8月14日、世界陸連(WA)が東京世界選手権の参加資格を示すワールドランキング「Road to Tokyo25」を更新した。
日本勢では8日と12日のWAコンチネンタルツアーで連勝を飾った男子走高跳の長谷川直人(サトウ食品新潟アルビレックスRC)が大量にポイントを稼ぎ、ランキング18位と大きく順位を更新。日本選手権で3位に入っている長谷川は、同1位の真野友博(九電工)、同2位の赤松諒一(SEIBU PRINCE)に次いで、ターゲットナンバー(出場圏内)に入ることが有力となり、世界選手権出場が濃厚となった。
一方、男子400mでは佐藤風雅(ミズノ)がターゲットナンバー圏外に押し出され、現状のままでは個人での出場が難しい状態に。また、男子3000m障害では8月9日に行われた競技会で8人の選手が新たに参加標準記録(8分15秒00)を突破。この結果、出場枠36人のうち、34人が標準突破者となり、ランキングで上位につけていた新家裕太郎(愛三工業)や青木涼真(Honda)が出場圏外となっている。
この他の種目では大きな変動はなかったが、注目は男子やり投だ。36人が世界選手権に出場できる同種目では、日本選手権で87m16を投げて優勝した﨑山雄太(愛媛競技力本部)がすでに内定。また、日本選手権2位のディーン元気(ミズノ)もランキング15位で安全圏につける。3枠目は鈴木凜(九州共立大)が1137点で35位の出場圏内につけているが、1136点で37位の長沼元(スズキ)が追いかける展開となっている。2人はともに15日、16日のAthlete Night Games in FUKUIにエントリーしており、世界選手権代表を懸けた直接対決となる。
参加標準記録および資格対象の有効期間は8月24日まで。8月27日に世界陸連が参加資格者を公表し、9月1日以降に第2次日本代表発表がある。
東京世界選手権は9月13日から21日、国立競技場をメイン会場に行われる。
東京世界選手権 日本勢のワールドランキング
※8月14日時点 種目の右の数字はターゲットナンバー。選手の左の数字はランキング順位。カッコは日本人4番手以下の選手で、相当順位を示す。★は内定選手 ランキング最上位選手を掲載 男子 100m(48) 19 サニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ) 29 桐生祥秀(日本生命) 32 清水空跳(星稜高) (33)守祐陽(大東大) (35)栁田大輝(東洋大) 200m(48) 24 鵜澤飛羽(JAL)★ 28 水久保漱至(宮崎県スポ協) 43 飯塚翔太(ミズノ) 400m(48) 37 中島佑気ジョセフ(富士通) 49 佐藤風雅(ミズノ) 800m(56) 57 落合晃(駒大) 1500m(56) 55 飯澤千翔(住友電工) 5000m(42) 47 森凪也(Honda) 10000m(27) 29 鈴木芽吹(トヨタ自動車) 110mH(40) 9 村竹ラシッド(JAL)★ 17 泉谷駿介(住友電工)★ 19 野本周平(愛媛競技力本部)★ 400mH(40) 31 井之上駿太(富士通)★ 35 豊田兼(トヨタ自動車) 37 小川大輝(東洋大) 3000m障害(36) 3 三浦龍司(SUBARU)★ 37 新家裕太郎(愛三工業) 40 青木涼真(Honda) [adinserter block="4"] 走高跳(36) 10 赤松諒一(SEIBU PRINCE) 11 真野友博(九電工) 18 長谷川直人(サトウ食品新潟アルビレックスRC) (30) 瀬古優斗(FAAS) (32) 原口颯太(順大) (34) 衛藤昂(KDL) 棒高跳(36) 50 江島雅紀(富士通) 走幅跳(36) 24 山浦渓斗(勝浦ゴルフ倶楽部) 25 橋岡優輝(富士通) 34 津波響樹(大塚製薬) (39) 伊藤陸(スズキ) 三段跳(36) 48 安立雄斗(福岡大院) 砲丸投(36) 66 奥村仁志(センコー) 円盤投(36) 44 湯上剛輝(トヨタ自動車) ハンマー投(36) 28 福田翔大(住友電工) (43) 中川達斗(サトウ食品新潟アルビレックスRC) やり投(36) 9 﨑山雄太(愛媛競技力本部)★ 15 ディーン元気(ミズノ) 35 鈴木凜(九州共立大院) (37) 長沼元(スズキ) 十種競技(24) 34 丸山優真(住友電工) [adinserter block="4"] 女子 100m(48) 83 三浦愛華(愛媛競技力本部) 200m(48) 65 