6月30日から7月3日にかけ、各地で好記録が誕生した。
函館マラソンでは女子ハーフマラソンの部で前田穂南(天満屋)が1時間8分28秒の日本歴代8位タイをマーク。同じく北海道で開催されたホクレン・ディスタンスチャレンジ士別大会でも好記録が連発。男子3000mで世界選手権代表の遠藤日向(住友電工)が7分52秒50で優勝した。女子では豊田自動織機勢が上位を独占。H.エカラレが4分05秒82、田中希実が4分07秒79で続き、3位の後藤夢が日本歴代5位の4分09秒41をマークした。
8月の福島全中の出場を懸けた指定大会も行われ、福岡県中学通信大会では岩本咲真(八屋3)が男子110mハードルで13秒68(+1.8m)の中学新記録を樹立。シニアでも盛り上がっているこの種目で、将来が楽しみな選手が現われた。神奈川県中学選抜陸上では3年男子100mに出場した米山和磨(茅ヶ崎)が予選で10秒69(+1.0)の県中学新、今季中学最高記録をマーク。女子では1年生の吉永ひまり(御幸)が100m予選で全中出場を決める12秒22(+1.9)で走ると、決勝も12秒26(+2.5)で圧勝した。
宮城県中学通信大会の男子四種競技では千葉遼(南方3)が2863点の大幅自己ベストで県中学新を樹立。全国大会でも上位入賞が期待される。新潟県中学通信大会では、昨年の全中女子200m優勝の秋澤理沙(燕吉田3)が予選で24秒58(+1.2)の県中学新をマークすると、決勝も24秒61(+2.1)の好記録で優勝を飾った。同じ北信越地区の長野県でも中学総体が行われ、女子100mで寺平祈愛(木祖3)が予選で11秒89(+0.8)の県中学新。準決勝では追い風参考ながら11秒81(+2.8)をマークした。
神奈川県選手権では男子300mハードルで2015年インターハイチャンピオンの高田一就(ROOTS TOKYO)が35秒46で優勝。安部孝駿(ヤマダホールディングス)が持つ日本最高記録を0.04秒更新した。このほか、男子三段跳の小田大雅(XSPO SEAGULLS)が15m78(+0.4)の大会新記録で制覇。女子では400mハードルで有賀知春(青学大)が58秒57、棒高跳の相原ほのか(筑波大)が3m82、ハンマー投の中務真衣(東海大4)が52m54と、いずれも大会新記録で優勝している。鹿児島県選手権の男子400mハードルでは平田和(松陽高3)が51秒01の県高校新でV。来月のインターハイに向けて、調子を上げている。
大学生では西日本インカレと北日本インカレが開催。西日本では男子4種目で大会新記録が誕生し、砲丸投でアツオビン・ジェイソン(福岡大)が17m49で制覇。三段跳では日本選手権チャンピオンの伊藤陸(近大高専)が16m85(+1.2)の今季日本最高で優勝を果たした。女子では世界選手権代表の青山華依(甲南大)が100mを11秒65(+2.0)の大会新でV。アンカーを務めた4×100mリレーでも44秒99と大会記録を塗り替えて快勝している。北日本では男子100mで木下直(福井工大)が10秒27(+0.6)の北信越学生新で制した。

|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.04.30
【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」
-
2025.04.30
-
2025.04.30
-
2025.04.30
-
2025.04.30
-
2025.04.30
2025.04.29
100mH田中佑美が予選トップ通過も決勝棄権「故障ではない」昨年の結婚も明かす/織田記念
-
2025.04.28
-
2025.04.26
2025.04.12
3位の吉居大和は涙「想像していなかったくらい悔しい」/日本選手権10000m
-
2025.04.01
-
2025.04.12
-
2025.04.12
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.04.30
【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」
山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」 昨年は記念大会となる第100回箱根駅伝が開催され […]
2025.04.30
【高校生FOCUS】男子競歩・山田大智(西脇工高)インターハイで昨夏の雪辱誓う 高校記録更新にも挑戦
FOCUS! 高校生INTERVIEW 山田大智 Yamada Daichi 西脇工高3兵庫 2025年シーズンが本格的に始まり、高校陸上界では記録会、競技会が次々と開かれています。その中で好記録も生まれており、男子50 […]
2025.04.30
5.3静岡国際、パリ五輪代表の坂井隆一郎、200m世界陸上標準突破の水久保漱至らが欠場
5月3日に行われる静岡国際のエントリーリストが更新され、現時点で欠場届を提出した選手が判明した。 男子100mはパリ五輪代表の坂井隆一郎(大阪ガス)が欠場。坂井は4月13日の出雲陸上で脚を痛め、29日の織田記念の出場も見 […]
2025.04.30
26年ブダペスト開催の「世界陸上アルティメット選手権」やり投・北口榛花が出場権獲得
世界陸連(WA)は4月29日、2026年に新設する「世界陸上アルティメット選手権」の大会500日前を受け、昨年のパリ五輪の金メダリストに出場資格を与えることを発表した。女子やり投で金メダルを獲得した北口榛花(JAL)も含 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL)
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)