HOME ニュース、国内

2020.11.20

【長距離】日本選手権エントリー発表 田中、新谷、廣中は勝てば五輪代表 大迫傑は2種目にエントリー
【長距離】日本選手権エントリー発表 田中、新谷、廣中は勝てば五輪代表 大迫傑は2種目にエントリー


日本陸連は12月4日に大阪・ヤンマースタジアム長居で行われる日本選手権・長距離のエントリー一覧を発表した。今大会は来年に延期された東京五輪の選考会を兼ねて開催され、すでに東京五輪の参加標準記録を突破済み、または今大会で突破し、優勝すれば代表に内定する。

注目の女子は、5000mに廣中璃梨佳(日本郵政グループ)と田中希実(豊田自動織機TC)らが順当にエントリー。この2人はすでに有効期間内に東京五輪の参加標準記録(15分10秒00)を突破しており、優勝すれば代表権を勝ち取る。期間外ながら15分05秒78をマークしている萩谷楓(エディオン)もエントリー。また、すでに東京五輪マラソン代表に内定している一山麻緒(ワコール)が5000mに登録、昨年優勝の木村友香(資生堂)らも上位をうかがいそうだ。

10000mで標準(31分25秒00)突破をしているのは新谷仁美(積水化学)のみ。新谷は5000mでも標準記録を破っているが、公言通り10000m1本に絞ってきた。他には、前回優勝の鍋島莉奈(日本郵政グループ)や、マラソン代表を逃しトラックで五輪を狙う松田瑞生(ダイハツ)、福士加代子(ワコール)らが名を連ねる。

男子5000mは期間内リストトップの遠藤日向(住友電工)や今季13分22秒60の自己記録を出している坂東悠汰(富士通)らが順当に登録。若手に注目株がそろい、中大ルーキーの吉居大和や、高校記録を2度更新している石田洸介(東農大二高3年)がシニア一線級相手にどんな走りを見せるか。

10000mには55名がエントリーしたため、日本選手権では異例となる2組によるタイムレースで実施。好調の鈴木健吾(富士通)や設楽悠太(Honda)らマラソン勢に加え、実業団デビューで自己新をマークした相澤晃(旭化成)も上位候補だ。男子マラソンで五輪代表の大迫傑(Nike)は5000mと10000mの両方にエントリー。その動向が注目される。

また、3000m障害もハイレベルで、男子は順大1年目の三浦龍司が有効期間外ながら五輪参加標準記録(8分22秒00)をクリアする日本歴代2位の8分19秒37をマーク。堂々リストトップで、参加標準記録突破しての優勝を狙う。山口浩勢(愛三工業)、青木涼真(Honda)に加え、ケガから復帰した塩尻和也(富士通)も注目だ。女子は昨年優勝の吉村玲美(大東大)が連覇を目指す。昨年は招待枠でドーハ世界選手権にも出場。参加標準記録(9分30秒00)クリアなるか。

レースや観客を入れて実施。時間、男女の順は調整中となっている。

●日本選手権・長距離
エントリー一覧
12月4日(金)/大阪・ヤンマースタジアム長居
時間予定
15:30頃~ 3000m障害
16:24頃~ 5000m
17:13頃~ 10000m

