HOME 国内、世界陸上

2025.06.05

東京世界陸上へあと100日!鵜澤飛羽「世界と戦っている姿を見に来てほしい」TDKアンバサダーとして決意
東京世界陸上へあと100日!鵜澤飛羽「世界と戦っている姿を見に来てほしい」TDKアンバサダーとして決意

TDKアスリートアンバサダーの鵜澤飛羽

東京世界陸上開幕まで100日前となった6月5日、「東京2025世界陸上 100 Days To Go!」が開催された。

昨年9月に世界陸上を1983年の第1回ヘルシンキ大会からサポートするTDK株式会社の「TDKアスリートアンバサダー」に就任した男子短距離の鵜澤飛羽(JAL)がメディアの取材に応じ、「前回、1年前イベントで呼んでいただいた時は『あと1年、頑張るぞ』と言う気持ちになりましたが、あと100日。すごくあっという間だったなと思っています」と心境を明かした。

1年前イベントで同アンバサダーへの就任が発表されたが、その際に自身の名前が入った本番のナンバーカードが用意され、「このナンバーカードをつけて走りたいとすごく思った」ことを思い出す。そして、「今もそれは変わっていません」ときっぱり語る鵜澤は、「(アンバサダーに)選んでもらっているからには、これを背負ってしっかりと走りたい」と決意を口にする。

広告の下にコンテンツが続きます

今季、東京世界陸上の参加標準記録(20秒16)を静岡国際(20秒13)、アジア選手権(20秒12)と2度突破。アジア選手権では2連覇も果たし、代表入りは現実的な立場。本番をしっかりと見据えている。鵜澤は「今年、ある程度結果が出てきて、世界陸上への準備はできているのかなとすごく思います」。そして、「19秒台を出して決勝で戦う」というターゲットは「不可能じゃない、現実的になってきているところだと思う」と手応えを口にした。

アジア選手権では「韓国の選手に対して応援がすごかった。すごくアウェー感を感じました」。だが、東京世界陸上では「この声援が自分たちの元に来るんだ」と気づき、「すごく気持ちが高まりました」。

地元大会への想い、ファンたちに見てほしい部分をこう語る。

「日本人で19秒台はまだいませんが、自分が走るつもりでいるので、それを見てほしいと思っています。日本人じゃ無理だと言われ、戦えない種目と言われていました。でも、前例を覆した人がいる。あの人がいてくれたから、自分もいけると思います。そういった殻を破るところを見に来てくれたらいいなと思います。そういう選手が日本にはいっぱいいる。世界と戦っている勇姿は、陸上がわからない人が見ても感じるものがあると思うので、実際に見に来られなかったとしても、テレビなどで見て感じていただければと思っています」

