HOME 特集

2021.06.06

桐生、山縣、小池、ケンブリッジ、多田がそろい踏み!日本選手権前哨戦の布勢スプリント 男女ハードルも期待
桐生、山縣、小池、ケンブリッジ、多田がそろい踏み!日本選手権前哨戦の布勢スプリント 男女ハードルも期待


サトウ食品日本グランプリシリーズの1つ、布勢スプリント2021が鳥取・ヤマタスポーツパーク陸上競技場にて無観客で行われる。2週間後の日本選手権を前に、グランプリ種目の男女100m、スプリント(110m/100m)ハードルのトップ選手たちが最終調整として臨む大注目の大会となった。主な出場選手を見ていこう。

男子100mはまさに日本選手権の前哨戦。日本記録保持者のサニブラウン・アブデル・ハキーム(タンブルウィードTC)こそエントリーしていないが、9秒台を持つ桐生祥秀(日本生命)、小池祐貴(住友電工)に、復活を遂げた山縣亮太(セイコー)、ケンブリッジ飛鳥(Nike)、好調の多田修平(住友電工)と役者がそろった。予選は11時45分から行われ、1組目にケンブリッジと多田、2組目に山縣と小池、3組目に桐生。各組2着と記録による2名が14時50分からのA決勝へと進む。桐生、小池はすでに東京五輪の参加標準記録10秒05を突破済み。山縣、ケンブリッジ、多田は好条件となる布勢で標準突破なるか。

男子110mハードルも有力選手が顔をそろえた。今年日本記録13秒16を出した金井大旺(ミズノ)は予選1組に。同組には13秒35まで記録を短縮した村竹ラシッド(順大)が横並び。2組目には前日本記録保持者の高山峻野(ゼンリン)。3組目にもワールドランキングでの東京五輪出場権内にいる石川周平(富士通)。この中ですでに東京五輪の参加標準記録(13秒32)を切っているのは金井と高山。関東インカレで13秒30を出した泉谷駿介(順大)は出場を見送っているが、豪華なメンバーがそろう。

女子100mハードルは、東京五輪の参加標準記録12秒84まであと少しに迫る日本記録12秒87を6月1日の木南記念で出した寺田明日香(ジャパンクリエイト)が参戦。追い風が吹き、高速トラックを誇る布勢で、次こそは東京五輪の参加標準記録を狙う。また、昨年の日本選手権者・青木益未(七十七銀行)や、ロンドン五輪代表の木村文子(エディオン)、好調の鈴木美帆(長谷川体育施設)、田中佑美(富士通)ら若手の走りにも注目だ。

100mには世界リレーで4×100mリレーでの東京五輪出場権を獲得した鶴田玲美(南九州ファミリーマート)が出場。また、織田記念を制した君嶋愛梨沙(土木管理総合)もエントリーしている。そして、日本記録11秒21を持つ福島千里(セイコー)がどんな走りをするかにも注目が集まる。