日本陸連は12月4日に大阪・ヤンマースタジアム長居で行われる日本選手権・長距離のエントリー一覧を発表した。今大会は来年に延期された東京五輪の選考会を兼ねて開催され、すでに東京五輪の参加標準記録を突破済み、または今大会で突破し、優勝すれば代表に内定する。 注目の女子は、5000mに廣中璃梨佳(日本郵政グループ)と田中希実(豊田自動織機TC)らが順当にエントリー。この2人はすでに有効期間内に東京五輪の参加標準記録(15分10秒00)を突破しており、優勝すれば代表権を勝ち取る。期間外ながら15分05秒78をマークしている萩谷楓(エディオン)もエントリー。また、すでに東京五輪マラソン代表に内定している一山麻緒(ワコール)が5000mに登録、昨年優勝の木村友香(資生堂)らも上位をうかがいそうだ。 10000mで標準(31分25秒00)突破をしているのは新谷仁美(積水化学)のみ。新谷は5000mでも標準記録を破っているが、公言通り10000m1本に絞ってきた。他には、前回優勝の鍋島莉奈(日本郵政グループ)や、マラソン代表を逃しトラックで五輪を狙う松田瑞生(ダイハツ)、福士加代子(ワコール)らが名を連ねる。 男子5000mは期間内リストトップの遠藤日向(住友電工)や今季13分22秒60の自己記録を出している坂東悠汰(富士通)らが順当に登録。若手に注目株がそろい、中大ルーキーの吉居大和や、高校記録を2度更新している石田洸介(東農大二高3年)がシニア一線級相手にどんな走りを見せるか。 10000mには55名がエントリーしたため、日本選手権では異例となる2組によるタイムレースで実施。好調の鈴木健吾(富士通)や設楽悠太(Honda)らマラソン勢に加え、実業団デビューで自己新をマークした相澤晃(旭化成)も上位候補だ。男子マラソンで五輪代表の大迫傑(Nike)は5000mと10000mの両方にエントリー。その動向が注目される。 また、3000m障害もハイレベルで、男子は順大1年目の三浦龍司が有効期間外ながら五輪参加標準記録(8分22秒00)をクリアする日本歴代2位の8分19秒37をマーク。堂々リストトップで、参加標準記録突破しての優勝を狙う。山口浩勢(愛三工業)、青木涼真(Honda)に加え、ケガから復帰した塩尻和也(富士通)も注目だ。女子は昨年優勝の吉村玲美(大東大)が連覇を目指す。昨年は招待枠でドーハ世界選手権にも出場。参加標準記録(9分30秒00)クリアなるか。 レースや観客を入れて実施。時間、男女の順は調整中となっている。 ●日本選手権・長距離 エントリー一覧 12月4日(金)/大阪・ヤンマースタジアム長居 時間予定 15:30頃~ 3000m障害 16:24頃~ 5000m 17:13頃~ 10000m

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.07.27

女子走幅跳日本記録保持者・秦澄美鈴 目標は決勝進出「自己ベストを狙っていきたい」/パリ五輪

パリ五輪・陸上競技に向けて日本代表選手団が7月27日午前、出国前に羽田空港で会見を行い、意気込みを語った。 女子走幅跳に出場する秦澄美鈴(住友電工)は「緊張しています」と言いながらも「シーズン初めに比べて調子が上がってい […]

NEWS 混合競歩代表の川野将虎「自分らしい粘り強い歩きで上位を目指したい」/パリ五輪

2024.07.27

混合競歩代表の川野将虎「自分らしい粘り強い歩きで上位を目指したい」/パリ五輪

パリ五輪・陸上競技に向けて日本代表選手団が7月27日午前、出国前に羽田空港で会見を行い、意気込みを語った。 男女混合競歩リレー代表の川野将虎(旭化成)は前回の東京大会に続くオリンピック。「前回から3年間。一つの集大成」と […]

NEWS 北口榛花「新たな歴史を作れるよう」田中希実「それではみんなで、よーいどん!」日本代表コメント集/パリ五輪

2024.07.27

北口榛花「新たな歴史を作れるよう」田中希実「それではみんなで、よーいどん!」日本代表コメント集/パリ五輪

100年ぶりにフランス・パリを舞台に五輪が開幕した。陸上競技は8月1日から11日までの日程で行われる。開幕に合わせて日本オリンピック委員会(JOC)は日本代表の意気込みコメントを発表した。 2大会連続出場で女子主将を務め […]

NEWS 中大ルーキー・岡田開成が3000m7分55秒41! U20歴代4位の好タイム

2024.07.27

中大ルーキー・岡田開成が3000m7分55秒41! U20歴代4位の好タイム

7月26日、中大多摩キャンパス競技場で「Summer Night Run Festival in CHUO」が行われ、男子3000mで岡田開成(中大1)が7分55秒41とU20歴代4位のタイムをマークした。 同大会はこれ […]

NEWS 実業団 VS 大学生! 日本一を決める駅伝大会「EXPO EKIDEN 2025」の出場チーム要件決定

2024.07.26

実業団 VS 大学生! 日本一を決める駅伝大会「EXPO EKIDEN 2025」の出場チーム要件決定

7月26日、朝日放送グループホールディングスは大阪・関西万博開催を記念して実業団と大学生のトップチームがタスキをつなぐ駅伝「大阪・関西万博開催記念 ACN EXPO EKIDEN 2025」の大会概要を発表した。 この大 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年8月号 (7月12日発売)

2024年8月号 (7月12日発売)

W別冊付録
パリ五輪観戦ガイド&福岡インターハイ完全ガイド

page top