2025.06.16
◇インターハイ北関東地区大会(6月13~16日/栃木県宇都宮市・県総合運動公園カンセキスタジアム)3日目
広島インターハイを懸けた北関東地区大会の3日目が行われ、女子走幅跳で成澤柚日(共愛学園3群馬)が自己新の6m11(+1.1)で3連覇を飾った。
昨年のインターハイで2位に入っている成澤。前半は2度のファウルがあって2回目の5m73(-1.1)が最高と、石原南菜(白鴎大足利2栃木)に次ぐ2位でトップ8に入った。
だが、4回目に昨年のインターハイで出した自己記録(6m05)を6cm更新する大ジャンプでトップへ。その後も6m02(+1.3)、6m07(±0)と6mジャンプを並べ、最終跳躍で6m05(+1.5)と迫った石原を振り切った。
成澤は1年時5m89、2年時5m99と記録を伸ばし、3年連続の優勝を達成。昨年は国スポ少年共通こそ10位にとどまったが、U18日本選手権優勝、U20日本選手権4位と全国の舞台で実績を残してきた。高校最後の夏で、「高校日本一」をつかむ大ジャンプを見せるか。
石原も2位ながら、1ヵ月前の栃木県大会で出した自己ベストを1㎝更新。最終日は同じく栃木県大会で高2歴代5位の13秒53を出している100mハードルに臨む。
女子200mは初日の400mを制した柴田弥聖(茨城キリスト3)と100m覇者・田中里歩(伊奈総合3埼玉)が2冠を懸けて臨み、柴田が24秒26(-0.4)で2連覇を達成。2年連続のロングスプリント2種目制覇を成し遂げた。田中は24秒74で2位。3位に高橋希心、6位に新井美心と伊奈総合勢は3人そろってインターハイ出場を決めた。
男子投てきは好投が相次ぎ、ハンマー投では大谷内陵(川口工3埼玉)が5投目60m26、6投目60m08と自身初の大台スローを連発して優勝。やり投は大塚元稀(水戸工3茨城)が自己新の65m23で制した。男子200mは野田七星(川口市立3埼玉)が自己新の21秒33(-1.5)で快勝している。
全国インターハイは7月25日から29日に広島・ホットスタッフフィールド広島(広島広域公園陸上競技場)で開催。各地区大会上位6位までが出場する(※男女競歩は5位、女子棒高跳、女子三段跳、女子ハンマー投は4位まで、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)。
インターハイ北関東大会優勝者一覧をチェック!
●男子 100m 菅野翔唯(東農大二2群馬) 10秒34(-0.3)=大会新 200m 野田七星(川口市立3埼玉) 21秒33(-1.5) 400m 笠間尚輝(東農大二2群馬) 48秒09 800m 根ヶ山蓮(埼玉栄3埼玉) 1分52秒33 1500m 古賀想太(市前橋3群馬) 3分53秒65 5000m 馬場柚(埼玉栄2埼玉) 14分12秒05=大会新 400mH 佐賀秀馬(江戸川取手3茨城) 52秒32 5000m競歩 原田泰知(前橋東3群馬) 21分40秒89 4×100mR 茨城キリスト(茨城) 40秒81 走高跳 桑名樹(本庄一2埼玉) 2m03 棒高跳 小川塁士(前橋育英1群馬) 4m60 走幅跳 猪狩悠人(立教新座3埼玉) 7m34(+2.0) 砲丸投 庄子高栄(西武台2埼玉) 15m70 ハンマー投 大谷内陵(川口工3埼玉) 60m26 やり投 大塚元稀(水戸工3茨城) 65m23 八種競技 竹島龍児(早大本庄3埼玉) 5169点 [adinserter block="4"] ●女子 100m 田中里歩(伊奈総合3埼玉) 11秒82(-0.4) 200m 柴田弥聖(茨城キリスト3茨城) 24秒26(-0.4) 400m 柴田弥聖(茨城キリスト3茨城) 55秒33 800m 長島彩音(宇都宮文星女2栃木) 2分11秒79 1500m 杉森由萌(中央中等3群馬) 4分20秒94=大会新 400mH 鈴木香凛(白鴎大足利2栃木) 60秒58 5000m競歩 内山由菜(本庄東3埼玉) 23分16秒38=大会新 4×100mR 伊奈総合(埼玉) 46秒01 走高跳 渡邊栞里(作新学院2栃木) 1m70 走幅跳 成澤柚日(共愛学園3群馬) 6m11(+1.1) 棒高跳 渡邊紗莱(大宮東3埼玉) 4m00 円盤投 藤田結愛(東洋大牛久3茨城) 44m40 ハンマー投 藤田結愛(東洋大牛久3茨城) 51m31=大会新 やり投 須永莉子(桶川3埼玉) 49m98RECOMMENDED おすすめの記事
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