HOME 駅伝

2024.11.16

京産大が連覇達成! 2区・小嶋郁依斗が区間新&5人抜き 2位関学大 オープン参加青学大が1着フィニッシュ/丹後大学駅伝
京産大が連覇達成! 2区・小嶋郁依斗が区間新&5人抜き 2位関学大 オープン参加青学大が1着フィニッシュ/丹後大学駅伝

24年日本インカレ男子10000m7位の小嶋郁依斗

第86回関西学生駅伝(丹後大学駅伝)が11月16日、京都府の宮津市の宮津市民体育館をスタートし、京丹後市の京丹後はごろも陸上競技場をフィニッシュとする8区間74.4kmで行われ、京産大が3時間47分52秒で2年連続34回目の優勝を果たした。

京産大は1区でトップと35秒差の6位とやや出遅れてのスタートとなったが、2区(11.8km)で日本インカレ10000m日本人トップの小嶋郁依斗(4年)が快走。前を走るチームを次々とかわしていき、中間点付近ではトップの立命大も抜いて、5人抜きを達成した。その後も、リードを広げた小嶋は前回大会で自身が打ち立てた区間記録を11秒更新。立命大に50秒差をつけた。

広告の下にコンテンツが続きます

続く3区で立命大に11秒差にまで詰め寄られたものの、4区で山口太誉(4年)が区間賞で再びリードを拡大。以降も安定した継走を見せ、最後はアンカーの桒田大樹(3年)が笑顔でフィニッシュテープを切り、2025年の出雲駅伝の出場権も手にした。

2分23秒差の2位には関学大。2区で山下慶馬(2年)が7位から4人抜きを果たすと、3区(5.6km)でも久山大祐(2年)が区間2位も、区間記録を43秒上回るタイムで力走。8区の嘉味本謙信(2年)が関大との競り合いを制すなど、区間賞なしながら2年生の活躍が光った。

1区の大森駿斗(4年)が区間賞を獲得した立命大が3位となり、全日本大学駅伝で関西勢2番手となる18位に入っていた大経大が4位。5区からの3区連続区間賞で2位に浮上していた関大は、8区でブレーキがあり5位に順位を落としてフィニッシュしている。

以下、同志社大、龍谷大、神戸大、近大、阪大と10位までに入った学校が次回大会のシード権を獲得。近大は3年ぶり、阪大は2年ぶりのシード権となった。

広告の下にコンテンツが続きます

また、オープン参加で2年連続の出場となった青学大が京産大を上回る3時間46分30秒でトップフィニッシュ。1区の本間創(2年)、4区の中村海斗(2年)、5区の熊井渓人(2年)、6区の福冨翔(1年)が区間1位よりも速いタイムでタスキをつないだ。

第86回関西学生駅伝(丹後大学駅伝)が11月16日、京都府の宮津市の宮津市民体育館をスタートし、京丹後市の京丹後はごろも陸上競技場をフィニッシュとする8区間74.4kmで行われ、京産大が3時間47分52秒で2年連続34回目の優勝を果たした。 京産大は1区でトップと35秒差の6位とやや出遅れてのスタートとなったが、2区(11.8km)で日本インカレ10000m日本人トップの小嶋郁依斗(4年)が快走。前を走るチームを次々とかわしていき、中間点付近ではトップの立命大も抜いて、5人抜きを達成した。その後も、リードを広げた小嶋は前回大会で自身が打ち立てた区間記録を11秒更新。立命大に50秒差をつけた。 続く3区で立命大に11秒差にまで詰め寄られたものの、4区で山口太誉(4年)が区間賞で再びリードを拡大。以降も安定した継走を見せ、最後はアンカーの桒田大樹(3年)が笑顔でフィニッシュテープを切り、2025年の出雲駅伝の出場権も手にした。 2分23秒差の2位には関学大。2区で山下慶馬(2年)が7位から4人抜きを果たすと、3区(5.6km)でも久山大祐(2年)が区間2位も、区間記録を43秒上回るタイムで力走。8区の嘉味本謙信(2年)が関大との競り合いを制すなど、区間賞なしながら2年生の活躍が光った。 1区の大森駿斗(4年)が区間賞を獲得した立命大が3位となり、全日本大学駅伝で関西勢2番手となる18位に入っていた大経大が4位。5区からの3区連続区間賞で2位に浮上していた関大は、8区でブレーキがあり5位に順位を落としてフィニッシュしている。 以下、同志社大、龍谷大、神戸大、近大、阪大と10位までに入った学校が次回大会のシード権を獲得。近大は3年ぶり、阪大は2年ぶりのシード権となった。 また、オープン参加で2年連続の出場となった青学大が京産大を上回る3時間46分30秒でトップフィニッシュ。1区の本間創(2年)、4区の中村海斗(2年)、5区の熊井渓人(2年)、6区の福冨翔(1年)が区間1位よりも速いタイムでタスキをつないだ。

【動画】京産大が関西学生駅伝34回目の優勝

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.23

箱根駅伝Stories/3度目の山で伝説を作る早大・工藤慎作 スピードに磨き「ストロングポイントとして活躍を」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 中学では当初卓球部を希望 「いよいよ始まるなっていうところで、純粋に […]

NEWS 箱根駅伝Stories/東京国際大・大村良紀「10区で展開を作っていく走りを」 集大成の舞台で全力を出し切る

2025.12.23

箱根駅伝Stories/東京国際大・大村良紀「10区で展開を作っていく走りを」 集大成の舞台で全力を出し切る

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 競技を続けるきっかけは消去法 「大村良紀=10区」、という構図ができ […]

NEWS 箱根駅伝Stories/自信と屈辱を経てたくましく成長した中大・岡田開成 「自分がゲームチェンジャーになろう」

2025.12.23

箱根駅伝Stories/自信と屈辱を経てたくましく成長した中大・岡田開成 「自分がゲームチェンジャーになろう」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 武者修行で変わった“基準” 中大・岡田開成(2年)にとって第101回 […]

NEWS ニューイヤー駅伝「クマ対応」発表 桐生市内一部エリアに出没例 該当区間の中止も

2025.12.23

ニューイヤー駅伝「クマ対応」発表 桐生市内一部エリアに出没例 該当区間の中止も

一般社団法人日本実業団陸上競技連合は12月23日、第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の「クマ対応」について発表した。 同大会は群馬県庁スタート・フィニッシュで、前橋市、高崎市、伊勢崎氏、太田市、桐生市をめぐ […]

NEWS 短距離の竹田一平がスズキを退社「一生の宝物」今後も競技継続 中大2年時にU20代表

2025.12.23

短距離の竹田一平がスズキを退社「一生の宝物」今後も競技継続 中大2年時にU20代表

スズキは12月末をもって男子短距離の竹田一平が退社・退団すると発表した。 竹田は埼玉県出身の28歳。不動岡高時代は走幅跳や三段跳をメインにしていたが、中大から本格的にスプリントへ。大学2年だった2016年には10秒27を […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top