◇パリ五輪・陸上競技(8月1日~11日/フランス・パリ)4日目
午前セッションには「メダル」を目指す日本人選手が登場する。まずは男子走幅跳予選(日本時間18時00分)の橋岡優輝(富士通)だ。予選通過記録(8m15)を突破しての決勝進出を期待したい。
続いて男子110mハードル予選(18時50分)は1組の村竹ラシッド(JAL)と4組の泉谷駿介(住友電工)はトップ通過の期待十分。高山峻野(ゼンリン)は世界選手権を連覇中のグラント・ホロウェイ(米国)と同じ5組に入った。
イブニングセッションは最初に男子400m予選(日本時間5日2時05分)がある。通過は各組上位3人。その他の完走者は敗者復活戦に回ることになる。日本記録保持者の佐藤拳太郎(富士通)はブダペスト世界選手権2位のマシュー・ハドソン・スミス(英国)と同じ1組で最もインコースの2レーン。中島佑気ジョセフ(富士通)は3組9レーン、佐藤風雅(ミズノ)は6組8レーンに入った。3人はブダペスト世界選手権で予選を突破しているだけに、今回もまずはトリオで準決勝に進みたい。
女子走高跳決勝(日本時間2時55分)はブダペスト世界選手権の女王で今季2m10の世界記録を樹立したヤロスラワ・マフチフ(ウクライナ)が登場する。どこまでバーを上げることができるのか。
男子ハンマー投決勝(日本時間3時30分)はブダペスト世界選手権で番狂わせを起こしたイーサン・カツバーグ(カナダ)に注目したい。今季は世界歴代9位の84m38まで自己ベストを更新しており、ビッグアーチも期待できるだろう。
そして本日のメイン種目となるのが男子100mだ。準決勝(日本時間3時05分)の3組にサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)が出場する。今季世界最高の9秒77をマークしているキシェーン・トンプソン(ジャマイカ)、今季9秒78で走っているフェルディナンド・オマニャラ(ケニア)、オレゴン世界選手権で金メダルを獲得したフレッド・カーリー(米国)、ブダペスト世界選手権3位のザーネル・ヒューズ(英国)、今季9秒86まで自己ベストを短縮したベンジャミン・リチャードソン(南アフリカ)と強敵揃いのなか、着順(2着以内)で通過できるのか。
女子800m準決勝(日本時間3時35分)と男子1500m準決勝(日本時間4時10分)を挟んで、男子100mは決勝(日本時間4時50分)を迎える。サニブラウンがこの舞台に立てば、日本勢では92年ぶりの快挙となる。スプリント3冠を狙うノア・ライルズ(米国)、ジャマイカ勢らとメダルをかけた名勝負を楽しみにしたい。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.11.17
2025.11.16
橋岡優輝が家族での初教室「楽しみながら陸上に触れて」
-
2025.11.14
-
2025.11.13
-
2025.11.15
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.11.02
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.19
「大阪から世界へ」OSAKA夢プログラム報告会が開催!ハンマー投・福田翔大「北京、ロスとさらに多くの代表を」
公益財団法人大阪陸上競技協会が展開する選手サポートプログラム「OSAKA夢プログラム」の第Ⅲ期報告会が11月18日、大阪市内のホテルで開催された。 東京世界選手権に出場した男子ハンマー投の福田翔大(住友電工)、女子100 […]
2025.11.18
国内外のレースでトップアスリートたちが好記録を樹⽴! On「Cloudboom Strike」日本長距離界のホープ・篠原倖太朗がその魅力を語る
スイスのスポーツブランド「On(オン)」が昨夏に発売したマラソンレースに特化したレーシングシューズ「Cloudboom Strike(クラウドブーム ストライク)」の人気が止まらない。 抜群の履き心地、通気性、サポート力 […]
2025.11.18
中国全国運動会女子100mで16歳・陳妤頡が11秒10!U18世界歴代4位タイ&28年ぶりU20アジア新で大会最年少V
中国の総合スポーツ競技会の第15回全国運動会の陸上競技が11月17日、広東省広州市で行われ、女子100mでは16歳の陳妤頡が11秒10(+0.7)でこの種目大会最年少優勝を果たした。この記録はU18世界歴代4位タイ、U2 […]
2025.11.17
クイーンズ駅伝「クマ対応」出没時間によって開催・中止を本部で決定 広瀬川沿い、1区の松島町、利府町内を警戒
一般社団法人日本実業団陸上競技連合は11月17日、全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝in宮城/11月23日)における「クマ対応」を発表した。 頻発するクマによる被害を鑑みての対応。松島町の文化交流館前のスタート地点 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025