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2020.11.20

【展望】日本郵政が連覇へ盤石 初V狙う積水化学、天満屋らが追う/クイーンズ駅伝
【展望】日本郵政が連覇へ盤石 初V狙う積水化学、天満屋らが追う/クイーンズ駅伝

 

 11月22日に宮城県(松島町~仙台市)で行われる第40回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝in宮城)。シードを持つ前回大会上位8チームと、10月の予選会(プリンセス駅伝in宗像・福津)を突破した14チームの、合計22チームによって6区間・42.195kmのコースで争われる。

 優勝候補の大本命は連覇を狙うJP日本郵政グループ。前回は高卒ルーキー4人を起用しながら3年ぶり2度目の優勝を果たした。

 その流れを引き寄せたのが前回1区区間賞の廣中璃梨佳で、今シーズンはさらに成長を遂げている。5000mでは日本歴代3位の14分59秒37をマーク。ロードでも中学、高校時代から圧倒的な強さを見せてきた。コロナ禍の影響で1区は例年より600m長い7.6km。今年もトレードマークの帽子を被った若きホープが躍動しそうだ。

 JP日郵政グループは他にも、復調してきた鍋島莉奈、ケガ明けの東京五輪マラソン代表・鈴木亜由子が控える。最長10.9kmの3区、10kmの5区、もしくはラストの6区、どこに配置されるか注目だ。1区で差を広げ、3区終了時点で差を後続と差を保っているようであれば連覇が見える。

 前回女王を追う一番手は積水化学になりそう。スピードのある佐藤早也伽に加え、今季加入した新谷仁美と卜部蘭は強力。3区が予想されるのが新谷で、ハーフマラソン日本記録、5000m14分台とその勢いはどんどん増している印象だ。積水化学は新谷に佐藤、卜部がどんな位置でタスキを渡すかがカギ。過去最高順位は3位で、序盤で波に乗れば初優勝へ近づく。

 2010年以来の優勝を狙う天満屋も注目。東京五輪マラソン代表の大エース・前田穂南と、経験豊富な小原怜を擁する。前回5区区間賞の三宅紗蘭は膝の故障から復調途上というのが懸念材料だが、5年連続入賞中の安定感で10年ぶりVなるか。

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 ワコールは部員8人と少数ながら、その中に一山麻緒、福士加代子、安藤友香と錚々たる顔ぶれがそろう。この3人が1、3、5区を担う。前回2位のダイハツにも松田瑞生、細田あいとエース級がおり、つなぎの区間で粘れば上位で展開しそうだ。17、18年大会連覇のパナソニックは堀優花ら総合力で女王の座奪還を狙う。上位8チームに与えられるシード権争いも激化しそうだ。

 注目を集めるのが3区。候補には積水化学の新谷、郵政の鈴木や鍋島、ワコールの一山、ダイハツの松田、天満屋の前田ら、日本トップクラスのランナーの名が挙がる。12月4日に日本選手権・長距離を控える面々にとっては“前哨戦”とも言える熾烈な区間賞争いになるだろう。

 レースは11月22日(日)、12時15分にスタートする。

●40回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝in宮城)
11月22日(日)12:15スタート/6区間・42.195km(宮城県・松島町~仙台市)
・放送予定
TBS系列全国ネット 11時50分~生中継
TBSマルチアングルLIVE配信 11時50分頃~
公式HP
TBS大会サイト
速報サイト(開設前)

●出場チーム
■シードチーム
JP日本郵政グループ 6年連続6回目
ダイハツ      13年連続30回目
パナソニック    21年連続32回目
天満屋       29年連続29回目
ワコール      21年連続28回目
三井住友海上    2年連続26回目
デンソー      17年連続28回目
豊田自動織機    13年連続14回目
■予選会通過
積水化学      12年連続22回目
ヤマダホールディングス13年連続14回目
大塚製薬       3年連続8回目
九電工       10年連続29回目
資生堂        5年連続29回目
エディオン      3年連続27回目
日立         2年連続24回目
ルートインホテルズ   3年連続4回目
シスメックス      2年ぶり9回目
ユニバーサルエンターテイメント
14年連続14回目
肥後銀行       4年連続6回目
スターツ       4年連続11回目
鹿児島銀行      2年ぶり3回目
ホクレン       2年ぶり26回目

