2023.02.25
国内屈指の陸上専用トレーニング施設「ジャパンアスリートトレーニングセンター大隅」(鹿児島)を舞台にした競技会、「2023 Japan Athlete Games in Osaki」が2月26日に行われる。
同大会は2021年に第1回大会が行われ、国内初の室内100mレースでは男子で山縣亮太(セイコー)が日本最高記録となる10秒39をマークするなど、トップ選手が集まって盛況となった。
昨年はコロナ禍の影響で中止となり、2年ぶり2回目の開催。注目はやはり、国内唯一の直線100m室内公認トラックで行われる男女短距離だ。女子60mには、鹿児島出身の東京五輪4×100mリレー代表の鶴田玲美(南九州ファミリーマート)が参戦。今年初戦だった2月5日の日本選手権室内60mは7秒55で3位と、200mが得意の鶴田としてはまずまずのスタートを切った。地元で、屋外シーズンへさらに弾みをつける快走となるか。
女子60mと100mにエントリーした名倉千晃(NTN)も、100mの自己ベストが11秒53、全国規模の大会で数多くの実績を残してきた選手だ。男子100mは昨年の全日本実業団対抗選手権3位の矢橋寛明(陸岐道)らが中心の争いとなりそう。
男子棒高跳には2018年アジア大会代表・竹川倖生(丸元産業)が参戦。澤慎吾(きらぼし銀行)、来間弘樹(ストライダーズ)らとの好勝負に期待だ。
初の試みとなる投てき種目には、男女とも豪華メンバーが顔をそろえた。
男子円盤投には62m59の日本記録を持つ堤雄司(ALSOK群馬)が登録。砲丸投との2種目にエントリーした幸長慎一(四国大AC)との投げ合いは見応えがありそう。
男子砲丸投には昨年の日本選手権覇者・村上輝(日本体育施設)をはじめ佐藤征平(新潟アルビレックスRC)、森下大地(ウィザス)と18mプッターがずらり。
男子ハンマー投も墨訓熙(小林クリエイト)、木村友大(ゼンリン)、赤穂弘樹(まなびや園)と実績のあるスロワーが激突する。
女子も日本選手権優勝経験のある円盤投・辻川美乃利(内田洋行AC)、ハンマー投・勝山眸美(オリコ)がエントリー。ハンマー投には日本歴代7位の62m94を持つ小舘充華(染めQ)も参戦する。
このほか、男女60mハードル、男女走幅跳、女子砲丸投が行われ、女子60mハードルには地元の大村美香(南国殖産)が出場する。
また、同大会内のイベントとして、男子短距離の桐生祥秀(日本生命)が主宰する「Sprint50 Challenge」も開催される。対象は小学生200人で、25日に行われる予選で全体タイムの上位に入った選手が、翌日の桐生と対決する「桐生Final」に進出となる。
大会の模様はライブ配信される予定。充実の設備に今や「合宿のメッカ」として名高い施設で繰り広げられる熱戦は見逃せない。
ライブ配信、記録速報などは大会ホームページでチェック
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.11.17
2025.11.16
橋岡優輝が家族での初教室「楽しみながら陸上に触れて」
-
2025.11.14
-
2025.11.13
-
2025.11.15
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.11.02
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.19
「大阪から世界へ」OSAKA夢プログラム報告会が開催!ハンマー投・福田翔大「北京、ロスとさらに多くの代表を」
公益財団法人大阪陸上競技協会が展開する選手サポートプログラム「OSAKA夢プログラム」の第Ⅲ期報告会が11月18日、大阪市内のホテルで開催された。 東京世界選手権に出場した男子ハンマー投の福田翔大(住友電工)、女子100 […]
2025.11.18
国内外のレースでトップアスリートたちが好記録を樹⽴! On「Cloudboom Strike」日本長距離界のホープ・篠原倖太朗がその魅力を語る
スイスのスポーツブランド「On(オン)」が昨夏に発売したマラソンレースに特化したレーシングシューズ「Cloudboom Strike(クラウドブーム ストライク)」の人気が止まらない。 抜群の履き心地、通気性、サポート力 […]
2025.11.18
中国全国運動会女子100mで16歳・陳妤頡が11秒10!U18世界歴代4位タイ&28年ぶりU20アジア新で大会最年少V
中国の総合スポーツ競技会の第15回全国運動会の陸上競技が11月17日、広東省広州市で行われ、女子100mでは16歳の陳妤頡が11秒10(+0.7)でこの種目大会最年少優勝を果たした。この記録はU18世界歴代4位タイ、U2 […]
2025.11.17
クイーンズ駅伝「クマ対応」出没時間によって開催・中止を本部で決定 広瀬川沿い、1区の松島町、利府町内を警戒
一般社団法人日本実業団陸上競技連合は11月17日、全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝in宮城/11月23日)における「クマ対応」を発表した。 頻発するクマによる被害を鑑みての対応。松島町の文化交流館前のスタート地点 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025