日本陸連は24日、2021年からスタートしたジャパンマラソンチャンピオンシップシリーズ(以下 JMC シリーズ)のシリーズ1のポイントランキングを発表。男子は鈴木健吾(富士通)、女子は一山麻緒(ワコール)が初代チャンピオンに輝き、夫婦そろって第105回日本選手権者となった。また、2人は7月に開催されるオレゴン世界選手権代表にも内定した。
JMCシリーズは国内外の公認マラソン大会を体系化し、選手強化や日本のマラソン全体の活性化につなげる新たな仕組みで、大会の順位およびタイムをポイント化し、ランキング形式で競うもの。JMCシリーズ1は第0期(2020年12月~21年10月)と第1期(2021年11月~22年3月)のポイントを合算して行われた。
男子の鈴木は2時間4分56秒で優勝した21年2月のびわ湖毎日マラソン(1394点)、2時間5分28秒で日本人トップとなった今月の東京マラソン(1384点)で合計2778点を獲得。細谷恭平(黒崎播磨)に130点差を付けてトップに立った。
一方の女子は一山が昨年の大阪国際女子(2時間21分11秒で優勝)で1291点、今月の東京マラソンでは2時間21分02秒で日本人最高位を占めて1293点の高得点を重ね、合計2584点でランキングトップ。2位の松田瑞生(ダイハツ)とはわずか6点差だった。
JMCシリーズは優勝者に600万円、2位300万円、3位100万円の賞金が贈られる。また、上位8位以内に入った選手には2023年秋に行われるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)への出場権が与えられることになっており、男子5位の吉田祐也(GMOインターネットグループ)、同7位井上大仁(三菱重工)、女子8位の和久夢来(ユニバーサルエンターテインメント)が新たに出場権を手にした。
■JMCシリーズ1ポイントランキングトップ8
<男子>
1位 2778点 鈴木健吾(富士通)
2位 2646点 細谷恭平(黒崎播磨)
3位 2602点 大塚祥平(九電工)
4位 2588点 土方英和(Honda)
5位 2527点 吉田祐也(GMOインターネットグループ)※MGC出場権獲得
6位 2522点 聞谷賢人(トヨタ紡織)
7位 2513点 井上大仁(三菱重工) ※MGC出場権獲得
8位 2508点 其田健也(JR東日本)
<女子>
1位 2584点 一山麻緒(ワコール)
2位 2578点 松田瑞生(ダイハツ)
3位 2477点 上杉真穂(スターツ)
4位 2460点 松下菜摘(天満屋)
5位 2453点 阿部有香里(しまむら)
6位 2447点 佐藤早也伽(積水化学)
7位 2362点 福良郁美(大塚製薬)
8位 2362点 和久夢来(ユニバーサルエンターテインメント)※MGC出場権獲得
賞金:優勝600万円、2位300万円、3位100万円
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.18
横山隆義氏が死去 由良育英高でインターハイ2度の総合V 全国高校駅伝でも準優勝に導く
-
2025.12.18
-
2025.12.18
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝女子(2025年12月14日)
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝男子(2025年12月14日)
2025.12.14
中学駅伝日本一決定戦がいよいよ開催 女子11時10分、男子12時15分スタート/全中駅伝
-
2025.12.14
-
2025.12.14
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝女子(2025年12月14日)
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝男子(2025年12月14日)
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.18
箱根駅伝Stories/青学大3連覇へ、過去最高レベルの戦力 「チームを勝たせる走り」を結集
前回優勝メンバーから6人が卒業 前回、10時間41分19秒の大会新記録で連覇を飾ったメンバーから6人が卒業。それも4区で歴代2位の好タイムをマークした太田蒼生(現・GMOインターネットグループ)に5、6区連続区間新で、「 […]
2025.12.18
横山隆義氏が死去 由良育英高でインターハイ2度の総合V 全国高校駅伝でも準優勝に導く
鳥取・由良育英高(現・鳥取中央育英高)の陸上部顧問として、インターハイで2度の総合優勝に導き、高校駅伝でも全国大会で2度の準優勝を果たした横山隆義氏が、12月15日、肺炎のため亡くなった。81歳だった。 横山氏は1944 […]
2025.12.18
26年7月に第1回U23アジア選手権開催が決定! アジア跳躍選手権も実施予定
アジア陸連は11月に理事会を開催し、2026年7月9日から12日の日程で、第1回U23アジア選手権を中国・オルドスで開催することを発表した。 陸上競技では、U18やU20など年齢別の競技会が実施されており、U20カテゴリ […]
Latest Issue
最新号
2026年1月号 (12月12日発売)
箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