HOME ニュース、海外

2022.07.18

ホロウェイが地元で五輪の雪辱、13秒03で110mH連覇達成!カニンガム2位で米国ワン・ツー!/世界陸上
ホロウェイが地元で五輪の雪辱、13秒03で110mH連覇達成!カニンガム2位で米国ワン・ツー!/世界陸上

◇オレゴン世界陸上(7月15日~24日/米国・オレゴン州ユージン)3日目

オレゴン世界陸上3日目のイブニングセッションに行われた男子110mハードル決勝。地元の期待を背負った前回王者グラント・ホロウェイ(米国)が、13秒03(+1.2)で堂々の2連覇を飾った。13秒08で2位にトレイ・カニンガムが続き、米国がワン・ツーを決めた。

レース直前の練習中に東京五輪王者のハンスル・パーチメント(ジャマイカ)が右脚を痛めて欠場。さらに、6月に世界歴代3位の12秒84を出した地元中の地元オレゴン大出身のデヴォン・アレン(米国)がフライングで失格と、異様なムードの中で行われたレースだったが、ホロウェイにはまったく関係なかった。

広告の下にコンテンツが続きます

左右が不在になった4レーンを1台目からトップで入り、そのまま他を圧倒。2001年エドモントン、03年パリ大会のアレン・ジョンソン(米国)以来となる2連覇を成し遂げ、スタンドを大いに沸かせた。

高校時代はアメリカンフットボールとの二刀流。フロリダ大ではサニブラウン・アブデル・ハキーム(タンブルウィードTC)の1学年先輩として、全米学生選手権3連覇など活躍した。走高跳2m16、走幅跳8m17(追い風参考で8m32)という卓越した跳躍力とスピードが武器で、昨年の全米五輪選考会準決勝では世界記録にあと0.01秒と迫る歴代2位の12秒81をマークしている。

大本命で臨んだ昨年の東京五輪では、10台目のハードルを引っ掛けてバランスを崩した隙をパーチメントにつかれて銀メダルに終わったが、世界陸上で再び世界の頂点に。若き24歳の王者は、このまま男子トッパーを頭一つ抜けた存在としてリードしていくだろう。

広告の下にコンテンツが続きます

■男子110mH 上位成績(+1.2)
1位 グラント・ホロウェイ(米国)13秒03
2位 トレイ・カニンガム(米国)13秒08
3位 アジアー・マルティネス(スペイン)13秒17
4位 ダミアン・チキェル(ポーランド)13秒32
5位 ジョシュア・ゼラー(英国)13秒33
   シェーン・ブレイスウェイト(バルバドス)失格
   デヴォン・アレン(米国)失格
   ハンセル・パーチメント(ジャマイカ)棄権

◇オレゴン世界陸上(7月15日~24日/米国・オレゴン州ユージン)3日目 オレゴン世界陸上3日目のイブニングセッションに行われた男子110mハードル決勝。地元の期待を背負った前回王者グラント・ホロウェイ(米国)が、13秒03(+1.2)で堂々の2連覇を飾った。13秒08で2位にトレイ・カニンガムが続き、米国がワン・ツーを決めた。 レース直前の練習中に東京五輪王者のハンスル・パーチメント(ジャマイカ)が右脚を痛めて欠場。さらに、6月に世界歴代3位の12秒84を出した地元中の地元オレゴン大出身のデヴォン・アレン(米国)がフライングで失格と、異様なムードの中で行われたレースだったが、ホロウェイにはまったく関係なかった。 左右が不在になった4レーンを1台目からトップで入り、そのまま他を圧倒。2001年エドモントン、03年パリ大会のアレン・ジョンソン(米国)以来となる2連覇を成し遂げ、スタンドを大いに沸かせた。 高校時代はアメリカンフットボールとの二刀流。フロリダ大ではサニブラウン・アブデル・ハキーム(タンブルウィードTC)の1学年先輩として、全米学生選手権3連覇など活躍した。走高跳2m16、走幅跳8m17(追い風参考で8m32)という卓越した跳躍力とスピードが武器で、昨年の全米五輪選考会準決勝では世界記録にあと0.01秒と迫る歴代2位の12秒81をマークしている。 大本命で臨んだ昨年の東京五輪では、10台目のハードルを引っ掛けてバランスを崩した隙をパーチメントにつかれて銀メダルに終わったが、世界陸上で再び世界の頂点に。若き24歳の王者は、このまま男子トッパーを頭一つ抜けた存在としてリードしていくだろう。 ■男子110mH 上位成績(+1.2) 1位 グラント・ホロウェイ(米国)13秒03 2位 トレイ・カニンガム(米国)13秒08 3位 アジアー・マルティネス(スペイン)13秒17 4位 ダミアン・チキェル(ポーランド)13秒32 5位 ジョシュア・ゼラー(英国)13秒33    シェーン・ブレイスウェイト(バルバドス)失格    デヴォン・アレン(米国)失格    ハンセル・パーチメント(ジャマイカ)棄権

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.09.18

400m・中島佑気ジョセフ「たくさんの人に力をもらった」高野超え6位入賞で「見えた景色」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)6日目 東京世界陸上6日目のイブニングセッションが行われ、男子400m決勝で中島佑気ジョセフ(富士通)が44秒62をマークして6位入賞を果たした。 1991年東京大会の高野 […]

NEWS 鵜澤飛羽200mファイナル届かず「全力は出した。それでダメなら負けを認めるしかない」/東京世界陸上

2025.09.18

鵜澤飛羽200mファイナル届かず「全力は出した。それでダメなら負けを認めるしかない」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)6日目 東京世界陸上6日目のイブニングセッションが行われ、男子200m準決勝1組に出場した鵜澤飛羽(JAL)は20秒23(-0.1)の6着。2003年パリ大会の末續慎吾、2 […]

NEWS マクローリン・レヴロン47秒78!!降りしきる雨のなか女子400m世界歴代2位、大会新の激走/東京世界陸上

2025.09.18

マクローリン・レヴロン47秒78!!降りしきる雨のなか女子400m世界歴代2位、大会新の激走/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)6日目 東京世界陸上6日目のイブニングセッションが行われ、女子400mはシドニー・マクローリン・レヴロン(米国)が世界歴代2位、大会新の47秒78でこの種目初優勝を飾った。 […]

NEWS 中島佑気ジョセフ400m6位 3レース連続の44秒台で日本選手過去最高位/東京世界陸上

2025.09.18

中島佑気ジョセフ400m6位 3レース連続の44秒台で日本選手過去最高位/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)6日目 東京世界陸上6日目のイブニングセッションが行われ、男子400m決勝に出場した中島佑気ジョセフ(富士通)は44秒62で6位となり、1991年東京大会で高野進が7位だっ […]

NEWS 中島佑気ジョセフ400m44秒62 高野進を超える歴史的6位入賞を果たす/東京世界陸上

2025.09.18

中島佑気ジョセフ400m44秒62 高野進を超える歴史的6位入賞を果たす/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)6日目 東京世界陸上6日目のイブニングセッションが行われ、男子400m決勝1組の中島佑気ジョセフ(富士通)が44秒62で6位に入った。 日本人選手が世界陸上で決勝を走ったの […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年10月号 (9月9日発売)

2025年10月号 (9月9日発売)

【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/

page top