大会は無観客で行われ、ライブ配信が行われる。ぜい画面越しに東京五輪シーズンに挑むアスリートたちに声援を送ってほしい。

広告の下にコンテンツが続きます

ライブ配信

サトウ食品日本グランプリシリーズの1つ、布勢スプリント2021が鳥取・ヤマタスポーツパーク陸上競技場にて無観客で行われる。2週間後の日本選手権を前に、グランプリ種目の男女100m、スプリント(110m/100m)ハードルのトップ選手たちが最終調整として臨む大注目の大会となった。主な出場選手を見ていこう。 男子100mはまさに日本選手権の前哨戦。日本記録保持者のサニブラウン・アブデル・ハキーム(タンブルウィードTC)こそエントリーしていないが、9秒台を持つ桐生祥秀(日本生命)、小池祐貴(住友電工)に、復活を遂げた山縣亮太(セイコー)、ケンブリッジ飛鳥(Nike)、好調の多田修平(住友電工)と役者がそろった。予選は11時45分から行われ、1組目にケンブリッジと多田、2組目に山縣と小池、3組目に桐生。各組2着と記録による2名が14時50分からのA決勝へと進む。桐生、小池はすでに東京五輪の参加標準記録10秒05を突破済み。山縣、ケンブリッジ、多田は好条件となる布勢で標準突破なるか。 男子110mハードルも有力選手が顔をそろえた。今年日本記録13秒16を出した金井大旺(ミズノ)は予選1組に。同組には13秒35まで記録を短縮した村竹ラシッド(順大)が横並び。2組目には前日本記録保持者の高山峻野(ゼンリン)。3組目にもワールドランキングでの東京五輪出場権内にいる石川周平(富士通)。この中ですでに東京五輪の参加標準記録(13秒32)を切っているのは金井と高山。関東インカレで13秒30を出した泉谷駿介(順大)は出場を見送っているが、豪華なメンバーがそろう。 女子100mハードルは、東京五輪の参加標準記録12秒84まであと少しに迫る日本記録12秒87を6月1日の木南記念で出した寺田明日香(ジャパンクリエイト)が参戦。追い風が吹き、高速トラックを誇る布勢で、次こそは東京五輪の参加標準記録を狙う。また、昨年の日本選手権者・青木益未(七十七銀行)や、ロンドン五輪代表の木村文子(エディオン)、好調の鈴木美帆(長谷川体育施設)、田中佑美(富士通)ら若手の走りにも注目だ。 100mには世界リレーで4×100mリレーでの東京五輪出場権を獲得した鶴田玲美(南九州ファミリーマート)が出場。また、織田記念を制した君嶋愛梨沙(土木管理総合)もエントリーしている。そして、日本記録11秒21を持つ福島千里(セイコー)がどんな走りをするかにも注目が集まる。 大会は無観客で行われ、ライブ配信が行われる。ぜい画面越しに東京五輪シーズンに挑むアスリートたちに声援を送ってほしい。 ライブ配信

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.09.03

“逆転”代表入りの400m佐藤風雅「気持ちは切り替えられている」本番でファイナル目指す/東京世界陸上

ミズノは9月13日に開幕する東京世界選手権の代表に内定した所属選手の男子200mの飯塚翔太、男子400mの佐藤風雅、男子やり投のディーン元気がオンラインで会見に登壇した。 3大会連続代表入りの佐藤。日本選手権では1着入線 […]

NEWS やり投3大会連続のディーン元気 決勝進出へ「早めに予選を通る」自国開催で「陸上を好きになるきっかけに」/東京世界陸上

2025.09.03

やり投3大会連続のディーン元気 決勝進出へ「早めに予選を通る」自国開催で「陸上を好きになるきっかけに」/東京世界陸上

ミズノは9月13日に開幕する東京世界選手権の代表に内定した所属選手の男子200mの飯塚翔太、男子400mの佐藤風雅、男子やり投のディーン元気がオンラインで会見に登壇した。 22年オレゴン、23年ブダペストと3大会連続出場 […]

NEWS 200m飯塚翔太「準決勝でベストな走りを」6度目出場「満員で盛り上がってほしい」/東京世界陸上

2025.09.03

200m飯塚翔太「準決勝でベストな走りを」6度目出場「満員で盛り上がってほしい」/東京世界陸上

ミズノは9月13日に開幕する東京世界選手権の代表に内定した所属選手の男子200mの飯塚翔太、男子400mの佐藤風雅、男子やり投のディーン元気がオンラインで会見に登壇した。 34歳、6度目(※個人では5度目)の世界選手権代 […]

NEWS ウガンダ・1万m王者チェプテゲイ、ハーフ世界記録キプリモは不参加 韓国はウ・サンヒョクら8人が登録/東京世界陸上

2025.09.03

ウガンダ・1万m王者チェプテゲイ、ハーフ世界記録キプリモは不参加 韓国はウ・サンヒョクら8人が登録/東京世界陸上

9月2日、ウガンダ陸連は東京世界選手権(9月13日~21日)の代表を発表し、世界選手権男子10000mで3連覇中のJ.チェプテゲイと、ハーフマラソンで56分42秒の世界記録を持つJ.キプリモが出場しないことが判明した。ウ […]

NEWS 走幅跳・オレゴン世界陸上代表の山川夏輝が結婚 黒いタキシード姿を披露

2025.09.03

走幅跳・オレゴン世界陸上代表の山川夏輝が結婚 黒いタキシード姿を披露

男子走幅跳で2022年オレゴン世界選手権代表の山川夏輝(Team SSP)が結婚したことが、結婚相手でインフルエンサーのapyuさんのインスタグラムで発表された。 インスタグラムではタキシー姿の山川と白いウェディングドレ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年9月号 (8月12日発売)

2025年9月号 (8月12日発売)

衝撃の5日間
広島インターハイ特集!
桐生祥秀 9秒99

page top