HOME ニュース、海外

2022.07.18

砲丸投は世界記録保持者・クルーザーが大会新22m94で初優勝!地元・米国勢がメダル独占/世界陸上
砲丸投は世界記録保持者・クルーザーが大会新22m94で初優勝!地元・米国勢がメダル独占/世界陸上

◇オレゴン世界陸上(7月15日~24日/米国・オレゴン州ユージン)3日目

オレゴン世界陸上3日目のイブニングセッションに行われた男子砲丸投決勝。世界記録保持者のライアン・クルーザー、前回覇者のジョー・コヴァクスの米国勢による対決となった決勝は、5投目に22m94の大会新を放ったクルーザーが初優勝を飾った。

まず主導権を握ったのはコヴァクスだった。1投目に22m63をプットし、2位のジョシュ・アウォトゥンデ(米国)に39cm差をつけた。しかし、2投目でクルーザーが22m71を投げて逆転。1位クルーザー、2位コヴァクス、3位アウォトゥンデのまま4投目までを終えた。

再び試合が動いたのは5投目だった。先に順番が回ってきたコヴァクスが、前回大会で自身が樹立した大会記録に2cmと迫る22m89を投げて再度首位へ。しかし、その直後にクルーザーが22m94のビッグプットを披露して勝負を決めた。

29歳のクルーザーは2016年リオ、21年東京と五輪では2連覇の実績があるものの、世界選手権では17年6位、19年2位とタイトルに手が届いていなかった。昨年は23m37の世界新記録を樹立し、今年3月の世界室内でロマーニ(ブラジル)に敗れるまで26連勝を達成。今大会も断トツの優勝候補として臨んだが、ライバルとの大激戦の末に悲願の世界選手権金メダルをつかんだ。

広告の下にコンテンツが続きます

15年北京大会、19年ドーハ大会に続く3度目の戴冠を目指したコヴァクスが2位。大会前の自己記録22m00を29㎝更新したアウォトゥンデが3位となり、地元・米国勢がメダルを独占した。

17年ロンドン大会を制し、前回大会と昨年の東京五輪で銅メダルだったトーマス・ウォルシュ(ニュージーランド)は22m08で4位だった。

■男子砲丸投上位成績
1位 ライアン・クルーザー(米国)       22m94=大会新
2位 ジョー・コヴァクス(米国)        22m89
3位 ジョシュ・アウォトゥンデ(米国)     22m29=自己新
4位 トム・ウォルシュ(ニュージーランド)   22m08
5位 ダルラン・ロマーニ(ブラジル)      21m92
6位 フィリップ・ミハリェヴィッチ(クロアチア)21m82
7位 ジャッコ・ギル(ニュージーランド)    21m40
8位 アドリアン・ピペリ(米国)        20m93

◇オレゴン世界陸上(7月15日~24日/米国・オレゴン州ユージン)3日目 オレゴン世界陸上3日目のイブニングセッションに行われた男子砲丸投決勝。世界記録保持者のライアン・クルーザー、前回覇者のジョー・コヴァクスの米国勢による対決となった決勝は、5投目に22m94の大会新を放ったクルーザーが初優勝を飾った。 まず主導権を握ったのはコヴァクスだった。1投目に22m63をプットし、2位のジョシュ・アウォトゥンデ(米国)に39cm差をつけた。しかし、2投目でクルーザーが22m71を投げて逆転。1位クルーザー、2位コヴァクス、3位アウォトゥンデのまま4投目までを終えた。 再び試合が動いたのは5投目だった。先に順番が回ってきたコヴァクスが、前回大会で自身が樹立した大会記録に2cmと迫る22m89を投げて再度首位へ。しかし、その直後にクルーザーが22m94のビッグプットを披露して勝負を決めた。 29歳のクルーザーは2016年リオ、21年東京と五輪では2連覇の実績があるものの、世界選手権では17年6位、19年2位とタイトルに手が届いていなかった。昨年は23m37の世界新記録を樹立し、今年3月の世界室内でロマーニ(ブラジル)に敗れるまで26連勝を達成。今大会も断トツの優勝候補として臨んだが、ライバルとの大激戦の末に悲願の世界選手権金メダルをつかんだ。 15年北京大会、19年ドーハ大会に続く3度目の戴冠を目指したコヴァクスが2位。大会前の自己記録22m00を29㎝更新したアウォトゥンデが3位となり、地元・米国勢がメダルを独占した。 17年ロンドン大会を制し、前回大会と昨年の東京五輪で銅メダルだったトーマス・ウォルシュ(ニュージーランド)は22m08で4位だった。 ■男子砲丸投上位成績 1位 ライアン・クルーザー(米国)       22m94=大会新 2位 ジョー・コヴァクス(米国)        22m89 3位 ジョシュ・アウォトゥンデ(米国)     22m29=自己新 4位 トム・ウォルシュ(ニュージーランド)   22m08 5位 ダルラン・ロマーニ(ブラジル)      21m92 6位 フィリップ・ミハリェヴィッチ(クロアチア)21m82 7位 ジャッコ・ギル(ニュージーランド)    21m40 8位 アドリアン・ピペリ(米国)        20m93

