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【展望】織田記念に多田修平、桐生祥秀、小池祐貴がそろい踏み 男女ハードルで日本新なるか


日本グランプリシリーズ広島対秋の第56回織田幹雄記念が4月29日に広島・エディオンスタジアムで行われる。オレゴン世界選手権を目指す選手はもちろん、杭州アジア大会の選考会にも設定されており、2022年シーズンを占う重要な一戦となる。

グランプリ種目のうち、男子は400m、400mハードル、棒高跳、走幅跳、やり投、十種競技、女子は400m、棒高跳、走幅跳、やり投、七種競技がアジア大会の代表選考会と指定されている。

男子100mには地元広島出身の日本記録(9秒95)保持者・山縣亮太(セイコー)こそ膝の手術明けのため出場を見送ったが、その他は役者がそろった。昨年の日本選手権覇者で東京五輪代表の多田修平(住友電工)、同じく東京五輪100m代表の小池祐貴(住友電工)、そして桐生祥秀(日本生命)が出場する。

前哨戦ともいえる4月24日の出雲陸上には桐生と多田が出場し、桐生が優勝して多田は2位だった。桐生は決勝(+1.5)で10秒18、多田は10秒27。桐生は準決勝で追い風参考ながら10秒12(+2.1)と好走している。小池は今季、米国でシーズンイン。4月1日の初戦では10秒21(+2.0)をマークした。以降、200mも含めて複数レースを走っており、織田記念が国内初戦となる。オレゴン世界選手権の参加標準記録10秒05を切る選手は現れるか。

他にも東京五輪4×100mリレー代表のデーデー・ブルーノ(セイコー)や、日本選手権室内60mを制した坂井隆一郎(大阪ガス)、柳田大輝(東洋大)らがエントリー。海外選手の楊俊瀚にも注目だ。

女子100mは昨年の日本選手権短距離2冠の兒玉芽生(ミズノ)、学生個人選手権で11秒47をマークするなど好調の青山華依(甲南大)に加え、齋藤愛美(大阪成蹊AC)、石川優(青学大)らがエントリー。注目は御家瀬緑(住友電工)で、4月上旬の米国での競技会では、強い向かい風で11秒68(-1.4)、追い風参考ながら11秒45(+3.4)と好走している。

注目は女子100mハードルの青木益未(七十七銀行)。4月10日の北陸実業団で12秒86(-0.2)の日本記録を樹立し、オレゴン世界選手権の参加標準記録まであと0.02秒まで迫った。それほど調子を合わせて臨んでいない中での記録だけに、織田記念でさらなる日本新、そして参加標準記録突破を狙う。東京五輪代表の寺田明日香(ジャパンクリエイト)や鈴木美帆(長谷川体育施設)、清山ちさと(いちご)らの走りにも注目だ。

日本記録保持者・泉谷駿介(順大)が登場する男子110mハードルは今年も見逃せない。泉谷は日本選手権室内60mハードルでやや足を痛めたが調子を上げてくることだろう。日本学生個人で追い風参考ながら13秒30(+2.2)を出した村竹ラシッド(順大)にはオレゴン世界選手権の参加標準記録13秒32を切る可能性が十分にある。13秒25を持つ高山峻野(ゼンリン)や石川周平(富士通)、世界室内選手権で好走した野本周成(愛媛陸協)らによって、ハイレベルな争いとなる。

女子5000mには日本記録保持者の廣中璃梨佳(日本郵政グループ)、田中希実(豊田自動織機)、萩谷楓(エディオン)といった東京五輪代表トリオがエントリー。日本選手権10000mを控える廣中は出場すればどんなレースを見せるかに注目が集まる。

男子三段跳で日本人初のオリンピック金メダリストとなった織田幹雄の名を冠した今大会では男女の三段跳も有力選手がそろう。男子は昨年17mジャンパーとなった伊藤陸(近大高専)がいるが、日本学生個人で足をやや痛めており、どこまで状態を戻せるか。女子は日本選手権室内で室内日本新を出した森本麻里子(内田建設AC)が日本人2人目の14mジャンプを狙う。

これまで数々のハイパフォーマンス、名場面が誕生した織田記念。シーズンインで「世界」への扉を開くのは!?

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