HOME 国内、日本代表

2025.05.29

2日目は金メダルが3つ誕生! 100m栁田大輝は10秒20でV2、1500m飯澤千翔、女子400m松本奈菜子 銀は2、銅は4/アジア選手権
2日目は金メダルが3つ誕生! 100m栁田大輝は10秒20でV2、1500m飯澤千翔、女子400m松本奈菜子 銀は2、銅は4/アジア選手権

25年アジア選手権男子100mで金メダルを獲得した栁田大輝

◇アジア選手権(5月27日~31日/韓国・クミ)2日目

2年に一度開かれるアジア選手権が行われ、日本は金メダル3つ、銀メダル2つ、銅メダル4つを獲得した。

男子100mでは栁田大輝(東洋大)が2連覇を果たした。19歳のB.ブーンソン(タイ)と大接戦でフィニッシュ。10秒20(+0.6)の同タイムだったが、1000分の1秒までの計測で栁田が10秒194、ブーンソンが10秒196だった。東田旺洋(関彰商事)は10秒39の7位だった。

広告の下にコンテンツが続きます

得意のスタートからの加速で「決めきれなかった」と反省点も出たものの、中盤で抜け出して僅差ながらも「最低限、勝てたのは良かった」と話していた。

日本勢初の金メダルとなったのは、女子400mの松本奈菜子(東邦銀行)。序盤はやや出遅れていたが、最後の直線で抜け出し、52秒17で日本勢16年ぶりの優勝を飾った。「自分のやることをやって勝つというのが目標でした」と話しつつ、日本歴代2位の自己記録52秒14にはわずかに届かず「タイムは悔しいです」と素直に語った。

男子1500mでは飯澤千翔(住友電工)が3分42秒56で金メダルに輝いた。「自分の位置をしっかり確保して進めました」と冷静にレースを進め、残り100mで満を持してスパート。「めちゃくちゃうれしいです。それ以外の言葉はないです」と喜んでいた。荒井七海(Honda)は3分45秒65で5位だった。

広告の下にコンテンツが続きます

男子400mで連覇を狙った佐藤拳太郎(富士通)は45秒50で2大会連続メダルとなる銀、佐藤風雅(ミズノ)は45秒59で5位。男子ハンマー投は日本勢が2、3位を争い中川達斗(サトウ食品新潟アルビレックスRC)が6投目に71m97を投じて銀メダル、福田翔大(住友電工)が71m89で銅メダルを獲得している。

男子十種競技では奥田啓祐(ウィザス)が7602点で銅メダルに輝き、丸山優真(住友電工)は6種目めの110mハードルの練習中に転倒して首を痛め、9種目めのやり投を終えてドクターストップがかかったため1500mを棄権した。

女子1500mに出場した木村友香(積水化学)は4分11秒56で銅メダルを獲得し、後藤夢(ユニクロ)は4分16秒52で6位。女子棒高跳では諸田実咲(アットホーム)が4m13で銅メダル、大坂谷明里(愛媛競技力本部)は3m98の6位で終えている。女子100m(-0.1)は山形愛羽(福岡大)が11秒66で4位、御家瀬緑(住友電工)が11秒74で5位に続いた。

このほか、女子100mハードル予選では田中佑美(富士通)が12秒89(+1.8)の大会新でトップ通過し、男子110mハードル予選ではパリ五輪5位の村竹ラシッド(JAL)が13秒33(+0.4)で予選を通過。女子走幅跳では秦澄美鈴(住友電工)と竹内真弥(ミズノ)が予選をクリアした。

廣中璃梨佳(日本郵政グループ)と矢田みくに(エディオン)が出場した女子10000mは悪天候からレース途中で中止され、5月29日10時15分からの再レースが決まっている。