2003年パリ世界陸上男子200m銅メダルの末續慎吾を超える快走を思い描き、鵜澤は本番に向けた準備を進める。

東京世界陸上開幕まで100日前となった6月5日、「東京2025世界陸上 100 Days To Go!」が開催された。 昨年9月に世界陸上を1983年の第1回ヘルシンキ大会からサポートするTDK株式会社の「TDKアスリートアンバサダー」に就任した男子短距離の鵜澤飛羽(JAL)がメディアの取材に応じ、「前回、1年前イベントで呼んでいただいた時は『あと1年、頑張るぞ』と言う気持ちになりましたが、あと100日。すごくあっという間だったなと思っています」と心境を明かした。 1年前イベントで同アンバサダーへの就任が発表されたが、その際に自身の名前が入った本番のナンバーカードが用意され、「このナンバーカードをつけて走りたいとすごく思った」ことを思い出す。そして、「今もそれは変わっていません」ときっぱり語る鵜澤は、「(アンバサダーに)選んでもらっているからには、これを背負ってしっかりと走りたい」と決意を口にする。 今季、東京世界陸上の参加標準記録(20秒16)を静岡国際(20秒13)、アジア選手権(20秒12)と2度突破。アジア選手権では2連覇も果たし、代表入りは現実的な立場。本番をしっかりと見据えている。鵜澤は「今年、ある程度結果が出てきて、世界陸上への準備はできているのかなとすごく思います」。そして、「19秒台を出して決勝で戦う」というターゲットは「不可能じゃない、現実的になってきているところだと思う」と手応えを口にした。 アジア選手権では「韓国の選手に対して応援がすごかった。すごくアウェー感を感じました」。だが、東京世界陸上では「この声援が自分たちの元に来るんだ」と気づき、「すごく気持ちが高まりました」。 地元大会への想い、ファンたちに見てほしい部分をこう語る。 「日本人で19秒台はまだいませんが、自分が走るつもりでいるので、それを見てほしいと思っています。日本人じゃ無理だと言われ、戦えない種目と言われていました。でも、前例を覆した人がいる。あの人がいてくれたから、自分もいけると思います。そういった殻を破るところを見に来てくれたらいいなと思います。そういう選手が日本にはいっぱいいる。世界と戦っている勇姿は、陸上がわからない人が見ても感じるものがあると思うので、実際に見に来られなかったとしても、テレビなどで見て感じていただければと思っています」 2003年パリ世界陸上男子200m銅メダルの末續慎吾を超える快走を思い描き、鵜澤は本番に向けた準備を進める。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.18

駒大4年生4本柱は主要区間を熱望! 主将・山川拓馬「エース区間に挑みたい」 佐藤圭汰「しっかり走って恩返しを」

第102回箱根駅伝で3年ぶりの総合優勝を狙う駒大が12月18日、オンラインで合同会見を行い、エントリー選手が出席した。 今季の駒大は4年生の4人が強力。それぞれ希望区間を問われると、主将の山川拓馬は2区と5区、伊藤蒼唯は […]

NEWS 箱根駅伝Stories/青学大3連覇へ、過去最高レベルの戦力 「チームを勝たせる走り」を結集

2025.12.18

箱根駅伝Stories/青学大3連覇へ、過去最高レベルの戦力 「チームを勝たせる走り」を結集

前回優勝メンバーから6人が卒業 前回、10時間41分19秒の大会新記録で連覇を飾ったメンバーから6人が卒業。それも4区で歴代2位の好タイムをマークした太田蒼生(現・GMOインターネットグループ)に5、6区連続区間新で、「 […]

NEWS 横山隆義氏が死去 由良育英高でインターハイ2度の総合V 全国高校駅伝でも準優勝に導く

2025.12.18

横山隆義氏が死去 由良育英高でインターハイ2度の総合V 全国高校駅伝でも準優勝に導く

鳥取・由良育英高(現・鳥取中央育英高)の陸上部顧問として、インターハイで2度の総合優勝に導き、高校駅伝でも全国大会で2度の準優勝を果たした横山隆義氏が、12月15日、肺炎のため亡くなった。81歳だった。 横山氏は1944 […]

NEWS 26年7月に第1回U23アジア選手権開催が決定! アジア跳躍選手権も実施予定

2025.12.18

26年7月に第1回U23アジア選手権開催が決定! アジア跳躍選手権も実施予定

アジア陸連は11月に理事会を開催し、2026年7月9日から12日の日程で、第1回U23アジア選手権を中国・オルドスで開催することを発表した。 陸上競技では、U18やU20など年齢別の競技会が実施されており、U20カテゴリ […]

NEWS 中大・吉居駿恭主将「一番恩返しできるのが優勝」 溜池一太は初マラソン意向も「箱根だけしか考えていない」

2025.12.18

中大・吉居駿恭主将「一番恩返しできるのが優勝」 溜池一太は初マラソン意向も「箱根だけしか考えていない」

第102回箱根駅伝で30年ぶりとなる総合優勝を狙う中大が12月18日、東京・八王子市の多摩キャンパスで合同取材を開いた。 主将の吉居駿恭(4年)は「昨年の11月中旬くらいに(総合優勝の)目標を立てました。昨年の全日本の結 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top