2021.05.31

サトウ食品日本グランプリシリーズの木南記念が6月1日に大阪・ヤンマースタジアム長居で行われる。当初は5月5日を予定していたが、緊急事態宣言発出に伴い延期された。東京五輪を目指すトップ選手たちが出場する大会の見どころをまとめる。
男子200mには小池祐貴(住友電工)や飯塚翔太(ミズノ)らがエントリーしたが、飯塚は欠場の予定。小池は19年にマークした20秒24で、東京五輪の参加標準記録(20秒24)をすでにクリアしている。オリンピックに向けて今季は100mに比重を置く意向を示しているが、100mに向けても調子を上げていきたいところ。他ではドーハ世界選手権代表の白石黄良々(セレスポ)もエントリーしているが、5月の東日本実業団で脚を痛めている。同じくドーハ代表の山下潤(ANA)はどこまで本調子に戻せるか。
男子400mには、5月の世界リレー(ポーランド)4×400mリレーで銀メダルを獲得してオリンピック出場権を獲得した代表勢がそろってエントリー。なかでも好調なのが佐藤拳太郎(富士通)か。伊東利来也(三菱マテリアル)、川端魁斗(三重県教員AC)と三つ巴の様相を呈す。風の具合から400mなど“周り種目”で好記録が連発するヤンマースタジアム長居だけに、一気に45秒前半のタイムが見られるかもしれない。
同じく周回となる400mハードルも好記録が見込める。東京五輪の参加標準記録を突破している安部孝駿(ヤマダホールディングス)、豊田将樹(富士通)、山内大夢(早大)がエントリーしていたが、そのうち山内は欠場。復活を期す野澤啓佑(ミズノ)、鍜治木崚(住友電工)、岸本鷹幸(富士通)らの“一発”にある。
110mハードルには日本記録保持者の金井大旺(ミズノ)や泉谷駿介(順大)という東京五輪参加標準記録(13秒32)を突破している2人は出場は見送る。石川周平(富士通)や村竹ラシッド(順大)あたりが新たに標準突破なるか。
男子800mには第一人者の川元奨(スズキ)に松本純弥(法大)や金子魁玖人(中大)ら学生勢が挑む。日本記録が誕生した1500mでは、昨年日本選手権獲得の館澤亨次(DeNA)や森田佳祐(小森コーポレーション)、河村一輝(トーエネック)が上位候補か。
男子棒高跳には、山本聖途(トヨタ自動車)、江島雅紀(富士通)、澤野大地(同)のドーハ代表3人や、今年5m70を跳んでいる石川拓磨(東京海上日動CS)、来間弘樹(ストライダーズAC)ら上位陣がそろってエントリーしていたが、澤野は欠場している。この種目は五輪の参加標準記録5m80の突破者がいない。ワールドランキングを見据える上でも、大会のランクを表すカテゴリーCの今大会で記録、順位をしっかり取っておきたい。
やり投には80m超えを持つ新井涼平(スズキ)、ディーン元気(ミズノ)、小南拓人(染めQ)がエントリー。4月に79m49を投げている長沼元(スズキ)も大台に迫る。また、09年ベルリン世界選手権銅メダリストの村上幸史(テック)もエントリー。久しぶりの大舞台となるか。

女子200mには世界リレー4×100mの代表で五輪切符をつかんだ、鶴田玲美(南九州ファミリーマート)、兒玉芽生(福岡大)がエントリーした。また、400mにはケガから復調途上の青山聖佳(大阪成蹊AC)や、松本奈菜子(東邦銀行)らが出場予定。なお、東京五輪の出場に向けたタイムトライアルとして、男女混合4×400mリレーが実施される。
1500mには日本記録を持つ田中希実(豊田自動織機TC)がエントリーしている。5000mとの2種目で五輪出場に向け、ワールドランキングを上げておきたい。800mには地元の川田朱夏(東大阪大)や復調してきた北村夢(エディオン)あたりで好レースなるか。
注目は女子100mハードル。4月の織田記念で12秒96の日本記録を樹立した寺田明日香(ジャパンクリエイト)は、東京五輪の参加標準記録12秒84を目指している。ワールドランキングで最上位にいる青木益未(七十七銀行)もしっかり勝ち切りたいところ。2大会ぶりの五輪を目指す木村文子(エディオン)らも有力だ。
