HOME 駅伝

2024.11.10

最後の栄冠は埼玉が4度目V!!区間賞ゼロの全員駅伝 アンカー・山ノ内が逆転 40年の歴史に幕/東日本女子駅伝
最後の栄冠は埼玉が4度目V!!区間賞ゼロの全員駅伝 アンカー・山ノ内が逆転 40年の歴史に幕/東日本女子駅伝

優勝した埼玉のアンカー・山ノ内みなみ(写真は24年プリンセス駅伝)

最後の東日本女子駅伝!総合成績と区間賞をチェック

1位 埼玉  2時間19分07秒
2位 群馬  2時間19分35秒
3位 東京  2時間19分52秒
4位 長野  2時間19分58秒
5位 静岡  2時間20分11秒
6位 宮城  2時間20分25秒
7位 福島  2時間20分37秒
8位 北海道 2時間22分03秒

9位 新潟  2時間22分12秒
10位 千葉  2時間22分38秒
11位 山梨  2時間22分46秒
12位 岩手  2時間23分18秒
13位 栃木  2時間23分30秒
14位 茨城  2時間23分48秒
15位 神奈川 2時間24分44秒
16位 秋田  2時間25分51秒
17位 山形  2時間26分31秒
18位 青森  2時間28分00秒

●区間賞
1区(6km)    吉田彩心(北海道) 19分01秒
2区(4km)    川上南海(長野)  12分52秒
3区(3km)    男乕結衣(宮城)  9分49秒
4区(3km)    藤澤心々(群馬)  9分26秒
5区(5.0875km) 細川あおい(宮城) 16分33秒
6区(4.1075km) 今井玲那(長野)  12分51秒
7区(4km)    渡辺光桃(宮城)  13分09秒
8区(3km)    馬場優奈(静岡)  9分34秒
9区(10km)    小林香菜(群馬)  31分55秒

◇第39回東日本女子駅伝(11月10日/誠電社WINDYスタジアム〔福島市信夫ケ丘競技場〕発着・9区間42.195km) 北海道から静岡まで18都道県が参加し、中学生からシニアまで各年代のトップ選手が地域を代表してチームを組む東日本女子駅伝が行われ、埼玉が2時間19分07秒で18大会ぶり4度目の優勝を飾った。今年が最後の今大会で有終の美となった。 1区は北海道の吉田彩心(札幌創成高)が高1ながら圧巻の走りを見せ、6kmを19分01秒で区間賞を獲得。だが、2区では長野の川上南海(長野東高1)が区間賞の走りでトップに立ち、北海道、宮城、埼玉などが追いかける展開に。 長野は窪田舞(長野東高3)も3区でトップを譲らず。宮城はこの大会で中学時代にブレイクスルーを果たした男乕結衣(東北高1)が区間賞で追い上げ2位へ。長野は8区を終えるまでトップをひた走り、宮城、埼玉との優勝争いに。 長野から30秒差で埼玉。タスキを受けたのが2019年ドーハ世界選手権10000m代表の山ノ内みなみ(しまむら)だった。「埼玉は中高生が強すぎたので感動した」と走り出した山ノ内。6kmで長野を一気に抜き去ってからは、群馬の小林香奈(大塚製薬)が31分55秒の区間賞で追い上げており「怖かった」。それでも冷静にしのぎきった。 山ノ内は福島県郡山市出身だけに、「最後と聞いてから一番でゴールして、私の郷土愛をアピールしたかったので良かったです」とはにかんだ。埼玉は区間賞ゼロ。中高生から実業団までが、チーム一丸となったまさに“全員駅伝”で最後の女王の座に就いた。 2位には28秒差まで詰めた小林の力走で群馬が食い込み、3位に東京。中盤でトップを走った長野は4位だった。地元・福島は7位。1区でトップ中継した北海道が8位入賞を死守した。 同大会は1983年から都道府県対抗女子駅伝が始まったことを受け、翌年11月に第1回東北・北海道女子駅伝としてスタート。翌年からは関東地区などを加えて「東日本女子駅伝」として拡充された。 これまで、浅利純子、鈴木博美、弘山晴美、土佐礼子、渋井陽子、福士加代子、尾崎好美、鈴木優花ら、日本女子長距離を彩ったランナーが駆け抜け、近年でも不破聖衣来(群馬/拓大)の快走劇も記憶に新しい。中高生と実業団がタスキをつなぎ、女子長距離選手の育成、発掘にも大きく寄与してきた。 大会終了の理由には「大会の役割を達成した」ことや「ボランティアスタッフ確保や人件費の増加」などが挙げられている。 最後まで駅伝らしい激闘となった東日本女子駅伝は、惜しまれながらその長い歴史に幕を下ろした。

