HOME 中学

2024.02.04

女子3年は全中駅伝1区区間賞の稲井円花がV「良いイメージが持って走った」 2年は石原万結、1年は原梨珠が優勝/全中クロカン
女子3年は全中駅伝1区区間賞の稲井円花がV「良いイメージが持って走った」 2年は石原万結、1年は原梨珠が優勝/全中クロカン

稲井円花(中体連クラブ・群馬)

◇第9回全国中学生クロスカントリー大会(2月4日/滋賀・希望が丘文化公園)

全国中学生クロスカントリー大会が2月4日、滋賀県の希望が丘文化公園で行われた。

男女ともに学年別で実施される今大会。女子3年(2km)は昨年12月の全中駅伝で1区区間賞の稲井円花(中体連クラブ・群馬)が6分33秒で制した。

広告の下にコンテンツが続きます

全中駅伝と同じ場所でのレースということもあり、「このコースが得意な感じがしたので、今回も良いイメージを持って走りました」と自信を持って挑むことができていた。

「ラストまでしっかりつくことを意識して、自分の行けるところからスパートをかけて、周りの人を置いていくつもりでした」と稲井。レース終盤で尾﨑一樺(八木・奈良)との一騎打ちに持ち込むと、残り200mほどで尾﨑を突き放した。

「今回の大会も優勝を飾りたいと思っていました。そのとおりの結果が出たのでとてもうれしいです」と喜んだ稲井。全中駅伝、8区区間2位と好走した1月の全国都道府県対抗駅伝に続き、冬の主要大会では好成績を残している。

広告の下にコンテンツが続きます

「昨年の春、夏くらいからずっと走り込みをしてきて、それが実を結んで、ここ何回かの大会で良い順位が獲れているので、とても自信につながっています」と充実感を漂わせる。

高校でも競技を継続する予定。高校での目標はインターハイで3位以内と全国高校駅伝優勝という。同じ群馬県出身の不破聖衣来(拓大)にあこがれている15歳は、新たなステージでも輝きを放つつもりだ。

女子2年(2km)は全中駅伝4区を区間タイ記録で走り、チームの優勝に貢献した石原万結(京山・岡山)が6分29秒で優勝。1月の全国都道府県対抗駅伝で3区区間賞の遠藤蒼依(富士常葉JC・静岡)や全中駅伝1区2位の長森結愛(大沢野・富山)との競り合いを制した。

「前半から思い切って前に出られたので、それが良かったと思います」とレースを振り返った石原。全中駅伝に続いてクロカンでの強さを発揮した。

今回から距離が0.5km短くなった1年女子(1.5km)は、全中駅伝6区区間8位の原梨珠(赤穂・長野)が4分48秒で優勝。「最初は先頭集団の後ろの方でしたが、最後に追い上げることができたので良かったです。1500mで全中に出られるようにがんばりたいです」と語っていた。