   11月22日に宮城県(松島町~仙台市)で行われる第40回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝in宮城)。シードを持つ前回大会上位8チームと、10月の予選会(プリンセス駅伝in宗像・福津)を突破した14チームの、合計22チームによって6区間・42.195kmのコースで争われる。  優勝候補の大本命は連覇を狙うJP日本郵政グループ。前回は高卒ルーキー4人を起用しながら3年ぶり2度目の優勝を果たした。  その流れを引き寄せたのが前回1区区間賞の廣中璃梨佳で、今シーズンはさらに成長を遂げている。5000mでは日本歴代3位の14分59秒37をマーク。ロードでも中学、高校時代から圧倒的な強さを見せてきた。コロナ禍の影響で1区は例年より600m長い7.6km。今年もトレードマークの帽子を被った若きホープが躍動しそうだ。  JP日郵政グループは他にも、復調してきた鍋島莉奈、ケガ明けの東京五輪マラソン代表・鈴木亜由子が控える。最長10.9kmの3区、10kmの5区、もしくはラストの6区、どこに配置されるか注目だ。1区で差を広げ、3区終了時点で差を後続と差を保っているようであれば連覇が見える。  前回女王を追う一番手は積水化学になりそう。スピードのある佐藤早也伽に加え、今季加入した新谷仁美と卜部蘭は強力。3区が予想されるのが新谷で、ハーフマラソン日本記録、5000m14分台とその勢いはどんどん増している印象だ。積水化学は新谷に佐藤、卜部がどんな位置でタスキを渡すかがカギ。過去最高順位は3位で、序盤で波に乗れば初優勝へ近づく。  2010年以来の優勝を狙う天満屋も注目。東京五輪マラソン代表の大エース・前田穂南と、経験豊富な小原怜を擁する。前回5区区間賞の三宅紗蘭は膝の故障から復調途上というのが懸念材料だが、5年連続入賞中の安定感で10年ぶりVなるか。  ワコールは部員8人と少数ながら、その中に一山麻緒、福士加代子、安藤友香と錚々たる顔ぶれがそろう。この3人が1、3、5区を担う。前回2位のダイハツにも松田瑞生、細田あいとエース級がおり、つなぎの区間で粘れば上位で展開しそうだ。17、18年大会連覇のパナソニックは堀優花ら総合力で女王の座奪還を狙う。上位8チームに与えられるシード権争いも激化しそうだ。  注目を集めるのが3区。候補には積水化学の新谷、郵政の鈴木や鍋島、ワコールの一山、ダイハツの松田、天満屋の前田ら、日本トップクラスのランナーの名が挙がる。12月4日に日本選手権・長距離を控える面々にとっては“前哨戦”とも言える熾烈な区間賞争いになるだろう。  レースは11月22日(日)、12時15分にスタートする。 ●40回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝in宮城) 11月22日(日)12:15スタート/6区間・42.195km(宮城県・松島町~仙台市) ・放送予定 TBS系列全国ネット 11時50分~生中継 TBSマルチアングルLIVE配信 11時50分頃~ 公式HP TBS大会サイト 速報サイト(開設前) ●出場チーム ■シードチーム JP日本郵政グループ 6年連続6回目 ダイハツ      13年連続30回目 パナソニック    21年連続32回目 天満屋       29年連続29回目 ワコール      21年連続28回目 三井住友海上    2年連続26回目 デンソー      17年連続28回目 豊田自動織機    13年連続14回目 ■予選会通過 積水化学      12年連続22回目 ヤマダホールディングス13年連続14回目 大塚製薬       3年連続8回目 九電工       10年連続29回目 資生堂        5年連続29回目 エディオン      3年連続27回目 日立         2年連続24回目 ルートインホテルズ   3年連続4回目 シスメックス      2年ぶり9回目 ユニバーサルエンターテイメント 14年連続14回目 肥後銀行       4年連続6回目 スターツ       4年連続11回目 鹿児島銀行      2年ぶり3回目 ホクレン       2年ぶり26回目

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