大会3日目は男子110mハードルや3000m障害、走高跳、女子100mハードル、走幅跳などで決勝が予定されている。

◇アジア選手権(5月27日~31日/韓国・クミ)2日目 2年に一度開かれるアジア選手権が行われ、日本は金メダル3つ、銀メダル2つ、銅メダル4つを獲得した。 男子100mでは栁田大輝(東洋大)が2連覇を果たした。19歳のB.ブーンソン(タイ)と大接戦でフィニッシュ。10秒20(+0.6)の同タイムだったが、1000分の1秒までの計測で栁田が10秒194、ブーンソンが10秒196だった。東田旺洋(関彰商事)は10秒39の7位だった。 得意のスタートからの加速で「決めきれなかった」と反省点も出たものの、中盤で抜け出して僅差ながらも「最低限、勝てたのは良かった」と話していた。 日本勢初の金メダルとなったのは、女子400mの松本奈菜子(東邦銀行)。序盤はやや出遅れていたが、最後の直線で抜け出し、52秒17で日本勢16年ぶりの優勝を飾った。「自分のやることをやって勝つというのが目標でした」と話しつつ、日本歴代2位の自己記録52秒14にはわずかに届かず「タイムは悔しいです」と素直に語った。 男子1500mでは飯澤千翔(住友電工)が3分42秒56で金メダルに輝いた。「自分の位置をしっかり確保して進めました」と冷静にレースを進め、残り100mで満を持してスパート。「めちゃくちゃうれしいです。それ以外の言葉はないです」と喜んでいた。荒井七海(Honda)は3分45秒65で5位だった。 男子400mで連覇を狙った佐藤拳太郎(富士通)は45秒50で2大会連続メダルとなる銀、佐藤風雅(ミズノ)は45秒59で5位。男子ハンマー投は日本勢が2、3位を争い中川達斗(サトウ食品新潟アルビレックスRC)が6投目に71m97を投じて銀メダル、福田翔大(住友電工)が71m89で銅メダルを獲得している。 男子十種競技では奥田啓祐(ウィザス)が7602点で銅メダルに輝き、丸山優真(住友電工)は6種目めの110mハードルの練習中に転倒して首を痛め、9種目めのやり投を終えてドクターストップがかかったため1500mを棄権した。 女子1500mに出場した木村友香(積水化学)は4分11秒56で銅メダルを獲得し、後藤夢(ユニクロ)は4分16秒52で6位。女子棒高跳では諸田実咲(アットホーム)が4m13で銅メダル、大坂谷明里(愛媛競技力本部)は3m98の6位で終えている。女子100m(-0.1)は山形愛羽(福岡大)が11秒66で4位、御家瀬緑(住友電工)が11秒74で5位に続いた。 このほか、女子100mハードル予選では田中佑美(富士通)が12秒89(+1.8)の大会新でトップ通過し、男子110mハードル予選ではパリ五輪5位の村竹ラシッド(JAL)が13秒33(+0.4)で予選を通過。女子走幅跳では秦澄美鈴(住友電工)と竹内真弥(ミズノ)が予選をクリアした。 廣中璃梨佳(日本郵政グループ)と矢田みくに(エディオン)が出場した女子10000mは悪天候からレース途中で中止され、5月29日10時15分からの再レースが決まっている。 大会3日目は男子110mハードルや3000m障害、走高跳、女子100mハードル、走幅跳などで決勝が予定されている。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.10.17

【大会結果】U18・16大会(2025年10月17日~19日)

【大会結果】第19回U18・第56回U16陸上競技大会(2025年10月17日~19日/三重交通Gスポーツの杜伊勢陸上競技場) ■U18 ●男子 100m  300m  800m  3000m  110mH  300mH […]

NEWS U18・16大会が今日開幕! 若きアスリートが伊勢で熱戦演じる

2025.10.17

U18・16大会が今日開幕! 若きアスリートが伊勢で熱戦演じる

◇第19回U18・第56回U16陸上競技大会(2025年10月17日~19日/三重交通Gスポーツの杜伊勢陸上競技場) U18大会ならびにU16大会は10月17日から3日間の日程で開催される。 大会には高校3年生の早生まれ […]

NEWS 各地区枠数は変わらず 関東10、北海道と北信越が2枠維持 2026年出雲駅伝の出場枠発表

2025.10.16

各地区枠数は変わらず 関東10、北海道と北信越が2枠維持 2026年出雲駅伝の出場枠発表

日本学連は10月16日、来年度に行われる第38回出雲全日本大学選抜駅伝(出雲駅伝)の出場枠を発表した。 10月13日に行われた第37回大会の結果で決定した。関東10、北海道2、東北1、北信越2、東海1、関西2、中国四国1 […]

NEWS サニブラウン・アブデル・ハキームがU18・16大会に登場! 18日に中高生対象のトークイベント実施

2025.10.16

サニブラウン・アブデル・ハキームがU18・16大会に登場! 18日に中高生対象のトークイベント実施

日本陸連は10月16日、10月17日から開幕するU18・U16大会に東京世界選手権男子100m代表のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)が来場し、トークイベントを実施することを発表した。 トークイベントはサニブラウン […]

NEWS 中央学大、大東大が上位候補か!? 東海大、順大、立教大、日大は主軸に力 「10枠」懸けた“立川決戦”/箱根駅伝予選会展望

2025.10.16

中央学大、大東大が上位候補か!? 東海大、順大、立教大、日大は主軸に力 「10枠」懸けた“立川決戦”/箱根駅伝予選会展望

第102回箱根駅伝予選会が、10月18日に東京・立川市の陸上自衛隊立川駐屯地をスタートし、国営昭和記念公園にフィニッシュするハーフマラソンのコースで行われる。 気温が上がった前回はタフなレースとなり、今回からはスタート時 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top