2023.05.21
◇セイコーゴールデングランプリ2023(5月21日/神奈川・日産スタジアム)
世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ゴールドのセイコーゴールデングランプリが行われ、女子やり投はリトル・マッケンジー(豪州)が64m10で優勝した。
日本記録保持者で昨年のオレゴン世界選手権銅メダリスト・北口榛花(JAL)は61m34の4位。しかも、5回目までは60m超えがなく8番手で、最終投てきで何とか日本人トップは死守した。
「身体が動き過ぎたからか、1回目でタイミングが合わず、やり先がどこかに行ってしまいました」。そこからリズムを取り戻せず、「こんなに修正に戸惑ったのは久しぶり」と肩を落とした。
ただ、それはさらなる高みを目指して新しい課題に挑戦しているからこそ。「ずっと課題の、右足・左足と着くところを早くしたいのですが、そこを気にして腕がズレたりしたのかな」。
もちろん、「納得はしていません」。ただ、北口が目指しているのは世界のメダルであり、頂である。この経験はきっと必要なもの。それを克服してきたからこそ、今の北口の強さがある。
約2週間後の日本選手権。そのビッグスローと笑顔を置き土産に、再び世界へと飛び立っていく。
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東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL)
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)