2025.10.15
男子短距離で活躍し、19年ドーハ世界選手権リレー代表(補欠)の井本佳伸(東京ガスエコモ)が現役生活に区切りをつけることを自身のSNSで発表した。
井本は京都・東輝中時代に全中で100m5位、200m4位。名門・洛南高へ進むと、同期の宮本大輔とともに飛躍を遂げる。2年時にインターハイ200mで3位に入ると、3年時にはケガが重なったものの、山形インターハイの4×400mリレーではアンカーを務めて魂の激走を見せ、優勝に導いた。
その美しいコーナーリングと加速を武器に、東海大1年時に200mで20秒59、400m45秒82をマーク。19年には世界リレーの4×400mリレー代表として予選の2走を務めトップ通過に貢献した。同年のドーハ世界選手権でも4×400mリレー代表に選出されている(補欠)。その類い稀なスピードはケガと隣り合わせで、幾度もハムストリングスの肉離れを経験し、シーズンの半分を棒に振ることも多かった。
今年9月の全日本実業団対抗では200mこそ予選落ちも、4×100mリレーはアンカーを務めて優勝、4×400mリレーは2走を務めて3位に入った。自身のSNSで「お世話になったみなさん、トレーナーさん、応援してくださった方、そしてたくさんの選手と出会えて幸せでした」と、高校の恩師の柴田博之先生とのツーショットなどを添えて綴り、「選手としては区切りをつけますが、指導者の立場で競技に携わります」と、今後は指導の道へ進むことを明かしている。
誰もが認めるポテンシャルを秘めた魅惑のロングスプリンターは、その経験を後進へと伝えていく。
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