文/馬場 遼

◇第9回全国中学生クロスカントリー大会(2月4日/滋賀・希望が丘文化公園) 全国中学生クロスカントリー大会が2月4日、滋賀県の希望が丘文化公園で行われた。 男女ともに学年別で実施される今大会。女子3年(2km)は昨年12月の全中駅伝で1区区間賞の稲井円花(中体連クラブ・群馬)が6分33秒で制した。 全中駅伝と同じ場所でのレースということもあり、「このコースが得意な感じがしたので、今回も良いイメージを持って走りました」と自信を持って挑むことができていた。 「ラストまでしっかりつくことを意識して、自分の行けるところからスパートをかけて、周りの人を置いていくつもりでした」と稲井。レース終盤で尾﨑一樺(八木・奈良)との一騎打ちに持ち込むと、残り200mほどで尾﨑を突き放した。 「今回の大会も優勝を飾りたいと思っていました。そのとおりの結果が出たのでとてもうれしいです」と喜んだ稲井。全中駅伝、8区区間2位と好走した1月の全国都道府県対抗駅伝に続き、冬の主要大会では好成績を残している。 「昨年の春、夏くらいからずっと走り込みをしてきて、それが実を結んで、ここ何回かの大会で良い順位が獲れているので、とても自信につながっています」と充実感を漂わせる。 高校でも競技を継続する予定。高校での目標はインターハイで3位以内と全国高校駅伝優勝という。同じ群馬県出身の不破聖衣来(拓大)にあこがれている15歳は、新たなステージでも輝きを放つつもりだ。 女子2年(2km)は全中駅伝4区を区間タイ記録で走り、チームの優勝に貢献した石原万結(京山・岡山)が6分29秒で優勝。1月の全国都道府県対抗駅伝で3区区間賞の遠藤蒼依(富士常葉JC・静岡)や全中駅伝1区2位の長森結愛(大沢野・富山)との競り合いを制した。 「前半から思い切って前に出られたので、それが良かったと思います」とレースを振り返った石原。全中駅伝に続いてクロカンでの強さを発揮した。 今回から距離が0.5km短くなった1年女子(1.5km)は、全中駅伝6区区間8位の原梨珠(赤穂・長野)が4分48秒で優勝。「最初は先頭集団の後ろの方でしたが、最後に追い上げることができたので良かったです。1500mで全中に出られるようにがんばりたいです」と語っていた。 文/馬場 遼

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.09.09

SEIKO HOUSE 時計塔が東京世界陸上カラーにライトアップ! スペシャルフラッグも掲出

東京世界陸上が9月13日に開幕するのを前に、東京・銀座のランドマークとして知られるSEIKO HOUSEの時計塔が、8日より大会メインカラーである江戸紫色にライトアップされている。 セイコーグループは世界陸連(WA)のパ […]

NEWS 皇族が大会御覧 14日夕方に寬仁親王妃信子殿下、16日夕方に佳子内親王殿下と悠仁親王殿下/東京世界陸上

2025.09.09

皇族が大会御覧 14日夕方に寬仁親王妃信子殿下、16日夕方に佳子内親王殿下と悠仁親王殿下/東京世界陸上

東京2025世界陸上財団は9月9日までに、東京世界選手権に皇族の方々が会場を訪れ、大会を御覧になると発表した。 大会2日目となる14日夕方には寬仁親王妃信子殿下が、大会4日目の16日夕方には秋篠宮皇嗣殿下の次女・佳子内親 […]

NEWS 男子800m日本記録保持者・落合晃(駒大)世界への挑戦/大学1年目の前半シーズンで得た収穫と課題、新たなコンディショニング方法も導入
PR

2025.09.09

男子800m日本記録保持者・落合晃(駒大)世界への挑戦/大学1年目の前半シーズンで得た収穫と課題、新たなコンディショニング方法も導入

男子800mの日本記録保持者・落合晃がこの春、駒澤大学に入学し、新たな環境で走り始めた。ここまで記録の更新こそなかったものの、練習の質は高校時代より向上し、海外でのレースを重ねたことで課題も見えるなど充実した時間を過ごし […]

NEWS 故・川越学氏の『お別れ会』、10月5日に都内で開催

2025.09.08

故・川越学氏の『お別れ会』、10月5日に都内で開催

8月22日に合宿先の北海道で急逝した長距離指導者・川越学氏(63歳)の『お別れ会』が、10月5日(日)午前11時~12時に「梅窓院 観音堂」(東京都港区南青山2-26-38)で行われることがわかった。長女で女優の川越美結 […]

NEWS サニブラウン100m3大会連続ファイナルへ ケガの影響なし「状態上がってきた」宮崎合宿締めくくり、いよいよ本番へ/東京世界陸上

2025.09.08

サニブラウン100m3大会連続ファイナルへ ケガの影響なし「状態上がってきた」宮崎合宿締めくくり、いよいよ本番へ/東京世界陸上

男子短距離で東京世界選手権代表のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)が宮崎県内でトレーニングし、練習後に報道陣の取材に応じた。 9月に入って約1週間、6月にも行っていた宮崎で世界選手権に向けた最終調整。暑いなか、最終 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年10月号 (9月9日発売)

2025年10月号 (9月9日発売)

【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/

page top