鶴田玲美(南九州ファミリーマート) 400m(48) 52 松本奈菜子(東邦銀行) 800m(56) 43 久保凛(東大阪大敬愛高) 1500m(56) 27 田中希実(New Balance)★ 49 木村友香(積水化学) 5000m(42) 12 田中希実(New Balance)★ 36 山本有真(積水化学) 46 廣中璃梨佳(日本郵政グループ) (47) 水本佳菜(エディオン) 10000m(27) 12 廣中璃梨佳(日本郵政グループ) 19 矢田みくに(エディオン) 28 五島莉乃(資生堂) 100mH(40) 29 中島ひとみ(長谷川体育施設) 31 田中佑美(富士通) 48 清山ちさと(いちご) (55) 福部真子(日本建設工業) 400mH(40) 63 梅原紗月(住友電工) 3000mSC(36) 40 斎藤みう(パナソニック) 44 西山未奈美(三井住友海上) [adinserter block="4"] 走高跳(36) 25 髙橋渚(センコー) 棒高跳(36) 41 諸田実咲(アットホーム) 走幅跳(36) 35 秦澄美鈴(住友電工) 三段跳(36) 26 髙島真織子(九電工) 35 森本麻里子(オリコ) 砲丸投(36) 86 大迫晴香(染めQ) 円盤投(36) 38 郡菜々佳(サトウ食品新潟アルビレックスRC) ハンマー投(36) 52 マッカーサー・ジョイ(M.I.A) やり投(36) 1 北口榛花(JAL)★ 15 上田百寧(ゼンリン) 23 武本紗栄(オリコ) 38 斉藤真理菜(スズキ)RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.30
今年最後の大一番!富士山女子駅伝は立命大の連覇か、城西大の2冠か 今日開催
2025.12.29
【高校生FOCUS】走高跳・中村佳吾(関大北陽高)「プレッシャーがあったほうが跳べる」
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝女子(2025年12月14日)
2025.12.21
【大会結果】第37回全国高校駅伝・女子(2025年12月21日)
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝男子(2025年12月14日)
-
2025.12.21
-
2025.12.21
-
2025.12.21
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.30
今年最後の大一番!富士山女子駅伝は立命大の連覇か、城西大の2冠か 今日開催
◇2025富士山女子駅伝(12月30日/静岡・富士山本宮浅間大社前~富士総合運動公園陸上競技場:7区間43.4km) 学生女子駅伝2大タイトルの一つ、富士山女子駅伝が今日(12月30日)行われる。今年1年を締めくくる大一 […]
2025.12.29
【高校生FOCUS】走高跳・中村佳吾(関大北陽高)「プレッシャーがあったほうが跳べる」
FOCUS! 高校生INTERVIEW 中村佳吾 Nakamura Keigo 関大北陽3大阪 毎月恒例掲載の高校生FOCUSは、男子走高跳の中村佳吾選手(関大北陽3大阪)に2025年を締めくくってもらいます。7月の広島 […]
2025.12.29
全日本女王・城西大の赤羽監督は初Vへ「100%が出せれば見えてくる」立命大・杉村監督「この布陣で連覇を」/富士山女子駅伝
12月30日に開催される2025全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)の前日会見と開会式が、29日に静岡県富士市内で行われた。 会見には城西大の赤羽周平監督、大東大の外園隆監督、名城大の米田勝朗監督、東北福祉大の冠木雅 […]
2025.12.29
【箱根駅伝区間エントリー】全日本王者・駒大は6区に3度目となる伊藤蒼唯! 主将・山川拓馬、エース・佐藤圭汰らは補欠
第102回箱根駅伝(2026年1月2日、3日)の区間エントリーが12月29日に発表された。 全日本大学駅伝を制し、3年ぶりの優勝を狙う駒大は前回経験者4人を登録。1区は伊勢路でも同区間で区間4位と好走した小山翔也(3年) […]
Latest Issue
最新号
2026年1月号 (12月12日発売)
箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳
