◇第25回アジア選手権(7月12日~16日/タイ・バンコク)4日目
アジア選手権の4日目がタイ・バンコクで行われた。
初日から金メダルラッシュだった日本勢。この日は金メダルこそなかったものの、日本伝統の400mハードル陣が見せ場を作った。
男子では今季飛躍を遂げた児玉悠作(ノジマ)が48秒96のセカンドベストで銀メダルを獲得。ラスト勝負でB.ヘメイダ(カタール)に競り負けたものの、海外レースで2度目の48秒台をマークして強さを見せた。これでブダペスト世界選手権に向けてランキングも上昇。初の代表権獲得をほぼ濃厚にした。
女子は宇都宮絵莉(長谷川体育施設)が57秒73で2位、山本亜美(立命大)が57秒80で3位。前半から積極的なレースを見せた宇都宮が粘りを見せ、山本は持ち味の後半でしっかり巻き返した。
男女混合4×400mリレーは3分15秒71をマークして3位。2021年にマークした3分16秒67の日本記録を塗り替えた。1走から今泉堅貴(筑波大)、久保山晴菜(今村病院)、佐藤風雅(ミズノ)、松本奈菜子(東邦銀行)。アンカーの松本は一度前に出たものの、インド、スリランカにかわされた。
女子七種競技は山﨑有紀(スズキ)が5696点で3位。2018年のアジア大会、今年2月のアジア室内選手権に続いて銅メダルを獲得した。大玉華鈴(日体大SMG横浜)は4位だった。
男子走幅跳は日本記録保持者の城山正太郎(ゼンリン)が8m01(+1.3)で6位。公認では19年以来となる8mを跳んだものの、「助走の組み立てが悪かった」と悔やんだ。同円盤投は堤雄司(ALSOK群馬)が58m90で5位、同走高跳は長谷川直人(新潟アルビレックスRC)が2m23で4位が日本勢最上位だった。
200mは予選・準決勝が行われた。男子は日本選手権覇者の鵜澤飛羽(筑波大)が予選を20秒73(+0.7)、準決勝を全体トップの20秒56(-0.4)でファイナル進出を決めている。オレゴン世界選手権代表の上山紘輝(住友電工)も決勝に進んだ。また、女子の君嶋愛梨沙(土木管理総合)、鶴田玲美(南九州ファミリーマート)もそろって決勝へ。
女子800mは塩見綾乃(岩谷産業)と池崎愛里(ダイソー)、男子800mは川元奨(スズキ)が最終日の決勝へと駒を進めている。
最終日は朝6時(日本時間8時)から男女20km競歩が行われる。午後セッションでは男子が800m、5000m、200m、4×400mリレー、棒高跳、やり投、女子は800m、5000m、200m、4×400mリレー、砲丸投が実施される。
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