HOME 高校

2023.06.17

大久保然が110mH14秒31でV 悪条件ものともせず連覇達成!/IH北信越
大久保然が110mH14秒31でV 悪条件ものともせず連覇達成!/IH北信越

北信越地区大会男子110mHで連覇を達成した大久保然

インターハイ北信越地区大会2日目の優勝者

●男子
400m    古俣由人(東京学館新潟3新潟) 47秒64
1500m    濵口大和(佐久長聖2長野)   3分50秒59
110mH    大久保然(長岡大手3新潟)   14秒31(-0.8)
4×100mR  新潟明訓(新潟)        40秒53=大会新
走高跳   井開琉未那(中越3新潟)    2m00
やり投   篠原暖日(高田3新潟)     59m97
●女子
400m    八木音々(新潟明訓3新潟)   56秒92
1500m    M.アロット・エカラレ(開志国際2新潟)4分20秒17=大会新
100mH    小寺彩貴(北陸学院3石川)   13秒88(+0.5)
5000m競歩  後小路葉月(野沢北2長野)   25分02秒36
4×100mR  富山北部(富山)        46秒91
走高跳   坂口心月(鵬学園2石川)    1m61
走幅跳   吉尾彩(星稜3石川)      5m79(-0.2)
ハンマー投 松尾菜那(敦賀3福井)     49m59

◇インターハイ北信越地区大会(6月15日~18日/富山・富山県総合運動公園競技場) 夏の北海道インターハイへの出場権を懸けた北信越大会の2日目が行われ、男子110mハードルは新潟県大会の準決勝で14秒14(+1.2)をマークしていた大久保然(長岡大手3)が、14秒31(-0.8)をマークして2連覇を飾った。 大雨に向かい風という悪条件でのレースで大久保の走りが光った。持ち味とするバネを生かして、スタートからグングン加速し、2位に0.28秒もの差をつけてフィニッシュラインを駆け抜けた。 「県大会後からコンディショニングがうまくいかず、メンタル的にもヤバかったのですが、予選からリラックスしていこうと意識し、決勝は集中力を発揮することができました」と大久保。「条件が良ければ、14秒0台か、13秒台は出せたかもしれませんが、それはインターハイまでお預けにしておきます」と安堵感に浸りながら、清々しい表情で振り返った。 オフシーズンはドリルなどで基礎的な動きづくりを徹底。さらに、今年に入ってウエイトトレーニングを始めたことで筋力強化を図り、100mは11秒0台までスピードがついた。技術面では、インターバルでのリズムアップを修正。3月下旬の全国ジュニア合宿では専門の先生に的確なアドバイスを受け、全国の精鋭と交流を深めながらも良い刺激をもらった。それらが今季に入って大幅にベストを更新した要因という。 「昨年の全国は“アウェイ感”を感じてしまい、萎縮して予選落ちでした。ただ、今年はランキング上位ということで、北海道でも“ホーム”のような気持ちで臨めると思います。優勝することで、昨年のリベンジを果たしたいです!」 この種目で新潟勢は4位の諸橋リューク(開志国際3)、5位の田村太樹(開志国際3)も全国切符を獲得。大久保も「練習でお世話になっている2人と一緒に全国へ行けるのが何よりも嬉しいです」とともに北海道での活躍を誓った。 全国インターハイは8月2日から6日に北海道札幌市厚別公園競技場で開催。各地区大会上位6位までが出場する(※男女競歩は5位、女子棒高跳、女子三段跳、女子ハンマー投は4位まで、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)。 文/写真  永田真樹

インターハイ北信越地区大会2日目の優勝者

●男子 400m    古俣由人(東京学館新潟3新潟) 47秒64 1500m    濵口大和(佐久長聖2長野)   3分50秒59 110mH    大久保然(長岡大手3新潟)   14秒31(-0.8) 4×100mR  新潟明訓(新潟)        40秒53=大会新 走高跳   井開琉未那(中越3新潟)    2m00 やり投   篠原暖日(高田3新潟)     59m97 ●女子 400m    八木音々(新潟明訓3新潟)   56秒92 1500m    M.アロット・エカラレ(開志国際2新潟)4分20秒17=大会新 100mH    小寺彩貴(北陸学院3石川)   13秒88(+0.5) 5000m競歩  後小路葉月(野沢北2長野)   25分02秒36 4×100mR  富山北部(富山)        46秒91 走高跳   坂口心月(鵬学園2石川)    1m61 走幅跳   吉尾彩(星稜3石川)      5m79(-0.2) ハンマー投 松尾菜那(敦賀3福井)     49m59

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.11

青学大・原監督「バーディー×2」駒大・藤田監督「4本の柱」総合力の「上握り10貫」など指揮官たちが“前哨戦”/箱根駅伝トークバトル

「第102回箱根駅伝トークバトル」が12月10日、東京・恵比寿ガーデンプレイスで行われた。 前回優勝校の青学大・原晋監督、同2位の駒大・藤田敦史監督、同3位の國學院大・前田康弘監督、同4位でトークバトル初登場の早大・花田 […]

NEWS 【箱根駅伝エントリー】登録選手336人が決定 最多出身高は13年ぶりの駅伝名門校! 都道府県別では埼玉が2年連続トップ

2025.12.10

【箱根駅伝エントリー】登録選手336人が決定 最多出身高は13年ぶりの駅伝名門校! 都道府県別では埼玉が2年連続トップ

箱根駅伝エントリー選手の出身高校別人数 13人 佐久長聖(長野) 小池莉希(創価大3)、吉岡大翔(順大3)、遠藤大成(青学大2)、山口竣平(早大2)、永原颯磨(順大2)、野崎健太朗(順大2)、遠藤優裕(神奈川大2)、吉岡 […]

NEWS 前回6位の城西大・櫛部静二監督「アッと驚く試合を」 20年連続シード東洋大・酒井俊幸監督「誰が出ても粘りながら」/箱根駅伝

2025.12.10

前回6位の城西大・櫛部静二監督「アッと驚く試合を」 20年連続シード東洋大・酒井俊幸監督「誰が出ても粘りながら」/箱根駅伝

第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回6位の城西大は16人のエントリーの半数を4年生が占めた。櫛部静二監督は「ここ数年、この4年生の力によって、城西大としては上 […]

NEWS 15年ぶりVへ!早大・花田勝彦監督「往路優勝のオーダーを」山口智規主将を「胴上げしたい」/箱根駅伝

2025.12.10

15年ぶりVへ!早大・花田勝彦監督「往路優勝のオーダーを」山口智規主将を「胴上げしたい」/箱根駅伝

第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回4位の早大は「5強」の一角として、15年ぶり優勝をしっかりと視界に捉える。 就任4年目を迎えた花田勝彦駅伝監督は、今年度で […]

NEWS 99回目出場の中大・藤原監督「いい顔でスタートを」4年生が優勝へ執念「勝たせてやりたい」/箱根駅伝

2025.12.10

99回目出場の中大・藤原監督「いい顔でスタートを」4年生が優勝へ執念「勝たせてやりたい」/箱根駅伝

第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 全日本大学駅伝で2位を占めた中大は、前回5位からの躍進を期す。藤原正和監督は「いいチームができました」と胸を張って語る。 1年 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top