人間性ではないかと感じます。

それなら、どうすれば人間性を磨けるのか。それは私にもはっきりとはわかりませんが、その1つが「感謝の気持ち」なのではないでしょうか。
指導者、仲間、家族、声をかけてくれる人。そういった自分を支えてくれる人がいることを当たり前と思わず、感謝の気持ちを持てることが人間性の高さにつながっていくように感じます。

こういう状況だからこそ、普段よりも「当たり前の大切さ」は意識しやすいはずです。競技力とともに、人間性を磨くということを見つめ直すいい機会なのかもしれません。

ちなみに、そんなことを書いている私も自分の人間性はまったく磨かれていないので、もっと修練を積みたいと思います…。

山本慎一郎(やまもとしんいちろう)
月刊陸上競技 編集部(兼企画営業部)企画課長
1983年1月生まれ。福島県いわき市出身。160cm、47kg(ピーク時)。植田中→磐城高→福島大→法大卒。中学では1学年下の村上康則(2010年日本選手権1500m覇者)と一緒に駅伝を走り、その才能を間近で見て挫折。懲りずに高校で都大路、大学で箱根駅伝を目指すも、いずれも未達に終わる。引退するタイミングを逸して現在も市民ランナーとして活動中。シューズマニアの一面も持ち、取材の際にはいつも選手の足元が気になってしまう。

 

編集部コラム第51回「指が痛い。」(向永)
編集部コラム第50回「温故知新」(小川)
編集部コラム第49回「対面取材」(船越)
編集部コラム第48回「日本選手権優勝者を世代別にまとめてみた」(松永)
編集部コラム第47回「インターハイ種目別学校対抗(男子編)」(大久保)
編集部コラム第46回「月陸に自分が載った」(井上)
編集部コラム第45回「陸上競技と関わり続ける」(山本)
編集部コラム第44回「逃げるとどうなる?」(向永)
編集部コラム第43回「成長のヒント」(小川)
編集部コラム第42回「日本実業団記録」(大久保)
編集部コラム第41回「思い出の2016年長野全中」(松永)
編集部コラム第40回「葛藤」(船越)
編集部コラム第39回「何も咲かない寒い日は……」(井上)
編集部コラム第38回「社会の一員としての役割」(山本)
編集部コラム第37回「大学生、高校生、中学生に光を」(向永)
編集部コラム第36回「Tokyo 2020+1」(小川)
編集部コラム第35回「善意」(船越)
編集部コラム第34回「ピンチをチャンスに」(松永)
編集部コラム第33回「日本記録アラカルト」(大久保)
編集部コラム第32回「独断で選ぶ2019年度高校陸上界5選」(井上)
編集部コラム第31回「記録と順位」(山本)
編集部コラム第30回「答えを見つけ出す面白さ」(向永)
編集部コラム第29回「初めてのオリンピック」(小川)
編集部コラム第28回「人生意気に感ず」(船越)
編集部コラム第27回「学生駅伝〝区間賞〟に関するアレコレ」(松永)
編集部コラム第26回「2019年度 陸上界ナンバーワン都道府県は?」(大久保)
編集部コラム第25回「全国男子駅伝の〝私見〟大会展望」(井上)
編集部コラム第24回「箱根駅伝の高速化を検証」(山本)
編集部コラム番外編「勝負師の顔」(山本)
編集部コラム第23回「みんなキラキラ」(向永)
編集部コラム第22回「国立競技場」(小川)
編集部コラム第21回「〝がんばれ〟という言葉の力と呪縛」(船越)
編集部コラム第20回「日本記録樹立者を世代別にまとめてみた」(松永)
編集部コラム第19回「高校陸上界史上最強校は?(女子編)」(大久保)
編集部コラム第18回「独断で選ぶ全国高校駅伝5選」(井上)
編集部コラム第17回「リクジョウクエスト2~そして月陸へ~」(山本)
編集部コラム第16回「強い選手の共通点?」(向永)
編集部コラム第15回「続・ドーハの喜劇?」(小川)
編集部コラム第14回「初陣」(船越)
編集部コラム第13回「どうなる東京五輪マラソン&競歩!?」(松永)
編集部コラム第12回「高校陸上界史上最強校は?(男子編)」(大久保)
編集部コラム第11回「羽ばたけ日本の中距離!」(井上)
編集部コラム第10回「心を動かすもの」(山本)
編集部コラム第9回「混成競技のアレコレ」(向永)
編集部コラム第8回「アナウンス」(小川)
編集部コラム第7回「ジンクス」(船越)
編集部コラム第6回「学生駅伝を支える主務の存在」(松永)
編集部コラム第5回「他競技で活躍する陸上競技経験者」(大久保)
編集部コラム第4回「とらんすふぁ~」(井上)
編集部コラム第3回「リクジョウクエスト」(山本)
編集部コラム第2回「あんな選手を目指しなさい」(向永)
編集部コラム第1回「締め切りとIHと五輪」(小川)

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山本慎一郎(やまもとしんいちろう) 月刊陸上競技 編集部(兼企画営業部)企画課長 1983年1月生まれ。福島県いわき市出身。160cm、47kg(ピーク時)。植田中→磐城高→福島大→法大卒。中学では1学年下の村上康則(2010年日本選手権1500m覇者)と一緒に駅伝を走り、その才能を間近で見て挫折。懲りずに高校で都大路、大学で箱根駅伝を目指すも、いずれも未達に終わる。引退するタイミングを逸して現在も市民ランナーとして活動中。シューズマニアの一面も持ち、取材の際にはいつも選手の足元が気になってしまう。
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