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.05.19

森凪也が3000m日本人トップ!圧巻スパートで日本歴代2位の7分41秒58「横に並んでいる人には負けない」/セイコーGGP

◇セイコーゴールデングランプリ2025(5月18日/東京・国立競技場) 世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ゴールドのセイコーゴールデングランプリが5月18日に行われ、男子3000mで森凪也(Honda)が日本歴代2位 […]

NEWS 【高平慎士の視点】“栁田大輝の100m”作った決勝は今後につながる 日本スプリント全体に「9秒台」の期待感 /セイコーGGP

2025.05.19

【高平慎士の視点】“栁田大輝の100m”作った決勝は今後につながる 日本スプリント全体に「9秒台」の期待感 /セイコーGGP

5月18日に東京・国立競技場で行われたセイコーゴールデングランプリの男子100mは栁田大輝(東洋大)がサードベストの10秒06(+1.1)で優勝した。2008年北京五輪男子4×100mリレー銀メダリストの高平慎士さん(富 […]

NEWS 男子100mVの栁田大輝 「目指すのは世界陸上のファイナル」/セイコーGGP

2025.05.19

男子100mVの栁田大輝 「目指すのは世界陸上のファイナル」/セイコーGGP

◇セイコーゴールデングランプリ2025(5月18日/東京・国立競技場) 世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ゴールドのセイコーゴールデングランプリが行われ、男子100mは栁田大輝(東洋大)が10秒06(+1.1)で優勝 […]

NEWS やり投・北口榛花が貫禄V ハイレベルの100mHは田中が自己新、マフチフ他を圧倒/セイコーGGP

2025.05.19

やり投・北口榛花が貫禄V ハイレベルの100mHは田中が自己新、マフチフ他を圧倒/セイコーGGP

◇セイコーゴールデングランプリ2025(5月18日/東京・国立競技場) 世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ゴールドのセイコーゴールデングランプリが5月18日に行われた。 女子やり投は北口榛花(JAL)がシーズンベスト […]

NEWS 古賀ジェレミー110mH高校タイの13秒59!4継は明星学園40秒37 ケリー瑛梨花女子スプリント3冠/IH東京都大会

2025.05.19

古賀ジェレミー110mH高校タイの13秒59!4継は明星学園40秒37 ケリー瑛梨花女子スプリント3冠/IH東京都大会

広島インターハイ(7月25日~29日)に向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱い戦いを繰り広げている。東京都大会は5月4日、10~11日、17~18日の5日間、駒沢オリンピック公園競技場(4日はハンマ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年6月号 (5月14日発売)

2025年6月号 (5月14日発売)

Road to TOKYO
Diamond League JAPANの挑戦
村竹ラシッド、三浦龍司が初戦で世界陸上内定

Road to EKIDEN Season 25-26
学生長距離最新戦力分析

page top