HOME 国内

2023.05.21

男子400m・中島佑気ジョセフが45秒31の日本歴代7位タイ! 「日本選手権で標準記録を突破したい」/セイコーGGP
男子400m・中島佑気ジョセフが45秒31の日本歴代7位タイ! 「日本選手権で標準記録を突破したい」/セイコーGGP

男子400m日本歴代7位タイの45秒31位でセイコーGGP男子400mに優勝を飾った中島佑気ジョセフ

男子400m日本歴代10傑をチェック!

44.78 高野  進(東海大教)      1991. 6.16
45.03 山村 貴彦(日大3)       2000. 9. 9
45.05 小坂田 淳(大阪ガス)      2000. 9. 9
45.13 ウォルシュ・ジュリアン(富士通) 2019.10. 2
45.16 金丸 祐三(法大4)       2009. 5. 9
45.18 山口 有希(東海大2)      2003.10.29
45.31 佐藤拳太郎(富士通)       2023. 5. 3
45.31 中島佑気ジョセフ(東洋大4)   2023. 5.21
45.33 簡  優好(富士通)       1998. 5. 9
45.40 佐藤 風雅(那須環境技術センター)2022. 5. 8

【動画】男子400mのレースをチェック

◇セイコーゴールデングランプリ2023(5月21日/神奈川・日産スタジアム) 世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ゴールドのセイコーゴールデングランプリが行われ、男子400mは今季好調の中島佑気ジョセフ(東洋大)が日本歴代7位タイ・学生歴代4位の45秒31で快勝した。 4月中旬の出雲陸上300mから、「これで6週連続の試合でした」と中島。「さすがにウォーミングアップの時から疲れがあった」そうだが、32年ぶりの日本記録(44秒78)更新、「少なくとも44秒台」を目指して前半から攻めた。 「高速レースになるとわかっていたので、今までよりも前半を行きたいと思っていた」というのが狙い。ただ、「それを意識し過ぎた」。後半は我慢の走りになり、ジョアン・コエリョ(ポルトガル)、佐藤風雅(ミズノ)らの猛追を受けた。コエリョに0.15秒差で何とか逃げ切ったものの、「もっと前半をリラックスしていても同じぐらいのスピードが出せたと思う」と、反省とともにレースを振り返る。 東京・城西高出身。東洋大に入って着実に力をつけ、昨年のオレゴン世界選手権は4×400mリレーで代表入り。本番は男女混合1走をステップに、予選、決勝ともにアンカーの大役を担った。そして4位入賞、さらには日本初の3分切り(2分59秒51=アジア新)に大きく貢献した。 その快走を自信に、この冬は米国合宿などを経てさらなる成長を遂げている。連戦中も「その日のレースで出た課題を、次のレースで改善しようとやってきた」と臨み、5月6日の木南記念では当時日本歴代9位・学生歴代5位の45秒39。この日は、学生歴代で大学の先輩であるウォルシュ・ジュリアン(現・富士通)の学生時代の記録を0.04秒上回る東洋大新記録をマークした。 前回はリレーのみだった世界選手権に向け、個人種目での出場も着実に近づいている。見据えるのは、世界のファイナル。そのために、「ワールドランキングではなく、日本選手権で標準記録を突破して即内定を決めたい」。 参加標準記録は45秒00。「もうちょっとフレッシュになれば、タイムも見えてくる。日本選手権までの2週間でしっかり準備したい」。中島はきっぱりと語った。

男子400m日本歴代10傑をチェック!

44.78 高野  進(東海大教)      1991. 6.16 45.03 山村 貴彦(日大3)       2000. 9. 9 45.05 小坂田 淳(大阪ガス)      2000. 9. 9 45.13 ウォルシュ・ジュリアン(富士通) 2019.10. 2 45.16 金丸 祐三(法大4)       2009. 5. 9 45.18 山口 有希(東海大2)      2003.10.29 45.31 佐藤拳太郎(富士通)       2023. 5. 3 45.31 中島佑気ジョセフ(東洋大4)   2023. 5.21 45.33 簡  優好(富士通)       1998. 5. 9 45.40 佐藤 風雅(那須環境技術センター)2022. 5. 8

【動画】男子400mのレースをチェック

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.09.07

円盤投五輪連覇のオールマン 悲願の初Vへ「大会記録は可能」/東京世界陸上

【動画】オールマンのステップワークをチェック! オールマンのステップワーク pic.twitter.com/HOLRsOx8wH — 月陸Online/月刊陸上競技 (@Getsuriku) Septembe […]

NEWS 400m参戦のマクローリン「違うアプローチで自分に挑戦したかった」ライバル多く激戦も「集中」/東京世界陸上

2025.09.07

400m参戦のマクローリン「違うアプローチで自分に挑戦したかった」ライバル多く激戦も「集中」/東京世界陸上

【動画】マクローリンの補強をチェック! シドニーの補強! pic.twitter.com/73LfZKdEKM — 月陸Online/月刊陸上競技 (@Getsuriku) September 7, 2025

NEWS 【男子1500m】近藤潤(BEAT AC/中3)3分55秒44=中学歴代10位タイ

2025.09.07

【男子1500m】近藤潤(BEAT AC/中3)3分55秒44=中学歴代10位タイ

男子1500m 中学歴代10傑をチェック! 3.49.02 川口峻太朗(京山3岡山) 2021.12.11 3.49.51 田中悠大(岩出二3和歌山) 2023. 9.23 3.49.72 石田洸介(浅川3福岡) 201 […]

NEWS 女子ハンマー投・河戸咲希(名古屋大谷高2)が55m56 自身の持つ高2歴代3位を更新

2025.09.07

女子ハンマー投・河戸咲希(名古屋大谷高2)が55m56 自身の持つ高2歴代3位を更新

女子ハンマー投 高2歴代10傑をチェック! 61.02 村上来花(弘前実・青森) 2020.10. 4 55.58 嶋本美海(添上・奈良) 2022.10.21 55.56 河戸咲希(名古屋大谷・愛知) 2025. 9. […]

NEWS 七種競技アナ・ホール「表彰台の頂点に立ちたい」世界記録は「最も難しいものの一つ」/東京世界陸上

2025.09.06

七種競技アナ・ホール「表彰台の頂点に立ちたい」世界記録は「最も難しいものの一つ」/東京世界陸上

女子七種競技で世界歴代2位タイの7032点を持つアナ・ホール(米国)が9月6日、都内で練習を公開し、本誌の単独取材に応じた。 早くから期待を集めてきたが、21年の東京五輪トライアルだった全米選手権で足首を痛めて途中棄権。 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年9月号 (8月12日発売)

2025年9月号 (8月12日発売)

衝撃の5日間
広島インターハイ特集!
桐生祥秀 9秒99

page top