2023.02.25
2月26日の日本選手権クロスカントリー(福岡・国営海の中道海浜公園)の前日会見が福岡市内のホテルで行われ、男子の神野大地(セルソース)、女子の北川星瑠(大阪芸大3)、幸田萌(東農大2)が登壇し、報道陣の質疑応答に応えた。
「昨年度は満足のいくシーズンではなかったですが、少しずつ状態は上がっています」とコメントした神野は、青学大2年時の2014年に12位(日本人3番手)、4年時の16年に2位と好走している。青学大在学時は関東インカレ2部ハーフマラソン優勝、箱根駅伝5区区間賞など活躍。2018年のプロ転向後はマラソンを中心に活動しており、21年12月の防府読売マラソンでは初サブテンとなる2時間9分34秒で日本人1位(2位)となり、今年10月に開催されるパリ五輪代表選考会(MGC)の出場資格を得ている。
「自分の苦手としているスピードと向き合うことでマラソンにつながるのではないかと思い、出場を決めました。10kmで勝負するのはなかなか厳しいですが、8位に入ればマラソンにつながると思います」と意気込みを口にした。
前回大会でシニア女子8位だった北川は、「先週まで沖縄で合宿をしていて練習は積めており、調子は悪くないです。来月の日本学生女子ハーフマラソンに向けた最後の刺激として参加します」と意気込む。昨年は日本インカレ10000m7位、全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)2区区間賞と飛躍しており、「学生ハーフで(夏の)ユニバーシティゲームズの内定を決めたいので、強い選手の力を借りながら、自分の状態を確かめたい」と出場の狙いを口にした。
昨年12月に5000mで15分48秒60と自己記録をマークして急成長中の幸田は「駅伝シーズン終わってから距離走やクロカンで長い距離を走り込んできました。明日はタイムや順位よりは、自分の力がどれだけなのか、挑戦するつもりで臨みたいです」と述べた。
第106回日本選手権クロスカントリー・第38回U20日本選手権クロスカントリーは、2月26日、福岡県・国営海の中道海浜公園クロスカントリーコースで開催。U20女子(6km)が12:50、U20男子(8km)が13:15、シニア女子(8km)が13:50、シニア男子(10km)が14:25にスタートする。
シニアの部の優勝者には、男子は106回日本選手権10000mの出場権が、女子は106回日本選手権10000m、または5000mの出場権が与えられる。
大会の模様はYouTubeにてライブ配信される。
次ページ 日本選手権クロカンの主なエントリー選手
日本選手権クロカンの主なエントリー選手
男子 神野 大地(セルソース) 三浦 龍司(順大) 上野裕一郎(セントポールクラブ) 鬼塚 翔太(メイクス) 及川 瑠音(東洋大学) 石原翔太郎(東海大学) 砂岡 拓磨(コニカミノルタ) 間瀬田純平(早稲田大学) 田村 友伸(黒崎播磨) 塩尻 和也(富士通) 坂東 悠汰(富士通) 溜池 一太(中央大学) 小林 青(マツダ) 今井 篤弥(トヨタ自動車九州) 川瀬 翔矢(Honda) 吉岡 大翔(佐久長聖高・長野) 女子 猿見田裕香(ユニバーサルエンターテインメント) 鷲見 梓沙(ユニバーサルエンターテインメント) 大西 響(ユニバーサルエンターテインメント) 西澤 果穂(コモディイイダ) 荘司 麻衣(ユニクロ) 福田 有以(ユニクロ) 倉岡 奈々(鹿児島銀行) 小坂井智絵(日本郵政グループ) 和田 有菜(日本郵政グループ)RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.11.05
-
2025.11.05
-
2025.11.05
-
2025.11.05
-
2025.11.05
-
2025.11.05
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.11.02
-
2025.11.02
-
2025.11.03
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.10.18
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.05
全国高校駅伝都道府県代表出そろう 前年V佐久長聖&長野東など 最速は男女とも仙台育英 6日から地区大会順次開幕
全国高校駅伝の出場権を懸けた都道府県高校駅伝が11月4日の埼玉をもってすべて終了し、都道府県代表がすべて出そろった。 昨年の全国大会は男子が佐久長聖、女子は長野東といずれも長野勢が優勝を遂げた。全国2連覇中の佐久長聖は県 […]
2025.11.05
神戸マラソンの招待選手発表 荒生実慧、平田幸四郎らがエントリー 21年パリ優勝のロティッチも参戦
11月5日、神戸マラソンの主催者は16日に開催される神戸マラソン2025の招待選手を発表した。 国内からは、8月末のシドニーで2時間7分42秒の6位に入った荒生実慧(NDソフト)がエントリー。前回大会で日本人トップの4位 […]
2025.11.05
日本陸連と広島テレビ放送が 「スポーツを通じて誰もが自分らしく活躍できる社会づくりに関する連携協力協定」を締結
11月5日、日本陸連は広島テレビ放送株式会と「スポーツを通じて誰もが自分らしく活躍できる社会づくりに関する連携協力協定」を結んだことを発表した。陸上競技を通じて人と人をつなぎ、すべての人が心身ともに健やかで、自分らしく生 […]
2025.11.05
仙台国際ハーフの来年大会の日程が決定 国内レースによる「ジャパンプレミアハーフシリーズ」
仙台国際ハーフマラソン大会実行委員会は、2026年大会の日程が5月10日に決まったと発表した。定員は10,000人とし、エントリーは11月18日から順次開始される。 国内主要ハーフマラソン6大会が連携する「ジャパンプレミ […]
2025.11.05
「アスリート・オブ・ザ・イヤー」最終候補にデュプランティス、ライルズら12人!
世界陸連(WA)はワールド・アスレティクス・アワード2025「ワールド・アスリート・オブ・ザ・イヤー」の最終候補者を発表した。 トラック、フィールド、競技場外種目の各部門で、10月に発表された候補者の中から男女2選手ずつ […]
Latest Issue
最新号
2025年11月号 (10月14日発売)
東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望