5月19日から22日まで、第101回関東学生対校選手権大会(関東インカレ)が開催された。舞台は東京・国立競技場。ハーフマラソンは神宮外苑の周回コースで実施された。1919年に産声を上げた関東インカレ。3年ぶりに有観客であったため、声出しの集団応援こそ禁止されたものの、インカレらしい雰囲気が戻ってきた。
男子1部優勝は日大で、131.5点を獲得。2大会ぶり29回目の優勝を果たした(※20年は学校対抗未実施)。19年まで8連覇を達成していた日大が王座を奪還。主将の福田翔大はハンマー投で69m88の大会新で優勝し、4×100mリレーは29年ぶりの頂点に。走幅跳、三段跳、十種競技も制して得点を重ねた。福田は「どの種目もバランス良く、みんなが得点を積み重ねてくれました」と言い、「8連覇以上、つないでいってほしいです」と後輩へ思いを託した。

女子1部優勝は日体大。177.5点で2年連続10回目の頂点だが、これが初の“連覇”だった。200mで宮武アビーダラリーが優勝、5000m山崎りさ、10000m黒田澪もトップとなるなど、活躍した。主将の高橋真由は「初めて総合連覇をできてうれしいです」と笑顔。自身はケガで出場がならなかったが、「サポートという立場でまとめられたと思います」と語った。
男子2部は国武大が優勝し、2位の大東大とともに来季の1部昇格を決めた。変わって流通経済大、駿河台大が降格。大会最優秀選手は男子が投てき2冠の奥村仁志(国士大)、女子は円盤投4連覇の齋藤真希(東女体大)が選出された。
■関東インカレ総合成績
・男子1部
総合
日大 131.5=2大会ぶり29回目
トラック優勝
東洋大87点
フィールド優勝
日大84.5点
多種目優勝
日大6
・女子1部
総合
日体大 177.5点
トラック優勝
日体大99点
フィールド優勝
筑波大73点
多種目優勝
日体大、筑波大6
◇優勝者一覧
●男子
100m 栁田大輝(東洋大1) 10秒19(-0.2)
200m 鵜澤飛羽 (筑波大2) 20秒77(-0.7)
400m 中島佑気ジョセフ(東洋大3) 46秒19
800m 松本純弥(法大4) 1分47秒23
1500m 飯澤千翔(東海大4) 3分44秒44
5000m 三浦龍司(順大3) 13分42秒35
10000m 伊豫田達弥(順大4) 28分42秒85
ハーフマラソン 藤本珠輝(日体大4) 1時間2分20秒=大会新
110mH 横地大雅(法大4) 13秒81(-0.3)
400mH 黒川和樹(法大3) 49秒20
3000m障害 菖蒲敦司(早大3) 8分52秒38
10000m競歩 濱西 諒(明大4) 40分05秒25
4×100mR 日大(塚口・三田寺・鈴木・一瀬) 39秒18
4×400mR 東洋大(萩原・川上・臼木・中島) 3分04秒59
走高跳 藤井稜真(筑波大4) 2m11
棒高跳 柄澤智哉(日体大2) 5m40
走幅跳 舞永夏稀(日大1) 7m73(-0.4)
三段跳 廣田麟太郎(日大2) 15m99(-0.2)
砲丸投 奥村仁志(国士大4) 18m26=大会新
円盤投 奥村仁志(国士大4) 53m42
ハンマー投 福田翔大(日大4) 69m88=大会新
十種競技 山下朋紀(日大4) 7091点
●女子
100m 三浦由奈(筑波大) 11秒74(+0.8)
200m 宮武アビーダラリ-(日体大3) 24秒04(-0.3)
400m 飯田景子(中大2) 53秒84
800m 山口 光(順大4) 2分08秒14
1500m 樫原紗紀(筑波大3) 4分16秒41=大会新
5000m 山﨑りさ(日体大2) 16分05秒97
10000m 黒田 澪(日体大4) 33分27秒57
100mH 玉置菜々子(国士大4) 13秒37(+0.1)
400mH 松岡萌絵(中大2) 57秒83
3000m障害 吉村玲美(大東大4) 10分00秒86
10000m競歩 内藤未唯(神奈川大2) 46分43秒31
4×100mR 日体大(田中・宮武・広沢・工藤) 45秒01
4×400mR 中大(髙島・松岡・大島・飯田) 3分39秒23
走高跳 伊藤 楓(日体大1) 1m77
棒高跳 塩崎 泉(筑波大4) 4m00
走幅跳 髙良彩花(筑波大4) 6m38(+0.2)
三段跳 髙良彩花(筑波大4) 12m93(+0.5)
砲丸投 大野史佳(埼玉大4) 14m65
円盤投 齋藤真希(東女体大4) 57m43=大会新
ハンマー投 渡邉ももこ(筑波大4) 58m30
やり投 村上碧海(日体大1) 56m30
七種競技 梶木菜々香(中大4) 5257点