やり投には62m88と、東京五輪の参加標準記録64m00に迫る佐藤友佳(ニコニコのり)に参加標準記録の期待が懸かる。調子を上げている学生勢や、ロンドン世界選手権代表で復調気配のある斉藤真理菜(スズキ)あたりが食らいつくか。
大会は無観客で開催され、当日はライブ配信が予定されている。
※番組編成が発表されたため、一部を修正しました。
サトウ食品日本グランプリシリーズの木南記念が6月1日に大阪・ヤンマースタジアム長居で行われる。当初は5月5日を予定していたが、緊急事態宣言発出に伴い延期された。東京五輪を目指すトップ選手たちが出場する大会の見どころをまとめる。
男子200mには小池祐貴(住友電工)や飯塚翔太(ミズノ)らがエントリーしたが、飯塚は欠場の予定。小池は19年にマークした20秒24で、東京五輪の参加標準記録(20秒24)をすでにクリアしている。オリンピックに向けて今季は100mに比重を置く意向を示しているが、100mに向けても調子を上げていきたいところ。他ではドーハ世界選手権代表の白石黄良々(セレスポ)もエントリーしているが、5月の東日本実業団で脚を痛めている。同じくドーハ代表の山下潤(ANA)はどこまで本調子に戻せるか。
男子400mには、5月の世界リレー(ポーランド)4×400mリレーで銀メダルを獲得してオリンピック出場権を獲得した代表勢がそろってエントリー。なかでも好調なのが佐藤拳太郎(富士通)か。伊東利来也(三菱マテリアル)、川端魁斗(三重県教員AC)と三つ巴の様相を呈す。風の具合から400mなど“周り種目”で好記録が連発するヤンマースタジアム長居だけに、一気に45秒前半のタイムが見られるかもしれない。
同じく周回となる400mハードルも好記録が見込める。東京五輪の参加標準記録を突破している安部孝駿(ヤマダホールディングス)、豊田将樹(富士通)、山内大夢(早大)がエントリーしていたが、そのうち山内は欠場。復活を期す野澤啓佑(ミズノ)、鍜治木崚(住友電工)、岸本鷹幸(富士通)らの“一発”にある。
110mハードルには日本記録保持者の金井大旺(ミズノ)や泉谷駿介(順大)という東京五輪参加標準記録(13秒32)を突破している2人は出場は見送る。石川周平(富士通)や村竹ラシッド(順大)あたりが新たに標準突破なるか。
男子800mには第一人者の川元奨(スズキ)に松本純弥(法大)や金子魁玖人(中大)ら学生勢が挑む。日本記録が誕生した1500mでは、昨年日本選手権獲得の館澤亨次(DeNA)や森田佳祐(小森コーポレーション)、河村一輝(トーエネック)が上位候補か。
男子棒高跳には、山本聖途(トヨタ自動車)、江島雅紀(富士通)、澤野大地(同)のドーハ代表3人や、今年5m70を跳んでいる石川拓磨(東京海上日動CS)、来間弘樹(ストライダーズAC)ら上位陣がそろってエントリーしていたが、澤野は欠場している。この種目は五輪の参加標準記録5m80の突破者がいない。ワールドランキングを見据える上でも、大会のランクを表すカテゴリーCの今大会で記録、順位をしっかり取っておきたい。
やり投には80m超えを持つ新井涼平(スズキ)、ディーン元気(ミズノ)、小南拓人(染めQ)がエントリー。4月に79m49を投げている長沼元(スズキ)も大台に迫る。また、09年ベルリン世界選手権銅メダリストの村上幸史(テック)もエントリー。久しぶりの大舞台となるか。
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1500mには日本記録を持つ田中希実(豊田自動織機TC)がエントリーしている。5000mとの2種目で五輪出場に向け、ワールドランキングを上げておきたい。800mには地元の川田朱夏(東大阪大)や復調してきた北村夢(エディオン)あたりで好レースなるか。
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※番組編成が発表されたため、一部を修正しました。 RECOMMENDED おすすめの記事
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