最後の東日本女子駅伝!総合成績と区間賞をチェック

1位 埼玉  2時間19分07秒 2位 群馬  2時間19分35秒 3位 東京  2時間19分52秒 4位 長野  2時間19分58秒 5位 静岡  2時間20分11秒 6位 宮城  2時間20分25秒 7位 福島  2時間20分37秒 8位 北海道 2時間22分03秒 [adinserter block="4"] 9位 新潟  2時間22分12秒 10位 千葉  2時間22分38秒 11位 山梨  2時間22分46秒 12位 岩手  2時間23分18秒 13位 栃木  2時間23分30秒 14位 茨城  2時間23分48秒 15位 神奈川 2時間24分44秒 16位 秋田  2時間25分51秒 17位 山形  2時間26分31秒 18位 青森  2時間28分00秒 [adinserter block="4"] ●区間賞 1区(6km)    吉田彩心(北海道) 19分01秒 2区(4km)    川上南海(長野)  12分52秒 3区(3km)    男乕結衣(宮城)  9分49秒 4区(3km)    藤澤心々(群馬)  9分26秒 5区(5.0875km) 細川あおい(宮城) 16分33秒 6区(4.1075km) 今井玲那(長野)  12分51秒 7区(4km)    渡辺光桃(宮城)  13分09秒 8区(3km)    馬場優奈(静岡)  9分34秒 9区(10km)    小林香菜(群馬)  31分55秒

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.10.15

19年ドーハ世界陸上代表・井本佳伸が現役引退「たくさんの出会い幸せ」今後は指導者の道へ

男子短距離で活躍し、19年ドーハ世界選手権リレー代表(補欠)の井本佳伸(東京ガスエコモ)が現役生活に区切りをつけることを自身のSNSで発表した。 井本は京都・東輝中時代に全中で100m5位、200m4位。名門・洛南高へ進 […]

NEWS 100m宮本大輔が引退「最後まで走り切れた」元中学記録保持者「早熟なんて気にしなくていい」

2025.10.15

100m宮本大輔が引退「最後まで走り切れた」元中学記録保持者「早熟なんて気にしなくていい」

穏やかな笑顔で静かに、地元・山口でスパイクを脱いだ。 男子100mの元中学記録保持者・宮本大輔(山口フィナンシャルグループ)が現役生活にピリオドを打った。9月の全日本実業団対抗は、地元・山口。「夏くらいには一旦、区切りを […]

NEWS 九州実業団駅伝エントリー 旭化成は葛西潤や相澤晃、クラフティア・赤﨑暁、三菱重工・近藤亮太ら日本代表経験者登録

2025.10.15

九州実業団駅伝エントリー 旭化成は葛西潤や相澤晃、クラフティア・赤﨑暁、三菱重工・近藤亮太ら日本代表経験者登録

九州実業団駅伝 エントリーチームと選手をチェック! 旭化成A 市田孝―大六野秀畝―茂木圭次郎―相澤晃―齋藤椋―井川龍人―葛西潤―中西大翔―亀田仁一路―山本歩夢―片川祐大―キプルト・エマニエル・キプロプ 黒崎播磨 細谷恭平 […]

NEWS 国立競技場が2026年1月から5年間新たな呼称へ! 「ナショナルスタジアムパートナー」第1号にMUFG

2025.10.15

国立競技場が2026年1月から5年間新たな呼称へ! 「ナショナルスタジアムパートナー」第1号にMUFG

金融・証券などの三菱東京UFJフィナンシャルグループ(MUFG)は10月15日、東京・国立競技場の運営を担うジャパンナショナルスタジアム・エンターテイメント(JNSE)と「ナショナルスタジアムパートナー」契約を結んだと発 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top