5月19日から22日まで、第101回関東学生対校選手権大会(関東インカレ)が開催された。舞台は東京・国立競技場。ハーフマラソンは神宮外苑の周回コースで実施された。1919年に産声を上げた関東インカレ。3年ぶりに有観客であったため、声出しの集団応援こそ禁止されたものの、インカレらしい雰囲気が戻ってきた。
男子1部優勝は日大で、131.5点を獲得。2大会ぶり29回目の優勝を果たした(※20年は学校対抗未実施)。19年まで8連覇を達成していた日大が王座を奪還。主将の福田翔大はハンマー投で69m88の大会新で優勝し、4×100mリレーは29年ぶりの頂点に。走幅跳、三段跳、十種競技も制して得点を重ねた。福田は「どの種目もバランス良く、みんなが得点を積み重ねてくれました」と言い、「8連覇以上、つないでいってほしいです」と後輩へ思いを託した。
女子1部優勝は日体大。177.5点で2年連続10回目の頂点だが、これが初の“連覇”だった。200mで宮武アビーダラリーが優勝、5000m山崎りさ、10000m黒田澪もトップとなるなど、活躍した。主将の高橋真由は「初めて総合連覇をできてうれしいです」と笑顔。自身はケガで出場がならなかったが、「サポートという立場でまとめられたと思います」と語った。
男子2部は国武大が優勝し、2位の大東大とともに来季の1部昇格を決めた。変わって流通経済大、駿河台大が降格。大会最優秀選手は男子が投てき2冠の奥村仁志(国士大)、女子は円盤投4連覇の齋藤真希(東女体大)が選出された。
■関東インカレ総合成績
・男子1部
総合
日大 131.5=2大会ぶり29回目
トラック優勝
東洋大87点
フィールド優勝
日大84.5点
多種目優勝
日大6
・女子1部
総合
日体大 177.5点
トラック優勝
日体大99点
フィールド優勝
筑波大73点
多種目優勝
日体大、筑波大6
◇優勝者一覧
●男子
100m 栁田大輝(東洋大1) 10秒19(-0.2)
200m 鵜澤飛羽 (筑波大2) 20秒77(-0.7)
400m 中島佑気ジョセフ(東洋大3) 46秒19
800m 松本純弥(法大4) 1分47秒23
1500m 飯澤千翔(東海大4) 3分44秒44
5000m 三浦龍司(順大3) 13分42秒35
10000m 伊豫田達弥(順大4) 28分42秒85
ハーフマラソン 藤本珠輝(日体大4) 1時間2分20秒=大会新
110mH 横地大雅(法大4) 13秒81(-0.3)
400mH 黒川和樹(法大3) 49秒20
3000m障害 菖蒲敦司(早大3) 8分52秒38
10000m競歩 濱西 諒(明大4) 40分05秒25
4×100mR 日大(塚口・三田寺・鈴木・一瀬) 39秒18
4×400mR 東洋大(萩原・川上・臼木・中島) 3分04秒59
走高跳 藤井稜真(筑波大4) 2m11
棒高跳 柄澤智哉(日体大2) 5m40
走幅跳 舞永夏稀(日大1) 7m73(-0.4)
三段跳 廣田麟太郎(日大2) 15m99(-0.2)
砲丸投 奥村仁志(国士大4) 18m26=大会新
円盤投 奥村仁志(国士大4) 53m42
ハンマー投 福田翔大(日大4) 69m88=大会新
十種競技 山下朋紀(日大4) 7091点
●女子
100m 三浦由奈(筑波大) 11秒74(+0.8)
200m 宮武アビーダラリ-(日体大3) 24秒04(-0.3)
400m 飯田景子(中大2) 53秒84
800m 山口 光(順大4) 2分08秒14
1500m 樫原紗紀(筑波大3) 4分16秒41=大会新
5000m 山﨑りさ(日体大2) 16分05秒97
10000m 黒田 澪(日体大4) 33分27秒57
100mH 玉置菜々子(国士大4) 13秒37(+0.1)
400mH 松岡萌絵(中大2) 57秒83
3000m障害 吉村玲美(大東大4) 10分00秒86
10000m競歩 内藤未唯(神奈川大2) 46分43秒31
4×100mR 日体大(田中・宮武・広沢・工藤) 45秒01
4×400mR 中大(髙島・松岡・大島・飯田) 3分39秒23
走高跳 伊藤 楓(日体大1) 1m77
棒高跳 塩崎 泉(筑波大4) 4m00
走幅跳 髙良彩花(筑波大4) 6m38(+0.2)
三段跳 髙良彩花(筑波大4) 12m93(+0.5)
砲丸投 大野史佳(埼玉大4) 14m65
円盤投 齋藤真希(東女体大4) 57m43=大会新
ハンマー投 渡邉ももこ(筑波大4) 58m30
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